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INTERVIEW

G-FREAK FACTORY

2018.06.05UPDATE

2018年06月号掲載

G-FREAK FACTORY

メンバー:Hiroaki Moteki(Vo)

インタビュアー:荒金 良介

群馬に根を張って活動するG-FREAK FACTORYが、今年4月にHiroyuki "PxOxN" Watabeをドラマーに迎え、新4人体制で初となるニュー・シングル『カモメトサカナ』を早くも完成。ダブやレゲエなど自身の音楽ルーツに深く根差したサウンドは、またここから力強くスタートを告げる彼らの心境が表れているようだ。7月21日にはキャリア史上初となる日比谷野外大音楽堂でのワンマン公演を控え、活動ペースをますます上げているバンドのタフな心意気が今作には封印されている。チャレンジ精神を胸に秘めたG-FREAK FACTORYの闘いは、これからも続いていく。Hiroaki Motekiにじっくりと話を訊いた。

-今年、バンドの屋台骨を10年支え続けたIesakaさん(Seitaro Iesaka/Dr)ラストとなる新宿LOFT公演(2月25日に開催された[G-FREAK FACTORY "風林花山" TOUR 2017-2018]のツアー・ファイナル)を終えてみて、いかがでした?

一番はツアーが終わることより、せいさん(Iesaka)が脱退してしまうことの方が大きかったですね。1週間前から走馬燈のようにいろんなことを思い出したから。あの日は悲壮感が漂わないように意識しました。HEY-SMITH、dustboxとか、神業的なメンバー・チェンジを経験した仲間にも相談して、お互いに笑顔で送り出すことが一番いいということになって。

-あぁ、なるほど。

どれだけ軽く送り出せるかなって。重い話はメンバーですればいいから。

-それであの日はIesakaさんをイジり倒して?

うん。しんみりするよりも、その方が絶対いいと思って。"俺たち大丈夫だよ!" って、せいさんを含めて言うべきじゃないかと。

-あの日は温かい空気もありましたからね。で、あのステージには次のドラマーになるPxOxNさん(Hiroyuki "PxOxN" Watabe)もいました。ドラムをすぐに決めたのも、バンドの足並みを止めたくなかったから?

そうですね。これまで何度かメンバー・チェンジしたけど、その都度止まってましたからね。なので、"気心が知れている奴" っていうことが、新メンバーの条件としてはありました。PxOxNがバンドをやりたいという話は聞いていたし、レコーディングにも遊びに来てましたからね。LONG SHOT PARTY(※watabeが在籍していたバンド/2010年に解散)が活動していたころも一緒にツアーも回っていたから、人となりもわかっていましたし。せいさんの進退どうこうの話はせず、とりあえずスタジオに入ってみたんですよ(笑)。それからヘルプしてもらって、正式メンバーになりました。

-実際に合わせた感触はどうですか?

あのね、ある意味せいさんとは対極でしっかりやるタイプですね。

-しっかりやるタイプとは?

同じBPMでもスピード感が違うし、ボトムがしっかりしているから、ベーシックな部分がきれいに聴こえるんですよ。それには驚きましたね。ただ、「ダディ・ダーリン」(2016年リリースの4thシングル表題曲)みたいに理屈じゃない曲はライヴを重ねなきゃいけないなと。でもPxOxNはそれを狙ってできるタイプなんですよ。

-器用なドラマーなんですね。

うん、これから先はもっと良くなると思いますよ。

-それを聞いて安心しました。G-FREAK FACTORYの場合は特にリズム隊の相性が重要ですもんね。

そうですねぇ。リズム隊を前面に出す曲を書きたいと思いましたからね。でもPxOxNはそこまで欲がなくて、自分よりも楽曲優先という考えだから、そこの擦り合わせには時間がかかりました。バンドとしてはなぜこのドラムが入ったのか、そのひもづけをしたいという話をしましたからね。

-今作を聴いた感想を率直に言うと、渋いなっていう。

はははは(笑)、そうですね。現場でどう響くかわからないけど、こっちでちゃんと表現できればまた新しい扉が開くのかなって思いますね。自分たちの色というか、昔からあったものを見据えてやりたいなと。以前はそれを半分ぐらい殺して、あくまで現場を意識して曲を作っていた時期があったんですよね。でも限界があるし、自分たちの根っこにあるものとは違和感があったから。


「カモメトサカナ」はPAブースより後ろを沸かせられる曲


-今作は夜明け感みたいなものもサウンドから感じました。聴き手を焚きつけるよりも、まずは自分たちの足もとを見つめたような楽曲が出てきたなと。

そうですね。3曲目の「new:」はドラムが前に出ているし、PxOxNじゃないとできない曲を書いたんです。だけど、そのPxOxNが "「カモメトサカナ」が表題曲の方がいい!" と言い切ったんですよ(笑)。前作の「風林花山」(2017年リリースの5thシングル表題曲)がミドルだったので、「カモメトサカナ」を表題曲にするのはためらったんですけどね。でもPxOxNが "PAブースより後ろを沸かせられるのはこの曲だ!" って。

-ものすごく具体的なイメージを持っていたんですね。

そういうところを見てるんだって思いました(笑)。俺は前から3列目までを沸かせられるかしか考えてなかったから。