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INTERVIEW

ステミレイツ × アイリフドーパ

2023.12.15UPDATE

2023年12月号掲載

ステミレイツ × アイリフドーパ

ステミレイツ:ゆきっぺ(Vo) 輝星(Gt) あやのん(Key/デスボ) あきら(Ba) ごみちゃん(Dr)
アイリフドーパ:Eyegargoyle(Vo) RedZibra(Ba)
Interviewer:山口 哲生 Photographer:Kanda Yukiya

-(笑)ライヴのお話が出たので、あきらさんの質問にいきましょうか。

あきら:楽器隊の方に質問なんですけれども、ライヴでのパフォーマンスと演奏でどっちに重心を置くのかとか、バンド内で考えがあって、話し合いをしたりしますか?

RedZibra:話し合いはしないですね。僕らが始めた頃のラウド(シーン)って、パフォーマンスを揃える風潮があったんですよ。俺はそれがちょっと嫌だなと思ってた派だったのと、メンバー各々ルーツが違うから、それをそのまま出そうっていう感じだったんで。だからあんまり干渉しないです、お互いのパフォーマンスに。

輝星:それでもすごくグルーヴ感があるからすごいですよね。

Eyegargoyle:みんなで(動きを)合わせたりします?

ステミレイツ一同:めっちゃします。

ごみちゃん:揃えようとしてますね、どちらかというと。

RedZibra:そのかっこ良さももちろんあるので、それはそれでいいと思うんですけど。

輝星:うちらはフォーメーション・ダンスみたいになっていて。2Aでベースがこっちに行ったらギターはあっちに行くとか、めっちゃ細かく決めているので。

Eyegargoyle:それがプロだと思います。

RedZibra:うん。

ステミレイツ一同:いやいやいやいや!

ごみちゃん:それぞれが個人を尊重して、信頼してパフォーマンスをしていていいなって思いましたけど。

Eyegargoyle:いや、言ってもうちは絶対に揃わないんで。

ステミレイツ一同:はははははは(笑)。

Eyegargoyle:あと嫌がる。

RedZibra:長い付き合いなんで、お互いのプライドに引っ掛かる部分がなんとなくわかるんですよ。だから触れないっていう(笑)。それに、そこがその人のファンが好きな部分だったりもするので。

輝星:それでもできるのがいいですね。

あきら:うちらは話し合わんかったらたぶん棒立ちになるもんね?

Eyegargoyle:まぁ、ガチファンの人は正直その人しか観てないしね。後ろで大人見の人は全体を観てるけど。

RedZibra:始めた当初はパフォーマンスに振り切らなきゃっていう意識はあったんですよ。わりとイカれている部分を出したいっていう感じはあったんですけど、どんどんこの人(Eyegargoyle)が作る楽曲が難しくなってきて、ちゃんと弾かないとお客さんに伝わらないので。だからまずは最低限、音を届けるっていうのを守りながら、そのうえでパフォーマンスをつけるっていう。

あきら:なるほど。

RedZibra:そのパフォーマンスも、昔は無理やりキャラづけしようとしていたけど、最近はもうそういうのは全然。長い歴で勝手にできあがったキャラクターが、もう勝手に弾いてるみたいな感覚。

あきら:自然体で、みたいな。

ゆきっぺ:そのへんは経験していかないと難しいんだろうね。

あきら:そうだね。

Eyegargoyle:キャラとかあるんですか?

輝星:結構あります。

Eyegargoyle:大食いキャラとか。

あきら:YouTuberのほうだった(笑)。

輝星:大食いだったらあやのんとか?

Eyegargoyle:けん玉めっちゃうまいとか。

あやのん:けん玉はあきらです(笑)。

Eyegargoyle:(麻雀の)盲牌できるとか。

輝星:私、ギャンブル好きです。競馬とパチンコと。

Eyegargoyle:いいですね。この前、マカオに行ってきたんですよ。5万負けました。

輝星:5万負けなら勝ちですよ。

RedZibra:そうなの(笑)?

Eyegargoyle:そうそう。これは経験としてそう。ギャンブルの回はないんですか?

輝星:めっちゃあります。競馬、オートレース、競輪......ほぼやってます。

Eyegargoyle:面白い! チェックします。勝ちパターン研究する。

ゆきっぺ:結構勝ってるよね?

ごみちゃん:撮影のときに勝つよね。

-オフのときは?

輝星:結構負けます(笑)。撮影となると気合が入るのか、結構調子いいんですよ。

ごみちゃん:全部撮影で行こう! 全部撮っておけばいいから。

あやのん:ギャンブル・チャンネルになる(笑)。

Eyegargoyle:全部同じチャンネルでやってるんですよね? ギャンブル回とか、けん玉回とか。

あきら:けん玉回はないですね(笑)。

あやのん:なんなら私ら、(あきらが)けん玉できるのを知らなかったんですよ。雑誌に載ることになったときに、特技のところに書いてて、"えぇー!?"って。

Eyegargoyle:24時間けん玉配信とか。

輝星:ははははは! それ観ます(笑)!?

Eyegargoyle:しくるまで終わりません、とか。

ごみちゃん:初手でしくる説あるかも(笑)。

あきら:ははははは(笑)。

Eyegargoyle:無限の可能性があるな。おもろい。

-では、次の質問にいきましょうか。あやのんさんお願いします。

あやのん:長年ライヴをたくさんやっていらっしゃると思うんですけど、ライヴで一番大事にしていることってありますか?

