INTERVIEW
Zephyren代表GEN氏 × MY FIRST STORY
2018.12.10UPDATE
2018年12月号掲載
MY FIRST STORY:Hiro(Vo) Teru(Gt) Nob(Ba) Kid'z(Dr)
Zephyren:GEN(代表)
インタビュアー:米沢 彰 Photo by 結城 さやか
横浜アリーナ2デイズとなるツアー・ファイナル公演"S・S・S TOUR FINAL at Yokohama Arena"を1月11日、12日に控えたMY FIRST STORYとZephyren代表GEN氏との対談が実現。キャリア史上最大規模の公演に向け、直近のバンドの歩みから、当日への意気込みまで、ざっくばらんに話した。
-今回でMY FIRST STORYとしては3回目の対談登場となります。前回が2017年の4月でしたので、約1年半ぶりの登場になりますね。"Zephyren presents A.V.E.S.T project vol.10"出演をはじめ、かなり目まぐるしく動いていましたが、特に印象に残っていることはありますか?
Teru:開催中のツアー"MY FIRST STORY S・S・S TOUR 2018"(※取材は11月下旬)ですかね。今回は初のホール・ツアーで2日間の大阪公演からスタートしたんですけど、最初は僕らもどういう感じでいったらいいかわからない状態で不安を抱きつつ、お客さんも戸惑いながら始まった感じがあったんです。けど、今4本目を終えていろんなものが見えてきて、お客さんも楽しませられているなって実感ができているツアーになっているので、残りの名古屋と横浜アリーナ2デイズに向けて頑張っていけたらなと思います。
Nob:『S・S・S』(2018年10月リリースのフル・アルバム)でオリコン1位を取れたことですね。今まではなんだかんだで取れていなかったんですけど今回は取れたので、やったなという感じはあります。ただウィークリーは取れなかったので、次はウィークリーで1位とか、残るものを残せればなという感じです。
-最近だとガリットチュウ福島さんのモノマネがかなりバズってましたね。
Kid'z:改めて見てもまじ不細工(笑)。
Teru:よく見たらファンデーションを顔の真ん中にしか塗ってないよね。
Kid'z:顔が小さく見えるようにね(笑)。
-あのネタはめっちゃ面白いですが、どなたの発案ですか?
Nob:アルバムの特典で、気づいたらやってました。逆になんでやったのかレーベルに聞きたいぐらいで(笑)。
-"INTACT RECORDS TOUR"を今年、3年ぶりに開催したのも印象的なのではと思います。前回の"MY FIRST STORY vs ANOTHER STORY"はAnother Storyとのツーマン・ツアーとしての位置づけが強い内容でしたので、会場の規模感も含めて前回とはずいぶん違う内容になったのかなと思いますが、実際はいかがでしたか?
Hiro:そのときにハマっていた人を誘ってみたんです。全バンド、ライヴを観たことがあったんですよね。
Nob:FIVE NEW OLDとかは昔よくやってたよね。
Hiro:ジャンルがめっちゃ変わったんだよね。さらに好きな感じになっていて"カッコいい!"みたいな。
Nob:個人的にFIVE NEW OLDとはよく飲んでいて"一緒にまたやりたいね"って話していました。そういうタイミングで、Hiroが知らない間に誘っていたみたいで、"呼んでくれてありがとう"って言われて。"え? 俺、知らないぞ"って(笑)。
Hiro:なんか気まずい感じに。
一同:(笑)
Hiro:音源を聴いて"カッコいいな"と思った人たちとしかやりたくないので――
Nori(MY FIRST STORYプロデューサー):Hiroがカッコいいって言っていたあいみょんは今年"NHK紅白歌合戦"に出ますからね。もっと早く教えてほしかったわ。
Hiro:ずっと言ってたよね。"この子は絶対売れる"って。
-あいみょんはリスナーだけでなく、業界関係者からの評価も高いですよね。個人的には酸欠少女さユりとのコラボ・シングル『レイメイ』(2018年12月5日リリース)が印象的です。"ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2018"のステージでのコラボから始まり、アー写にミュージック・ビデオと、すごく丁寧にここまでが作られているのに驚きました。
Hiro:[MY FIRST STORY "MMA" TOUR 2017]のときに広島でさユりに出てもらって、そこが初の絡みでした。打ち上げのときに"一緒にやったら面白そうだよね"って話になって。前にナノと一緒にやったときは、やっているジャンルはそこまでかけ離れていないけど、(ファン)層が違うというか、それぞれなんとなく知っているけど、がっつり聴いたことがない人たちが合わさったらどうなるだろうって、実験的な部分もあったんですね。そしたら僕ら自身も違和感なくできて、成長もできたんです。さユりも違う層だし、ジャンルも若干違うし、単純に声がカッコいいなと思って、できることもたくさんあるんじゃないかと。あまり他のアーティストとコラボしてなかったし、このタイミングでやってみるのも面白いかなと思ってたら、タイミング良くTVアニメ"ゴールデンカムイ"のタイアップの話があり、大船に乗っかったみたいな感じです。
-ジャンルは違うところもありつつ、うまくハマっているなと思いました。作詞がさユり&Hiro、作曲がさユり&Sho(Gt/※活動休止中)、編曲がMY FIRST STORYと全面的にコラボレーションしていますよね。
Hiro:基本はほぼさユりが作ってましたね。もとのメロディとか大枠はさユりのものがあって、ちょっとずつ"僕だったらこうするかな"っていうのを伝えました。曲のイメージは0から1を作った人が持っているものだと思っているので、大幅に変えてもなって。"新しい挑戦としてやってみてもいいんじゃない?"みたいなエッセンスで語りを加えたりもしましたね。
-編曲はどんな感じでした?
Nob:MY FIRST STORYのいつもどおりのレコーディング方法でやりました。コラボだからって変に気を遣ったりはせず、いつものMY FIRST STORYになったと思います。