DISC REVIEW
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"しゅきしゅきしゅきしゅき~"のリフレインが頭にこびりついて離れない、中毒性に満ちた「ガチ恋ダークネス」をはじめ、盛り上がりが容易に目に浮かぶ「A:LIVE」、ミクスチャー・サウンドをグルーヴ感たっぷりに仕上げた「Head Bang!」、ハチャメチャでアッパラパーな「全日本ぬるぬる音頭」、最後にヒスパニらしさを全開で爆発させた「swan song」など、ライヴ向けのノリを大事にしながらも、持てるサウンドの軸を多彩に展開したミニ・アルバム。ついに7弦ギターを解禁し、これまで以上のヘヴィネスを手にした今作は、エクストリームJ-POPの進化版として、ヒスパニのマイルストーンとして記録すべき作品となった。バンドとしては最多、最長のツアー、そしてワンマンの会場としては最大となるO-EAST公演を控え、さらなる成長をすでに予見させる意欲作。米沢 彰