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INTERVIEW

Zephyren代表GEN氏×ROTTENGRAFFTY

2018.06.11UPDATE

2018年06月号掲載

Zephyren代表GEN氏×ROTTENGRAFFTY

ROTTENGRAFFTY:NOBUYA(Vo) N∀OKI(Vo) 侑威地(Ba) HIROSHI(Dr)
Zephyren代表:GEN
Photo by 結城 さやか

GEN:最後に何か伝えたいことある?

N∀OKI:とりあえずはもう、武道館に来てくださいっていう、それだけですね。

GEN:今はその武道館に向けて進んでるけど、あくまでも武道館っていうのは通過点じゃない? いろいろやっていくなかで、この先に見えてくるものっていうか、そういうこともちょっと聞いておきたいな。

NOBUYA:KAZUOMIも同じこと言ってましたね。"武道館は通過点だ"って。俺もそう思うし。20周年に向かう、大きな足掛かりですよね。今はそこから、20周年に向けてまた跳ねたろっていう気持ちです。20周年は、今いろいろアイディア出してるんですけど、このツアーで足りなかったことをもう1回やらないといけないなって。例えば、各地集中したツアーをしたい、とか。GENさんにもちょっと手伝ってくださいって話をしましたけど、そういうこともしたいですよね。僕らだけじゃなく誰かと組んで、いろんなことをやりたい。このツアーにゲストを呼んでることももちろんそうやし、仲間とロットンの20周年を作っていけるようなことをたくさんやりたいなって。別にワンマンが嫌いってわけではないですけどね。20周年だからこそ、この20年間で出会った人たちと何かやりたいっていう。

GEN:最近よく思うことなんだけど。武道館もそうだけど、20周年も、すべてはいつか通過点になっていくわけじゃない。それで、到達点っていうのはどこを目指してやっていくのかなって。

NOBUYA:20周年目前でコケるようなバンドってダサいなと思ってたんで、"とりあえず20周年までは全力で走ろうよ"って。そういう話をみんなでしたんですよ。だから、僕の中では20周年の1年間をとりあえずがむしゃらにやり切るっていうことしか今は考えてなくて。その先は、20周年やったあとに、何か見えるんじゃないかなと。

GEN:やっぱり、やった結果があって次の道がまた見えてくるってことだよね。目の前に見えてることにまず集中してやり切らないと、変なわだかまりができたりするから。

N∀OKI:今は武道館ですけど、すべては20周年の1年が終わってから、ですよね。そこでどうなるかは、まだ考えてないです。だから、ほんまにその20周年を思いっきりやり切ったあとに感じるもの、それがすべてですね。

GEN:そこに全身全霊を尽くすことだよね。

N∀OKI:そうですね。

侑威地:たぶん、20周年をやってる最中に、いろいろ考えることはあるんじゃないかと思いますね。今はもうまったく想像もできないですけど。

N∀OKI:メンバー5人、こうやってROTTENGRAFFTYに19年間注いできたんで。

NOBUYA:到達点なんて、一生ないような気がしますね。

GEN:到達点が見えてしまうっていうのも怖いよね。

NOBUYA:怖いですね。仮にそういうものを感じてしまったら、それ以上ないわけじゃないですか。

GEN:俺なんかも、節目節目でいろいろやりたがるタイプだけど、その節目が大事なんだもんね。

NOBUYA:目標は立てないといけないですから。

GEN:考えてたこともすべてうまくいくわけじゃないし、そこからまた目標を決めての繰り返しだよね。残り少ない人生だし、そうやってひとつひとつ楽しんでやっていきたいよね。

NOBUYA:本当にこの年までバンドやってると思ってなかったですからね。でも、僕らみたいな年齢とかキャリアのバンドが結構残ってるんで、そこからも刺激を貰ってますよ。

GEN:俺も、みんながいるから、こうやって浜松まで駆けつけてね。心残りは明日のライヴは帰るから観れないことだけど(笑)。

NOBUYA:こうして来てもらえるだけで嬉しいですよ(笑)。

N∀OKI:GENさんも、こうやって現役でやり続けてるっていうことが僕らの刺激にもなるので。

GEN:俺はやっぱり前線にいられなくなったらダメだなって思うから。うまくいってないときでも、前線にい続けるってことが大事かなって。

N∀OKI:そうですね。

NOBUYA:最前線にいられない状況になったら、もう終わりじゃないですか。だから、そういうことも20周年でもしかしたら感じるかもしれないし、"俺らはこれからもまだ最前線にいられるんや"って思ったら、やり続けるやろし。他の頑張ってるバンドに顔向けできないようになったら、もうそこにいられないですからね。

GEN:その気持ちがあればずっと続けていけるし、これからもみんなで続けていけたら、もっと楽しいことがもっとできる気がする。わからないけど、60歳までよろしくお願いします(笑)。