INTERVIEW
Zephyren代表GEN氏×ROTTENGRAFFTY
2016.10.11UPDATE
2016年10月号掲載
ROTTENGRAFFTY:NOBUYA(Vo) N∀OKI(Vo) 侑威地(Ba)
Zephyren:GEN(代表)
インタビュアー:米沢 彰 Photo by 木場 ヨシヒト
-GENさんとみなさんは10年以上の付き合いとうかがっていますが、最初の出会いは覚えていますでしょうか?
侑威地:覚えています。
NOBUYA:もう15年以上かな?
N∀OKI:まだ知名度がないときからむっちゃサポートしてくれるから、ある意味ちょっと怖かったですけどね。
GEN:俺がまだイケイケで頭おかしかったころだね。ちょっと昔の記憶があまりないので(笑)。
N∀OKI:"持ってってよ! 持ってってよ!"って、袋にうわーっと服入れてもらって(笑)。
NOBUYA:今でこそいろんなアーティストが着てますけど、サポートされたのはたぶん俺らが最初やったんちゃうかな? くらいの感じでしたよね、あの当時。
N∀OKI:10-FEETも一緒くらい?
NOBUYA:いや、10-FEETは俺らのあとやもん。
N∀OKI:FLOWもおったやん。
NOBUYA:あ、FLOWが先か。
N∀OKI:FLOW、ロットン(ROTTENGRAFFTY)、10-FEETくらいかな。
GEN:京都にヤバいバンドがいるって聞いて、出張中に途中下車で京都に降りて、ライヴ観て。で、たぶん俺が酔ってよくわかんないことを喋り倒したんだと思う。で......覚えてない(笑)。
一同:(笑)
侑威地:うちらが結成1年目くらいですよね?
GEN:そうだった?
N∀OKI:そうです、そうです。
GEN:俺も、ブランド始めて1年目か2年目だったよ。
N∀OKI:始めた時期は一緒でしたもんね。
GEN:懐かしいな......。でも今でも思い出せるのすごいよね。
NOBUYA:やっぱ最初にサポートしてくれたっていうのがあるし。
GEN:俺そのとき、すげぇ変な髪型してた気がするんだよな。
N∀OKI:ロン毛でしたよ。今とあんま変わってない。
NOBUYA:グラサンの奥は殺し屋みたいな目をしてましたけどね(笑)。
N∀OKI:グラサンの色はもっと濃かったですけどね。目がわからないくらい。最初、黒澤明かなと思った(笑)。
一同:(笑)
GEN:ホント、記憶ないんだよなー。あのころの自分、嫌いだからなー(笑)。
NOBUYA:優しさも威圧感も、すべてが怖かったですよ。
GEN:優しさなんてないと思う!
N∀OKI:いや、優しかったですよ!
NOBUYA:優しすぎて、怖いんですよ。
GEN:優しかった?
N∀OKI:他の人に対しては、"怖っ!"っていうこともありましたけど、俺らに対しては優しさがありましたよ。
GEN:そのころの自分って優しさがないイメージがあって。問題もよく起こしてたから。
NOBUYA:知ってます(笑)。
GEN:そうそう。それでそういうのはいけないなって思って、今の俺があるから。だから、ホントに失礼なこととかしてなかったかなって。
NOBUYA:1回もないですよ。俺らに対しては、めちゃめちゃ優しかったんで。
GEN:じゃあ、よかった(笑)。
NOBUYA:だから、その優しささえも、"なんで俺らこんなに優しくしてもらえんのやろ?"って思って、怖かったっていうのはあります。
N∀OKI:当時はスーツ着てたから、ステージでは一切(ブランドのアイテムを)着てなかったし。
GEN:そんなに覚えてないんだけど、昔の俺って、結構冷たいイメージもあるんだよね。
NOBUYA:そんな変わらないですよ。
GEN:なんか違った人格だったのかな? 別人格が入ってたのかな......。
一同:(笑)
GEN:嫌なことはすぐ忘れるから、記憶にないんだよね。
NOBUYA:着火スイッチみたいなのは多かったと思います。今はそんなにないんですけど。
GEN:うん、あったと思う。
侑威地:スタッフさんにめっちゃ怒ってるところとかは、よう見てましたね。
N∀OKI:あれか......超怖かったね。でも、最近はないっすね。