MENU

激ロック | ラウドロック ポータルサイト

INTERVIEW

ROTTENGRAFFTY ―NAOKI & NOBUYA(Vo)編―

2011.02.08UPDATE

2011年02月号掲載

ROTTENGRAFFTY ―NAOKI & NOBUYA(Vo)編―

Member:NAOKI(Vo) NOBUYA(Vo)

Interviewer:ムラオカ

-前回の代官山UNIT公演では東京でのツアー・ファイナルが初めてソールド・アウトしたとMCで言っていましたが、そんなことも含め外から見ているとバンドとして今一番勢いに乗っている状態に感じますが実際のところいかがですか?

NAOKI(以下NA):言われた通り実際一番勢いに乗ってる時かなって、AUTOMATIC LOVELETTERのような感じなんですよ、ぶっちゃっけ(笑)。ほんまに、東京でソールドっていうのは嬉しかったですね。こんだけやってきて良かったなぁみたいなんはすごい感じます。

NOBUYA(以下NO):イベントでソールド・アウトっていうのは都内でも何回かあったんですけど、でもやっぱ自分らのツアーって特に関東って難しいんですよね。俺らの気持ちがとか、メッセージがとか、音のかっこ良さとか、パフォーマンスとかって全部含めて、伝わったんちゃうかなと思って次来てみたら、あれ?っていうことが何回もあったし。でも『This World』ツアーの代官山UNITのファイナルは、本気で待っててくれたみたいな。ほんまに“ツアーお疲れさん”、“おめでとう”と言ってくれてるお客さんがめっちゃたくさん来てくれてたんで、感慨深げで、ほんまにいいツアー・ファイナルを東京で迎えれたんじゃないかなぁと思いました。

-10年間衣装であったスーツを脱ぎ捨ててから8ヶ月が経ちましたが、実際にスーツを脱ぐ前と今では気持ちの上で変化はありますか?

NA:まずは身体的にやりやすい、動きやすいってのは正直ありますね。10年やってきて、ビジュアル的じゃないとこで、伝えられるぐらいのものは十分あるって思ってたんで、タイミング的にもちょうど良かったです、一新された感じで。

NO:初めはすごい抵抗あったんですけど、やっぱりスーツでビシッときめてからステージに向かうっていうのが、ライヴ前の精神統一じゃないですけど、それで気合が入るみたいな。しっかりカッター・シャツ着て、ネクタイ締めて、スーツ着てっていうのが、ステージに立つための気合いのスイッチが入るってことはあったんですけど。だから画的にどういう風にお客さんに映ってるんかなぁっていうところも気になったし、自分としても精神的な部分で行くぞっていうスイッチをどうやって押そうっていうのは、初めはすごい悩みましたね。見た目も大事な部分がいっぱいあるとは思うんですけど、ツアーをするにつれて、ぶっちゃけ関係なかったのかなぁというのはあります。やってきた意味はあると思うんですけど、そういうところじゃなかったってのすごい感じました。

-サラリーマンが仕事に行く時スーツを着るような感覚に近い感覚を持っていたのかなぁと思っていたのですが。

NA:僕は、あんまりなかったですね。動きやすい感じでやりたいっていうのが先行してたんで、まぁ単に僕がデカなってきただけなんですけど、スーツがちっちゃくなって、はい(笑)。

NO:スーツ着て暴れまくってるバンドもいなかったんで、初めに提案してきたのはNAOKIだったんですけど、ミクスチャー・ロックをやってるバンドで、スーツ着ながら暴れたくってるようなバンドなんていなかったし、そこはめっちゃ面白いなぁと思ってやり続けてたんですけど。

NA:最終的にはやっぱ暑さがハンパないんで、脱いでワイシャツでやってもどんくさなるんで脱げへんし。他のバンドをパッと見るとみんなTシャツに短パンで夏フェスとかでやってるのに、“わしらスーツかい!フェス似合わな!”みたいな(笑)。

-確かにフェス仕様じゃないですね(笑)。

NA:はい、フェス仕様じゃないですね(笑)。

-10年間もやってると脱いだらファンが離れちゃうんじゃないかと不安はありましたか?

NA:その不安は正直なかったです。

NO:僕は凄いありましたね。

-バンド・メンバーみんなの中でもいろいろな意見が飛び交ったりしてたんですか?

NO:そうですね、KAZUOMIとかも、僕と近い想いがあったのかもしれないです。今まで着続けてきたものに対して、今まで着いて来てくれたお客さんはどう思うんやろうっていう不安は多分KAZUOMIとかもあったと思いますね。

-4thアルバム『FAMILIARIZE』完成おめでとうございます。前作リリースからわずか、10ヶ月でフル・アルバム・リリースには正直驚きました。レーベル移籍云々の問題はあるにせよ、どちらかというとロットンは寡作なバンドというイメージだったので。

NA:4年間出してなかったけどレコーディグはずっとしてたんで、新たに下ろした曲もあるんですけど、ずっと弾薬庫に入ってた楽曲もあったんで、その辺はスムーズになったんでしょうね。急遽3曲ぐらいちょっとアルバムの感じちゃうな言うて、弾薬庫に入ってた3曲と入れ替えたりしてたもんな?