DISC REVIEW
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前シングル『日本の米は世界一 / New Gingeration』を含む全7曲入りの新作は、またしても打首らしい歌詞と曲調でオンリー・ワンの道を邁進し続けている。どの曲もポップでキャッチーな魅力に拍車をかけた内容で、ヴォーカルと歌詞がさらに強烈に訴えかけてニヤニヤが止まらない内容だ。不穏なギター・フレーズが印象的なオープニング曲「TAVEMONO NO URAMI」の歌詞から心の中で激しく膝を打ってしまった。他にもノリ抜群で身体が無意識に動く「だいたいOKです」、猫好きの心情を見事に掬い取った秀逸な歌詞を用いた「猫の惑星」、悪フザケっぷりを爆発させた「ナイスフォロー」など、より振り切った表現で、親密な曲調とコントラストを描く歌詞のシュールさが最高だ。笑いながら楽しみたい好盤です。 荒金 良介