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INTERVIEW

ステミレイツ × アイリフドーパ

2023.12.15UPDATE

2023年12月号掲載

ステミレイツ × アイリフドーパ

来年2月25日に開催する川崎CLUB CITTA'公演を皮切りに、全国ツアー"STMLT STORMBREAKER JAPAN TOUR"をスタートさせる5人組YouTuberガールズ・バンド、ステミレイツ。自身初の全国ツアーを目前に控え、シーンで活躍する先輩に様々なことを教えてもらおうという座談会企画の第2回には、アイリフドーパからEyegargoyleとRedZibraのふたりが登場してくれた。ぶっ飛んだ世界観を提示し続けるライヴ・バンドに5人が質問を投げ掛けていくなかで、Eyegargoyleが提案したアイディアから名曲誕生の予感も? 終始笑い声に包まれた現場の模様をお届けする。

ステミレイツ:ゆきっぺ(Vo) 輝星(Gt) あやのん(Key/デスボ) あきら(Ba) ごみちゃん(Dr)
アイリフドーパ:Eyegargoyle(Vo) RedZibra(Ba)
Interviewer:山口 哲生 Photographer:Kanda Yukiya


マジで展示会にいてるのかと思った(あやのん)


-ステミレイツのみなさんは、アイリフドーパというバンドにどんな印象を受けました?

あやのん:"もう美術展やな!"って話してました。

ゆきっぺ:アートだよね。

ごみちゃん:かけ離れたところからいろんなものを持ってきて、それを混ぜ合わせるというのが面白いし、ユーモアも詰まっていて面白いなって思いました。

あやのん:マジで展示会にいてるのかと思った。いろいろ出てくるから。

ごみちゃん:MVも最後まで絶対に観ちゃうよね。

ゆきっぺ:ミュージカルを観終わったあとみたいな謎の満足感がある。

Eyegargoyle:なんすか、この気持ちのいい会は。

ステミレイツ一同:ははははははは(笑)!

Eyegargoyle:自己肯定感上がる(笑)。助かるわぁ。

RedZibra:予習してくださったんですね。ありがとうございます。

Eyegargoyle:みなさんはアイドルなんですか?

ごみちゃん:アイドルと呼ばれがちですね。やっぱり女の子が集まるとアイドルって言われがちなところはあって。

ゆきっぺ:説明しても、"あぁ、そういうタイプのアイドルなんだね"って言われたりとか(笑)。

あやのん:どっちにしても行き着くのはアイドルっていう。

ごみちゃん:そこはちょっと悩みではあるよね。

Eyegargoyle:アイドルじゃないぞっていう信念があるとか?

ゆきっぺ:一応踊ったことはないです。

輝星:あとはYouTuberの半面もあるっていう。

あやのん:ほぼYouTuberみたいなところもあるけど(笑)。

輝星:まぁ、YouTuberとバンドの二面性みたいな感じですね。

Eyegargoyle:肩書きが難しい時代ですね。インフルエンサーって言っときゃなんでもOKみたいな。

RedZibra:YouTuberバンドっていうのはオーディションの段階から決まってたんですか?

ステミレイツ一同:そうです。

Eyegargoyle:オーディションあったんですね。

輝星:ありました。楽器の審査とか、あとは喋りとか。

Eyegargoyle:何万人の中から選び抜かれた?

あやのん:そんなには(笑)。

ゆきっぺ:何千人......?

輝星:いや、何億人とかだったかな......。

Eyegargoyle:規模が(笑)。何兆人行ってるかも。

RedZibra:楽器は各々やってたんですか?

あやのん:自分だけ初心者です。今はキーボードをやっているんですけど、ギャップが欲しくてデス・ヴォイスをやろうっていうことになって、ふたつやってます。

Eyegargoyle:デス・ヴォイス弾き語りとかしないんですか?

ステミレイツ一同:はははははは(笑)!

あやのん:なんですかそれ!

Eyegargoyle:スケジュールの合間を縫って、ソロでデス・ヴォイス弾き語りで小さめのハコとかで営業したりとか。めちゃめちゃ強いと思うんすけど。

輝星:たしかにそれおもろい(笑)。

ごみちゃん:観たい! やろうよ!

ゆきっぺ:絵面強すぎ(笑)。

あやのん:練習しよか?

Eyegargoyle:(※デス・ヴォイスで)"こなああああああゆきいいいいいい"(「粉雪」)とか。

ステミレイツ一同:はははははははははは(笑)!

Eyegargoyle:"人の曲かい!"って。

あやのん:自分らの曲じゃなくて(笑)。

-(笑)この座談会は、ステミレイツが初の全国ツアー"STMLT STORMBREAKER JAPAN TOUR"を開催するにあたって、先輩にいろいろとお話を聞いていこうという内容になっていまして。おふたりにはステミレイツからの質問にお答えいただければと。

Eyegargoyle:僕ら全国ツアーしたことないっすよ?

RedZibra:(ステミレイツが)先輩になっちゃう、そこは。

ステミレイツ一同:いやいやいやいや!

-では、まずは輝星さんの質問からいきましょうか。

輝星:私たちはYouTubeとバンドをやっているので、忙しさがちょっとエグくて。効率良くバンドの練習をするコツとか方法ってありますか?

RedZibra:それでいうとうちは結構効率いいんじゃない?

ステミレイツ一同:へぇー!

Eyegargoyle:リハーサルって、1ライヴにつき何回ぐらい入ってます?

ごみちゃん:週2ぐらいで入ってはいるんですけど......。

輝星:その練習もとりあえず入っているだけな気もしていて。どうすればもっと効率良く短時間でバッ! とやれるのかなって。

ゆきっぺ:だいたい個人の裁量に任せられるよね。"ここができなかったから次までにできるように"で終わっちゃうので。

Eyegargoyle:そういうフェーズなんすねぇ。

RedZibra:上から言うな(笑)。

ステミレイツ一同:はははははははは(笑)!

Eyegargoyle:僕らも1ライヴにつき2~3回リハに入って、丁寧に確認とかしてたんですけど、そのうちライヴがリハになってくるかもしれないですね。

RedZibra:いつもセットリストのセッション・データを作ってもらって、それをメンバーに投げて、この繋ぎでやりますみたいなところは音源で確認して、あとはどうぞっていうふうにしておいて、本番でドーン! っていう感じなんで。それは効率いいっちゃあ効率いいですね。

ごみちゃん:私たちは基礎的なところでつまづいちゃってる感じはするね。

Eyegargoyle:ドレミファソラシド的な?

ステミレイツ一同:めっちゃ基礎(笑)!

-練習的には、セッション・データを共有して各々で、というのが多いんですね。

RedZibra:そうですね、各々練習してくるっていう。

Eyegargoyle:今はもうある程度パッケージングしてるんで。前回の座談会(※2023年11月号掲載)を読んだら、そういう話してましたね。"MC考えてんのか、お前は"みたいな。

ゆきっぺ:はい。それで怒られるっていう(笑)。

Eyegargoyle:僕も考えるタイプなんで。

ステミレイツ一同:へぇー!

輝星:結構自由にやってるイメージでした。

Eyegargoyle:まぁ、7:3ぐらいっす。3が自由。その場に変なおっさんがいたらツッコむぐらいの。

輝星:なるほどなぁ。各々練習しましょう。

ゆきっぺ:変なおじさんがいるときの......。

輝星:いや、MCじゃなくて楽器の話(笑)。