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LIVE REPORT

"山人音楽祭 2024"-DAY2-

2024.09.22 @日本トーター グリーンドーム前橋

Writer : 山中 毅 Photographer:HayachiN

NAIKA MCのラップに客席からは大きな歓声と拍手が向けられ、"楽しんでいきましょう!"という言葉を合図に2日目が幕を開けた。

ここに立てた喜びを何度も口にしたTETORA。"悔いが残らんように今日過ごそう"と告げ、ボルテージをどんどん増して「素直」、「2月」等を熱演。堂々としたステージで見事にトップバッターを務めあげた。

下仁田ネギの扮装をしたまさやん(Gt)を担いだ神輿で登場した四星球。「運動会やりたい」や「クラーク博士と僕」では観客を巻き込み、「ちょんまげマン」ではG-FREAK FACTORYの原田季征(Gt)を巻き込んで会場は大歓喜。笑いと愛とバンド魂が溢れるライヴだった。

痛快なテンションとグッド・ミュージック、最高のビートで魅了したLOW IQ 01 & THE RHYTHM MAKERS PLUS。LOW IQ 01が"最高!"と歓喜の声を上げる。「SNOWMAN」ではTOSHI-LOW(BRAHMAN/OAU etc.)が参加し、「Big Little Lies」ではSCAFULL KINGのSYUTA-LOW TAGAMI(Lead Vo/Tp)とAKIRATT KURIMOTO(Tb/Backing Vo)が参加するという、"山人音楽祭"ならではのステージはとても贅沢だった。

客席エリアの柵に橋本 学(Vo)が登ってライヴを始めたハルカミライ。橋本は客席の子供たちに向けて"ここはいい年してクソガキみたいな遊び方してる大人たちばかり。そういうかっこいい大人になるんだぞ!"と言い、何度も客席に身を投じていく。最後は橋本が弾き語りする「これさえあればいい」で終了。観る者の心を捉えて離さない圧倒的なステージだった。

1曲目「秋桜」から熱狂の限りを生み出したROTTENGRAFFTY。観客が轟音に身を委ねて踊り狂った「ハレルヤ」、「D.A.N.C.E.」、"殺す気でかかって来い!"、"京都のヤンキーの底力見せてやる"と牙をむいてNOBUYA(Vo)とN∀OKI(Vo)が客席に突入した「THIS WORLD」。ピークに達した客席に向けて"ダイバーの数少なすぎるやろ!"と最後は「金色グラフティー」で暴れ狂って終演した。

残念ながら出演キャンセルとなった高木ブーの代役として登場したTOSHI-LOWは、雷様の扮装で登場。会場からは笑いが起きつつも、その粋なはからいに胸が熱くなる。The Birthdayの「愛でぬりつぶせ」、OAU「帰り道」等を経て、四星球の「クラーク博士と僕」を歌っていると、ハッピ姿の四星球とG-FREAK FACTORYのメンバーも加わり、さらに茂木扮する"どんだけマン"で大爆笑させ、最後は「いい湯だな」で大団円。

10-FEETは1曲目「VIBES BY VIBES」から気合溢れる怒濤のライヴ。「ハローフィクサー」、「helm'N bass」と暴れさせ続け、「アンテナラスト」では茂木が加わった極上のコラボレーションで魅了。その後も3人は手を緩めることなく「その向こうへ」と「第ゼロ感」で会場の熱をさらに上げ、"死にたくなったらまたライヴ来いよ!"と熱狂のステージを「蜃気楼」で締めくくった。

"山人音楽祭2024"の大トリ、G-FREAK FACTORY。2日間の終わりを惜しむかのように茂木と一緒に観客が歌った「Too oLD To KNoW」、生命力溢れるサウンドで魅了した「REAL SIGN」、プリミティヴな温かさで会場を包み込んだ「HARVEST」。「ダディ・ダーリン」ではTOSHI-LOWと共に熱く歌い上げ、「Unscramble」ではダイナミックなアンサンブルに魂を震わせる。

歌詞を"「山人音楽祭」に帰って来いよ"と替えて歌った「らしくあれと」、命を燃やし尽くす程の熱量で披露した「Fire」と披露し、ステージに残った茂木が言葉を重ね、マイクを通さずに"ローカル・バンドの最高傑作。群馬。G-FREAK FACTORY"という切口上で本編を終了した。アンコールでは「日はまだ高く」でNAIKA MC、N∀OKI、TAKUMA(10-FEET/Vo/Gt)と豪華なコラボで魅せ、他の出演者も加わった「いい湯だな」で大団円。
最初から最後まで熱く、激しく、温かく。群馬でしか観ることができない最高のライヴに大満足した2日間だった。

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