Eyegargoyle:大事にしていることは......上手に歌う(笑)。どれだけテンションが上がっていて、自分が"楽しいー! 最高のライヴしてるぜ、俺!"って思っても、あとから映像を観たらめっちゃ下手っていうことがよくあるので。俺は、自分が感じている楽しいと、お客さんの楽しいは必ずしもイコールじゃないっていうロジックがあって。

ステミレイツ一同:あぁー!

Eyegargoyle:これはどのバンドマンに言っても"わかる!"ってなるんですけど。"最高やん! MCバカウケしてるやん!"と思ってたけど、映像観たら全然おもんないとか。逆にテンション激低で、イマイチ調子出ないなってやってたときの映像を観ると、めっちゃ演奏うまいし、いいライヴに見える。なんか、飄々とやっている感じっていうか。

ステミレイツ一同:あぁー。

Eyegargoyle:テンション上がってると、無駄な煽りとかめっちゃするし、そういう煽りって結構いるようでいらなかったりするから、煽りすぎないっていうのもわりと意識してる。だから、自分がどう見られているのかっていうのを、わりと客観的に、俯瞰して見るようにしてますね。でも、むっちゃムズいです、これは。

ゆきっぺ:やっぱりアドレナリンが出ると難しいというか。

Eyegargoyle:そうそう。アドレナリンは出ているけど、冷静になって、どういうふうに見えているかを幽体離脱して見る感じ。

あきら:かっこいい!

ごみちゃん:そういうのできるようになりたいよね。

輝星:うん。見れない。

あやのん:もうアドレナリン出まくってるからな?

ゆきっぺ:その勢いで行ってるみたいな。

Eyegargoyle:俺も言ってるけど、"できてる"とは言ってないから(笑)。

ステミレイツ一同:ははははははは(笑)。

Eyegargoyle:大事にしたいなっていう話(笑)。うちはフロアにサークル・ピットとかができるタイプのバンドなんですけど、お客さんが盛り上がってくれているから俺らはわりと冷静にできてたのが、コロナ禍のときはお客さんが動けないから俺らが頑張んなきゃ! と思って、オラー! って煽ったりしてたんだけど。そしたらいつもついてくれてるPAさんに"昔のほうがもっとクールにやってたけど、頑張っちゃってるよね"って言われて、なるほどなって。あんまり来られると引いちゃうみたいな現象と一緒ですね、そこは。だからあんまりオラオラしないようにしてるけど、たまに"殺すぞ"とか言っちゃう(笑)。

輝星:うちらはまだホームでのライヴばかりで、今度やっとフェス("浮現祭 EMERGE FEST 2024")に出てアウェイな環境になるから、それを痛感することになると思うんですけど。

Eyegargoyle:でもアウェイは楽しいですよ。

RedZibra:だんだんエネルギーがこっちに向いてくる感覚が、目に見えてあるんで。

ゆきっぺ:向かせたいね。

Eyegargoyle:ホームだと最初バー! っと盛り上がって、あとは疲れていくだけだけど。

あやのん:たしかに後半ってめっちゃ疲れてるから、こっちも煽らないとって思っちゃう。

Eyegargoyle:"疲れてんのかー!"、"当たり前だろ!!"みたいな(笑)。終わり良ければすべて良しなんですよ、ライヴって。どれだけ出だしがあんまり良くなくても、最後が良ければ"いいライヴだった"ってみんな言ってくれるんです。逆に、頭飛ばして最後がグダグダだと、いいライヴじゃないんですよ。これはもうしょうがない。

あやのん:台湾のときにそれは意識しないとね。

あきら:そうだね。

Eyegargoyle:いいなー、台湾。

RedZibra:逃してマカオだもんね。

Eyegargoyle:そう、香港でライヴをする予定だったんですけど、なくなって。しぶしぶマカオに旅行に行って、しぶしぶギャンブルしたらしぶしぶ負けて。

-RedZibraさんが大事にしていることというと?

RedZibra:僕は逆に、まず自分が楽しむことを大事にしてます(笑)。楽しんでいないことが、顔でお客さんに伝わるというか。まず自分が楽しんでいるエネルギーをフロアにぶつけるっていう感覚でやってます。

Eyegargoyle:めちゃめちゃ顔に出るもんな?

RedZibra:お客さんに左右されるんですよ。で、キレちゃうんです(笑)。

全員:ははははははははは(笑)!

RedZibra:キレモードのパフォーマンスになっちゃうときもあるんですけど、まぁそれはそれでいいかなと思っていて。それよりもちゃんと感情を出すというか。基本的には楽しいっていうのをちゃんと伝える感じですね。

-ステミレイツがライヴで大事にしていることというと?

ゆきっぺ:煽ること?

あやのん:私は盛り上げることを大事にしていて、他のことが......(笑)。

Eyegargoyle:全員で煽るんですか?

ゆきっぺ:一応ここ(ゆきっぺ、あやのん)がやっていて。でも全部飛んじゃうから、煽りも全部覚えてるんですよ(笑)。

輝星:煽りをノートに書いてるんです。

あやのん:こっち(ゆきっぺ)は考えてやるタイプで、こっち(あやのん)はノリでやるタイプだから、またちょっと違うんですけど。

Eyegargoyle:まぁ、どんなビッグ・ミュージシャンでも、カンペみたいなディスプレイが置いてあるから、それの煽り版だと思えば別にありっちゃありじゃない? 飛んじゃうぐらいだったら。"お、おま、お前ら......なんだっけ?"みたいな(笑)。

ステミレイツ一同:ははははははは(笑)!

ゆきっぺ:ちょっとなりそう(笑)。

輝星:冗談抜きでなるんで(笑)。

ごみちゃん:そういうエンタメになりそうだよね(笑)。

Eyegargoyle:バレなきゃ全然大丈夫ですよ、そこは。