COLUMN
DEVILOOF太輝の"音楽とその周辺を語る"vol.7
こんにちは。
コラムのタイトルに「その周辺」と付いている通り、音楽以外のことを今回は話します。
ミュージシャンが政治に口を出すなという意見が大嫌いで、どんどん色んなアーティストが政治的スタンス等を表明してほしいと思う反面、今の時代はSNSの影響もありどのスタンスを表明しようと違う意見の人達から非難ならまだしも誹謗中傷を浴びてしまいやすくなっていて俺自身も一歩を踏み出せないでいます。
でも、さすがに今回の選挙で色々と思うことがあり過ぎたのでほんの触りだけ尚且つ政治信条には触れない部分のお話だけをします。
特にここ最近の選挙ではSNSの情報vsTV報道という構図が作り上げられ、正しい情報の摂取の仕方を認識しなければと感じているので世に出回る「情報」に関しての俺の見解を書きたいと思います。
まず最初に、
TV:偏向報道、切り取りは酷いが、完全なるデマは少ない(最低限の裏取がある場合が多い、根拠のないデマを流すと罰則あるので)。
SNS、YouTube:スポンサー等の利害関係等がほぼないので大手メディアでも扱えない事実は紛れ込んでいるが、完全なるデマも多い。
かなと。
TVは確かにかなり偏向報道はありますが正確な知識があったり正確なルートで調べればフェイクと分かるようなデマは割と少なかったりします。逆にSNSはそのようなデマもかなり溢れています。こんなものに誰が騙されるんだ!?という情報が溢れかえっていますが、昨今のSNSを見ているとそのような情報を信じている人もかなりいます。
これは政治的な話題だけではなくて、他分野だと医療や食に関するものもかなり多い印象があります。
でも、俺自身含めて人間はそんなに賢くないのでいかにもらしい人の発言だったり上手く練られた文章だと騙されてしまいます。
じゃあどうすれば良いんだ!?という話になりますが、デマから身を守りつつスマホで情報を得たいのであればXやInstagram、YouTubeからではなくて大手メディアのニュース記事を読むということかなと。
勿論偏りはありますが、保守、リベラル様々なメディアがあるので色んな大手メディアの記事を見ればまだSNSだけで情報収集するよりはマシなはずです(上記の通り最低限の裏取りがほとんどされているので)。
SNSの個々人の色々な発信はあれは最早「情報」ではなく「意見」なので、右寄りだろうが左寄りだろうが見る必要、知る必要はほとんどないと思います。
それに加えて怪しい情報や意見に騙されないコツ?的なものも載せておきます(0か100かの話ではないので全てにおいて当てはまるわけではありません)。
①自分の専門外の分野に関して多くの発言をしている学者、コメンテーターがいれば注意した方が良い。
②仮想敵を元に意見を展開している言説には要注意。
③単純なフレーズや言葉に騙されないように。
④その意見を述べている学者、コメンテーターは本当に信用できる方ですか?
⑤因果関係と相関関係をごちゃ混ぜにしないように。
①例えば経済学者なのに医療について色々と意見を言っているようなパターン。専門外のことは分かりませんとしっかり言える人の方が信用できる学者です。
②何かしらの問題を「移民」「大企業」「財務省」「外資系」「金持ち」等といった一つの言葉に悪の根源をまとめて議論を展開するのはかなり危険です。過去の独裁者達も仮想敵を作り上げて歴史的過ちを行いました。
③これは②とも関連しているけれども、世の中の物事は複雑に色んなものが絡み合っているので、単純化して説明が難しいものも多々あります。単純な文章、キャッチフレーズは大衆を扇動しやすいです。
④学者と言ってもピンからキリまで沢山います。その人は信用のおける論文をどれだけ書いたりしているかは簡単に調べれます。その人達が書いている本もどれだけ出典元が明記されている本を書いているでしょうか。不安を煽ったり推測、憶測だけの本を書いている人も意外と多いです。
⑤因果関係と相関関係をごちゃ混ぜにしないように。物事は一つの原因に一つの結果という単純な話ではないということです。様々な要素が絡み合って良い結果、悪い結果に結び付いていることが多いので。「〇〇なことが起こってしまった!」→「それは××が原因だ!」→「××は絶対悪だ!」というよく見る流れ。本当に××が原因という推測、憶測ではない根拠はありますか?という話。
あ、もう文字数が......
とにかく情報が溢れ過ぎている現代だからこそ受け取り手側がしっかりしないといけないです。
それではさようなら。
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