INTERVIEW
Zephyren × ヒステリックパニック
2019.07.11UPDATE
2019年07月号掲載
7月20日に渋谷THE GAMEにて開催される"In The Family vol.8"に出演するヒステリックパニックより、とも、$EIGOのふたりがZephyren対談に登場。これまでの"A.V.E.S.T"への出演について、10月9日にリリースする3年ぶりのアルバムについて、そして"In The Family vol.8"に向けてなど様々に話した対談をお届けする。
ヒステリックパニック:とも(Vo) $EIGO(Gt/Cho)
Zephyren:GEN(代表)
インタビュアー:米沢 彰 Photo by 濱谷 幸江
-ヒスパニ(ヒステリックパニック)は前回(※2019年1月号掲載)、"A.V.E.S.T"特集で夕闇(夕闇に誘いし漆黒の天使達)、オメでた(オメでたい頭でなにより)と一緒に出てもらいましたね。
とも:あれは反響ありましたね。オメでたはこれまで絡んだことありましたけど、夕闇はこれまで一緒にやったことが特になくて。夕闇は今勢いがすごいので、そこに絡んだことのない2バンドがいて、GENさんと乾杯していた姿がかなり斬新だったみたいですね。
$EIGO:みんな結構飲んでたんですよね。結構飲んでたのに、みんなちゃんとしゃべれるんだなって思ってました(笑)。
GEN:バンド名の由来とかみんなそれぞれあって。"なるほどねぇ"って、"みんないろいろ考えてるんだなぁ"って思ったよね。
とも:GENさんもZephyrenの由来を話していて。あのときはGENさんも意外と真面目でしたよね。
GEN:恥ずかしかったけどね。
-どの話が一番面白かったとか覚えていますか?
とも:一番面白かったところは全部カットされたとこじゃないですかね(笑)。
一同:(笑)
とも:裸になった話とかばっかり(笑)。
$EIGO:バンドマン的だよね。
とも:そういう連載ですからね。
-今年の"A.V.E.S.T project vol.13"は楽しめましたか?
とも:初めてのO-EAST(渋谷TSUTAYA O-EAST)でしたけど、終わってからいろんな大人とか関係者とかバンドマンからめちゃめちゃ褒められました。初O-EASTで気合が入っていたっていうのももちろんありますけど、セットリストも含めて全力でぶちかまそうってやったら評判が良かったんです。熱量がちゃんと具現化できたのかなって。
$EIGO:ワンマンなんじゃないかってぐらいでしたね。ライヴに関しては一片の悔いもないです。アフター・パーティーも含めたら皆勤賞ですし。だいたいいつも記憶がないんですけどね。
GEN:俺もいつも記憶が曖昧(笑)。終盤のヤバめの記憶しかない。
とも:出番が早いときが多くて、出番終わってから$EIGOのDJまで12時間とか空いたりするんですよね(笑)。
一同:(笑)
GEN:でも頭でカマしてくれるのは大事なんだよね。そういうとこが好きだし。
とも:いろいろイベント出てますけど、頭か最後のときが多いんですよね。それはそれでありがたい話ですけど。真ん中らへんで出ることがあんまりないんです。
GEN:"FREEDOM NAGOYA2019"もすごかったよね。
とも:朝の10時ですよ。でもそれだけいいポジションをいただいているので、毎年責任重大だなと思いながら頑張っています。すごく楽しかったです。
-GENさんはO-EASTでのヒスパニは観てましたか?
GEN:今回は結構ちゃんと見れました。O-EASTは初めてだったからよく観たいなと思ってて。"やっぱいいな、頭だな"って思っていました。
-ヒスパニはその前にも単独で対談に出てもらってて(※2016年11月号掲載)、そのときは下北でカレーを食べたり、スナックで動画を撮ったりしたんですけど、あのときのことは覚えていますか?
