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COLUMN

アイリフドーパ Eyegargoyleの"100日後に死ぬガゴ" 第4回

アイリフドーパ Eyegargoyleの"100日後に死ぬガゴ" 第4回

激ロックご愛読のエケチェン先生の皆さまへ。

アディオス、アミーゴ。こんにちは!!!!
アイガゴ(人工ザイゴル ver.3.2)です。

気がつけば第四回......?
「100日後に死ぬガゴ」? 今夜もナチュラルに、開封の儀じゃ~~~いッ!!!

今回のテーマは、"四"にちなんで「死」。

先日体験したアテクシの"臨死体験"についてお話しさせていただきます。

あれは、ほんの数週間前。
夜の渋谷を海老反りで歩行していたときのことでした。
少し気を抜いていたのかもしれません。
気づくと、空から無数のカラスが僕に向かって降ってきました。

次の瞬間、何かが「パチン」と外れ、視界の半分が黒く塗り潰されました。
そう。左目がね、盗られちゃったんですヨ。

でも、不思議なことに、まだ 見えていたんです。
カラスが空から目を運ぶ、その街並み、え、ちょ。どこかへ連れて行かれてる?

ボトッと落とされた目玉。辿り着いた先は、知らない路地でした。
薄暗く、意味不明な言語の看板が並び、湿った空気が肌にまとわりつくような場所。

なんと僕はそこで再び肉体を得たのです。目玉だけだったのに。

辺りを見回してみると、奥に小さな屋台がありました。
古びた木製のカウンターの向こうに、
異様に頭の大きな 二頭身のおぢさん がいました。

まるで破裂寸前の風船にマッキーで無理やり顔を書いたようなそれは、

まさに"死神"でした。




彼は何も言わず、僕に一皿の料理を差し出しました。




それは見たこともない奇妙な料理。
「チャンチャン」
――そんな感じの名前が頭に浮かびました。

汁物だと思って齧り付くと、どうやらハンバーガーでした。次々に口の周りからこぼれ落ちるのは、僕の卒業アルバムの写真。

と思いきや、急に麺類へと変わりなんとその麺は、昔飼ってた猫の毛でした。
添えられたビールらしき飲み物の泡には、人生の走馬灯がゆらゆらと。

そしてそれを、ボロ泣きしながら完食するのです。

なんで泣いてるのかもわからないまま......。


ふと、気がつくと、僕はウンチ!!!!!!!!の上で目を覚ましました。

時計を見るとカラスに襲われてからわずか1分程度しか経過していませんでした。

しかし、残念ながら左目は本当に無くなっていました。

なので今はGibsonの義眼をハメています。

アレは夢だったのか。いや、今でも思うのです。
あの屋台は、本当に存在しているんじゃないか。

そして僕の左目から派生した体は、今でもあそこにいるんじゃないかと......。

皆さんも渋谷のカラスにはご注意を。

さ、こんなもももんで、ももえええ~~でしぃおか!!?

はて、今回の「100日後に死ぬガゴ」はこれにて!!!!閉幕。

お楽しみいただけましたでしょうか?
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それではまた、死と再生の狭間で。
さよさよさよなら
グババグバイ。


※このコラムにはフィクションが多数含まれます。ご注意ください。


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