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LIVE REPORT

山人音楽祭2017

2017.09.23 @ヤマダグリーンドーム前橋

荒金 良介

G-FREAK FACTORY主催による"GUNMA ROCK FESTIVAL"は2012年、2013年、2014年と続けてきて、2015年は諸事情で見送る形となったものの、2016年に"山人音楽祭"とイベント名を変更し、今年2017年に名称変更後2度目の開催を迎えた。今年もバンドと縁の深いアーティストが集い、出演ラインナップも豪華な顔ぶれが揃った。


赤城ステージ:04 Limited Sazabys
まずは群馬出身のラッパー、NAIKA MCが諸注意を含めてラップで前説を務めたあと、午前11時の赤城ステージでトップを切ったのは04 Limited Sazabys。"やまびと!!"とRYU-TA(Gt/Cho)が挨拶すると、「monolith」でスタート。複数のサークル・モッシュができあがると、エッジが鋭い「knife」を投下し、場内は沸騰。"ずっと出たかった。G-FREAK FACTORY尊敬してます!"とGEN(Ba/Vo)は敬意の言葉を述べ、最新シングル「Squall」を解き放つ。切ないメロディで爆走する曲調は、彼らの真骨頂と言っていい。以前よりもメンバー4人が一枚岩となったパワフルな演奏をこれでもか! とアピール。堂々たる貫禄さえ漲るサウンドに魅了された。


榛名ステージ:ヤバイTシャツ屋さん
それからヤバイTシャツ屋さんを観るために榛名ステージへ移動すると、会場はすでにパンパンの観客で溢れ返っていた。「Tank-top of the world」から「無線LANばり便利」へと畳み掛けると、早くも大合唱が起きていた。そして、最新シングル『パイナップルせんぱい』から「ハッピーウェディング前ソング」を披露。キャッチーな歌詞も相まって、場内の熱気を後押しする。後半には"熱いライヴする場所じゃない!"と会場の温度の高さに、こやまたくや(Gt/Vo)が冗談っぽくこぼす場面もあったほど。伸び盛りのヤバT(ヤバイTシャツ屋さん)の人気の高さをまざまざと見せつけられた。


赤城ステージ:HAWAIIAN6
お昼12時を回ると、赤城ステージにHAWAIIAN6が登場。"きれいなドームだからって、遠慮するなよ!"とHATANO(Dr)が先制パンチを浴びせると、「THE LIGHTNING」から演奏開始。うねりを上げるギターと共に、哀愁漂うメロディを存分に振りまいていく。「TINY SOUL」に入ると、サークル・モッシュができあがり、異様に活気づく。地元群馬に根を張ってバンド活動を続けるG-FREAK FACTORYに対する尊敬の念も音に乗せ、「RAINBOW, RAINBOW」、「MAGIC」などを豪快に解き放った。


赤城ステージ:ROTTENGRAFFTY
"ぶっ飛ぶ準備はできてるのか?"とN∀OKI(Vo)が煽ると、ROTTENGRAFFTYのメンバー5人が赤城ステージに姿を見せた。「D.A.N.C.E.」で観客を座らせて"ジャンプ!"と会場全体を完全に掌握。"ひとり残らずかかって来いよ!"とNOBUYA(Vo)も熱く吠え、気迫のこもったパフォーマンスで観客を手玉に取る。また、最新シングル『70cm四方の窓辺』表題曲もプレイし、哀切なメロディにもグッときてしまった。ラストは必殺の名曲「金色グラフティー」で身も心も焼き尽くされた。


榛名ステージ:打首獄門同好会
榛名ステージでは打首獄門同好会が「デリシャスティック」、「きのこたけのこ戦争」と、観客とのコール&レスポンスを意識したノリのいい楽曲を連発。そして、腹に響くヘヴィネスと演歌調の歌い回しがクセになる打首流ミクスチャー・ロック「歯痛くて feat.Dr.COYASS」をここで投下。Dr.COYASSの軽快なラップが炸裂すると、親に肩車された子供もノリノリで騒いでいた。お菓子を食らい、歯をケアしたあとは、さぁガッツリ食べるぞ! と言わんばかりに、最新作『秋盤』から「ニクタベイコウ!」へ突入。これまた空腹中枢を刺激するパワフルな曲調で好リアクションを獲得。最後は「日本の米は世界一」で満杯のフロアをひとつに束ねていた。


赤城ステージ:マキシマム ザ ホルモン
オープニングSEのSPACE COMBINEの「Marching Mint Flavors」が流れると、マキシマム ザ ホルモンが赤城ステージの舞台に立つ。「シミ」で戦闘開始の狼煙を上げ、超ド級のヘヴィネスを叩きつけてくる。"山人音楽祭へようこそ! ウチら4年ぶり"とナヲ(ドラムと女声と姉)が元気良く挨拶すると、次は「F」へ。会場はさらにカオス状態となり、アリーナは地獄絵図の様相を呈す。上ちゃん(4弦)のデジタルチックなベース音が響くと、「便所サンダルダンス」へ。ダイスケはん(キャーキャーうるさい方)、マキシマムザ亮君(歌と6弦と弟)、ナヲの3ヴォーカルの魅力をきっちり落とし込んだノリのいい曲調に興奮しっぱなし。それからも「包丁・ハサミ・カッター・ナイフ・ドス・キリ」、「ぶっ生き返す!!」と必殺のキラー・チューンを放ち、ラスト曲「恋のスペルマ」で享楽のダンス天国を作り上げ、すべての人を歓喜に導いていた。