とも:この連載、実はちょくちょく見てるんですけど、俺らの回を超える内容はまだないなって思ってます(笑)。
一同:(笑)
GEN:あのスナックはヤバかったよね、動画が。
とも:GENさんが両脇に女の人抱えて(笑)。
GEN:スケジュール合わなかったけど、ああいうことを名古屋でやったら面白いなと思ってたんだよね(笑)。
とも:あれ超えていきたいですよね。
-ヒスパニは今年の10月9日に3年ぶりのアルバム『サバイバル・ゲーム』を出す予定ですね。先行配信シングル「弱虫ライオット」もすでにリリースされていますが、反応はいかがですか?
とも:大物アーティストかってぐらい間が空きましたが(笑)。「弱虫ライオット」はライヴ前提で作ってて、リリースの前にライヴでやったりもしてるんですけど、自分たちのファンには早くも浸透していて、言わなくても一緒に歌ってくれるし、合いの手を入れてくれるし。だいぶ聴きやすい曲だと思うんで、この曲が入口になるかなって。今後、フェスとかサーキットとかで知らない人が大勢いるなかでライヴをするときの武器が、ひとつ増えたなって感じですね。
$EIGO:盛り上がって見えるのって、お客さんとバンドが一緒に歌ってたりとか、手を振ってたりとか、みんなで同じことをやっている状態だと思うんですよね。「弱虫ライオット」はそういう方向に振り切った曲なので、まだリリースしたばっかりではありますけど、どんどん浸透させて、"あのバンドヤバい"って感じになるようにしていきたいです。この曲には一片の悔いもないですね。
GEN:あの曲はMVもちょっと変わってるよね。
とも:今回結構ポップな曲だったんで。俺たちってヴィジュアルのパンチが強すぎちゃって、毎回楽曲がそっちに引っ張られがちで。今回は楽曲をフラットに聴いてもらいたいと思ってて、関西の吉本ユータヌキさんという方に相談しながら初めてアニメーションでのMVを作ってみました。
GEN:かわいい感じのキャラクターだよね。
とも:あれもゆるキャラ的な感じでJKの間とかで流行ってくれないかなって。
$EIGO:17歳の間で流行ってほしいね。セブンティーンの間でね。
-3年も間が空いているというのはちょっと意外に感じました。そこまで空いた気がしないですよね。
$EIGO:ミニ・アルバムやEPはコンスタントに出してましたからね。6、7曲入ってたりして、それ2、3枚あればアルバムより曲数多くなるっていう。
とも:逃げてました(笑)。フル・アルバム作るのが嫌すぎて、小出しにして逃げ回ってたんですけど、いよいよ重い腰を上げて。
-急かされたりはしなかったんですか?
とも:うまいことレコード会社の人を騙したりして。"今じゃないです"とか言って(笑)。
一同:(笑)
-間が空いたぶんアルバムへの期待は高まっていると思うのですが。
とも:でも時代的にあんまりパッケージって関係なくなってる気がしてて。昔ってアルバムに導くためのシングルって位置づけでしたけど、今は聴き方も変わってきたので、アルバムが今までの位置づけとは変わってきていて、ひとつの節目でしかないというか。曲が溜まったんで出しますみたいな感じで、前よりはフラットになってきていると思うんですよね。なので、"ここらで出しとくかー"みたいな感じで、気負いとかは割とない感じです。
$EIGO:アルバムって、ライヴのセットリストが大幅に変わるので、大幅アップデートみたいなものだと思うんですよね。やっぱりアルバム・リリース・ツアーだったら、お客さんがもともと聴きたい曲ももちろんやるかもしれないですけど、新しいアルバムからの曲を多くやることになるので、一曲一曲を大事にしないとなって思ってやっています。
GEN:アパレルはシーズンがあって、毎年決まった時期に出していくから、その感覚ってあんまりわからないところがあるんだよね。
-たしかにアパレルで何年かぶりに新作とか無理ですもんね。
GEN:たまに活休したいなとか思うんだけどね(笑)。
一同:(笑)
GEN:"1年ぶりに展示会やろうかな"とかね。でもそうしたら怒られちゃうから(笑)。