INTERVIEW
Zephyren代表GEN氏×ROTTENGRAFFTY
2018.06.11UPDATE
2018年06月号掲載
ROTTENGRAFFTY:NOBUYA(Vo) N∀OKI(Vo) 侑威地(Ba) HIROSHI(Dr)
Zephyren代表:GEN
Photo by 結城 さやか
日本武道館でのワンマン公演を10月に行うROTTENGRAFFTYに、Zephyren代表GEN氏が直接インタビューを敢行。19年の活動の集大成としての日本武道館公演に向けた想いや、これまでの艱難辛苦の歩みなど、共に苦しい時期をくぐり抜けてきた者同士が語る特別対談。
GEN:今回は、武道館公演(2018年10月3日に開催される"ROTTENGRAFFTY PLAY ALL AROUND JAPAN TOUR 2018 in 日本武道館")が決定しているということで、浜松の現場に駆けつけさせていただきました(※取材日は"ROTTENGRAFFTY PLAY ALL AROUND JAPAN TOUR 2018"浜松公演前日)。
NOBUYA&N∀OKI&侑威地&HIROSHI:ありがとうございます!
GEN:ここ浜松でのライヴもしっかりソールド・アウトしているよね。
N∀OKI:そうですね。ありがたいです。
GEN:浜松はこれまでもよく来てるの?
N∀OKI:浜松は前のツアー(2015年10月~2016年3月にかけて開催した[ROTTENGRAFFTY "Live Is Beautiful Tour 2015-2016"])でも来てます。約2年ぶりですかね。
GEN:浜松の次はすぐに"ミリオンロック"("百万石音楽祭2018~ミリオンロックフェスティバル~")で石川、続いて長野、富山、また石川と行って、京都に戻って続いて福井と、ものすごい細かく回るよね。KAZUOMI (Gt/Prog)君も復活したということで、良かったよね。
侑威地:もう、めちゃめちゃ復活してますね!
GEN:体調不良でKAZUOMI君がライヴをしばらく休むことになって、そんななかで『PLAY』(2018年2月リリースの6thアルバム)は結構ギリギリの状態で完成させたんじゃないかと。
NOBUYA:そうですね。結構切羽詰まった状況っていうのがここ何年間か、ツアーやってリリース、ツアーやってリリースって、ずっと続いていたんで、ツアー中に曲を作って、ツアーの合間にレコーディングもしてっていう。それが続いていくなかで、KAZUOMI的にはちょっと休憩が欲しいというか、体力的にもちょっと疲れていて、このサイクルが続けられなくなってきてたんだと思うんです。それが、メンバーから見てても"KAZUOMIちょっと危ないな"っていう状況が何度もあったんで、ライヴ活動は1回休んでもらって、"僕ら4人でやるから"っていうことになって。でも、KAZUOMIの中にも"『PLAY』っていうアルバムを完成させるんや"っていう責任感は強くあったので、レコーディング作業は引き続きやってもらうっていうことになったんです。それで僕らは、レコーディングしつつ、ライヴ活動もしつつっていうのを止めずにやるっていうことで、お互いに安心材料を約束したっていうかたちになりますね。
侑威地:でも、このツアー始まってからはめちゃめちゃ元気ですね。もう結構回ってますけど、すごく楽しそうです(笑)。
GEN:4人でやってたときっていうのは、どんな感じだったの?
N∀OKI:やっぱり、5人の大事さっていうのも当然わかったし、4人でも活動を止めたくないっていうのはあったから。普通やったら、コンポーザーがおらへんようになったら中止になっちゃうんですけど、どうしても止めたくなくて、4人で"いつかKAZUOMIが帰ってくる!"って思って、いつ帰ってくるかわかってなかったんやけど、それまで俺らが保つ、みたいな気持ちで。だから、KAZUOMIの場所に侑威地が来たりして、お客さんも最初戸惑ってたと思うんですけど、思ってる以上に俺らがいつも以上の勢いでいってたので、それが対バンのバンドとかにも伝わって感動してくれたりとか、それが自分らのエネルギーになったりもしてたし。
GEN:強くなったというか、成長するような感覚?
NOBUYA:そうですね。当たり前じゃないっていう状態でやれてたんで。『PLAY』の曲もできてましたし、KAZUOMIが帰ってくる前にと思って練習しつつ、万全の状態を心掛けてやってました。言ってもライヴは4、5回でしたけどね。
GEN:でも、KAZUOMI君が戻ってきて、またガラッと変わったんじゃない?
N∀OKI:全然ちゃうんですよね、ほんまに。びっくりするくらい"これや!"みたいなのがあって。
NOBUYA:やっとパーツが揃った、みたいな感じですね。
N∀OKI:改めて、"この5人でないと"っていうのをすごく思いましたね。
GEN:新鮮ではあるよね。俺も観てみたかった。変な感覚になると思うけど。
NOBUYA:もう観れないですよ(笑)。
一同:(笑)