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INTERVIEW

打首獄門同好会

2019.09.25UPDATE

2019年09月号掲載

打首獄門同好会

メンバー:大澤 敦史(Gt/Vo) 河本 あす香(Dr) junko(Ba)

インタビュアー:吉羽 さおり

結成15周年を迎え、現在47都道府県を回る"獄至十五ツアー"真っ最中の打首獄門同好会が、ベスト・アルバム『獄至十五』をリリースした。10周年時にリリースしたベスト盤『10獄~TENGOKU~』以降の作品からセレクトされた曲と、新曲として3曲が収録された今作だが、この5年間には、まさに打首(打首獄門同好会)というバンドが、ライヴハウスを沸かせるバンドからお茶の間へと侵食してファンの裾野を大きく広げた、濃密な歴史が詰まっている。バンドとしてその広がりをどう見ているのか、また新曲について、この15周年を祝して行われている企画についてなど、3人に話を訊いた。

-マスタリングが上がったばかりだと聞いていますが(※取材日は8月中旬)、まずはベスト・アルバムをまとめての手応えはどうですか?

大澤:CD用のマスタリングを終えたんですけど、実は配信用のマスタリングというのが別に設けてあって、それが明日あるので完了はしていないんです。この5年、こんなに濃密だったとはという感じがします。

junko:過去曲はもちろん選りすぐりだし、自分たちでも好きで気に入ってやってきた曲だけど、「だらだらしたい」とか、今回の新曲が、やっていて面白かったんですよね。レコーディングに関しては本当に真面目にやるので、地獄を味わいますけど。だんだんと楽しくやれるようになってきているのは、自分もきっと洗練されているからだって思うようにしてます(笑)。新曲も楽しくレコーディングしましたね。

-ベスト盤『10獄~TENGOKU~』の10周年からの5年間はさらに激動ですね。いろんな動きがあり、バンドとしてより広がりのあった5年間だったのではと思います。

大澤:そうですね。10周年のときもそう思っていたんですけど、15周年は輪をかけていろいろとあったなと感じます。10周年の2014年というと、赤坂BLITZ("10th Anniversary Tour Final 「10獄への階段」")でやっていた頃ですかね。

河本:もうすごく遠い昔のような感じ。

大澤:"水曜どうでしょう祭 UNITE 2013"あたりから大きな会場でやる機会が芽生え始めて、この5年でだいぶいろんな会場を経験しましたね。

-その一歩一歩が大きくなっていますね。バンドとしても活動が広がっていくスピード感と忙しさを体感していた感じでしょうか。

大澤:常に忙しかったですね。ここ最近も忙しく。

-はい、そこもまた曲に表れているなと今回の収録曲や新曲を聴いたときに思いました。

大澤:曲目から表れてますよね(笑)。

河本:"はたらきたくない"とか(笑)。

大澤:「はたらきたくない」と「布団の中から出たくない」は、我々の中では"イヤイヤ期"と呼んでいるんですけど、挙句"だらだらしたい"という新曲も生まれまして。

-「はたらきたくない」は、リリース以降SNSなどで毎週月曜日になるとぽんと浮上してくる曲ですしね。みなさん月曜日のテーマ・ソングにしているんだなという。

大澤:平日の朝っぱらから聴いていただくという曲になりましたね。「はたらきたくない」は、YouTubeの再生回数が安定して伸びている曲なんです。今260万回くらいなのかな。最初に爆発力があってという感じではなくて、ずーっと伸びているんです。

河本:SNSでつぶやかれているのも、この曲が一番多いんじゃない?

大澤:人々が一番思い当たるシチュエーションがこれなのかなと。夏の歌(「なつのうた」)か冬の歌(「布団の中から出たくない」)か働きたくない歌(「はたらきたくない」)かが、一番ネットでもよく見かけますね。「なつのうた」も気温が上がると再生回数も伸びるというわかりやすいシステムになっていて。

-世の中の動きに合わせて、曲の再生回数も伸びると。

大澤:「はたらきたくない」は、ラジオで午後イチにかけてくれるところがあるんですよ。いいのかな? っていう(笑)。

河本:たぶんお昼休みにリクエスが上がるんだろうね。

大澤:連休明けとか、こぞってみんなかけてくれるんです。面白いですよね。自分たちも予想しなかった展開になっています。