MENU バンドTシャツ

激ロック | ラウドロック ポータルサイト

INTERVIEW

10-FEET

2009.09.14UPDATE

10-FEET

Member:TAKUMA(Vo&Gt) NAOKI(Ba) KOUICHI(Dr)

Interviewer:TETU★KID

-7月号の激ロックフリーマガジンで表紙を飾っていただいたのですが、侍のアーティスト写真がかなり話題になっています。10-FEET的に今回このアー写で表紙を飾ったことに関しては如何ですか?

KOUICHI(以下:K):まさしく狙い通りです。

NAOKI(以下:N):嬉しいですね。

TAKUMA(以下:T):そうですね。願えば夢って叶うんだな。と思いました。

-この写真には他に何パターンかあるんですか?

T:残念ながら、かなりのパターンがあります(笑)

-そして、アルバム『Life Is Sweet』完成おめでとうございます!完成させた今の率直な感想を教えてください。

T:ドゥーン!みたいな感じですかね。

-・・・えーと、他には?

K:TAKUMA、困ってはるやないか(笑)

T:楽しいアルバムが、痛快なアルバムが出来ました。ガチコーン、バコーンなアルバムが出来たと思っています。

-以上でしょうか?

N:改めてアルバムを通して聴いてみても、全然早くて。え、もう40分たったん?って感じの疾走感があるアルバムに仕上がっていると思います。

-前回インタビューさせてもらった際にまったくアルバムに関しては出来上がっていない、もしかすると発売が遅れるかもなんてことも仰ってましたが、それほど苦労されたんでしょうか?具体的に一番苦労された点を教えてください。

N:アルバムのレコーディング期間としては今までで一番短かったですね。僕らとしてはこの短期間で詰め込めるものは全て詰め込んだつもりですね。

K:もうアルバムも6枚目なので、レコーディングの要領というか、コツを掴んでいるのでそれほどの苦労は無かったですね。

-TAKUMAさんは如何ですか?

T:作曲とレコーディング自体にすごく勢いがあったんです。それが結果、アルバムにそのまま反映されているんですね。作業を進めて行って最終段階でほとんど迷うことが無かったんですよ。ズバッと決まる感じが多くて。ドスコーイって感じだったんです。

-擬音が多いですね(笑)

T:(笑)今までは新しいアルバムを作るたびに、色んな変化球を覚えてきたんですね。変化球を覚えて、フォークの後に決め球のストレートで三振を取るみたいな。でも今作はすべて渾身のストレートを投げまくっているような感じですね。もう体に染み付いて離れないくらい色々なことをしてきたので、ストレートを思いっきり投げても少し変化が掛かって曲がってしまったりとか、そういう効果みたいなものも自分たちで作っていて感じたし、ストレートにロックしているつもりがミクスチャーになっていたりとか、それは色々いじったり曲げたりしている自覚が無いからミクスチャーをロックできるというか、思い切ってやってましたね。

-その勢いっていうのはいつ頃から生まれてきたものなんですか?

T:京都大作戦の1回目が中止になった頃からですね。この頃から今の勢いが形成されていたんじゃないかなと思います。その後大作戦が開催されて、初年度と同じメンバーが集まってくれて、凄い奇跡がおきて、感動して、そこで本当にバンドって楽しいなって思ったんですね。さらに大作戦に参加してくれるバンドがいてオーディエンスがいて、スタッフがいてと、本当にその楽しさを噛み締めて、僕は本当にバンド、音楽の楽しさを再認識したんです。そしてその楽しさを感じたまま、アメリカ西海岸ツアーに行って、ロックの本場のカルチャーを感じて、食らって、「あぁ、俺たちこの国の人の音楽を聴いてバンドをやりたいと思ったんだな」って改めて思って、音楽を始めた頃の思いを再認識したんです。で、日本に帰ってきて曲を作り始めたんですけど、何となく力を抜いてあまり何も考えずに曲を作ると、西海岸のロックしている雰囲気だったり、ヴァイヴスだったりを感じさせる曲が生まれるんですよね。そういう流れで出来た曲を聴いて、改めて格好良いなと思い、自分たちの作った曲からまた新しく影響を受けて、その流れで「1.sec」を作って、また格好良い曲ができたな次はもっともっと格好良い曲を作りたいなと思って「Super Stomper」を作って、そして3人が何かを示し合わせたわけでもなく、暗黙の了解で打ち合わせもせずに勢いで作ったのが今回のアルバムなんですね。

-『Life Is Sweet』日本人でも分かる簡単な英単語が並んでますが、単純明快な言葉だからこそ深い意味があるのではないかと考えてしまうのですが、このアルバムタイトルに込められた意味を教えてください。

T:このタイトルは完成した曲たちを聴いて僕が命名したんですね。収録された曲から感じたんですね。人生は甘いんだ。楽しいんだっていうことを。色んなことを経験しながら人生を歩んでいく。ふと振り返るとしょっぱいこともあったし、辛いこともあったし、でもそんなことを全部ひっくるめて人生って素晴らしいと思えるんですよね。このタイトルをつけることによって、先ほど仰られたとおりアルバムに二面性を持たせることが出来ると思うんですよね。パッと見ると『Life Is Sweet』って真っ白なんですが、アルバムを聴き終えると黒というかブラックジョークな感じに受け取れるというか。そういう風に感じてもらえればと思っています。