DISC REVIEW
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今作は"ネガ(陰)"を"ポジ(陽)"に変えて、人生をサバイバルするんだ! という彼ら流の前向きな気持ちを詰め込んだ作風になっている。「弱虫ライオット」もまさにそうで、ひとりでクヨクヨ悩まずに一緒に歌って元気を出そう、というメッセージが込められているようだ。音楽的にはトリプル・ヴォーカル編成のラウドロックを解き放っているものの、ポップ且つキャッチーなメロディ・センスも相変わらずの素晴らしさ。ノリのいいリズムを用いた「ALIENS」、極悪なダークさで迫る「アウトレイジ」など、曲調もバラエティも豊か。作品トータルで楽しめる極上の1枚だ。また、モーニング娘。のカバー「恋愛レボリューション21」も収録。これがまたハッピーな仕上がりで、ライヴで盛り上がりそう。 荒金 良介