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INTERVIEW

"Zephyren 5th Anniversary A.V.E.S.T project vol.14"対談 第2弾

2020.02.12UPDATE

"Zephyren 5th Anniversary A.V.E.S.T project vol.14"対談 第2弾

FLOW:KOHSHI(Vo) TAKE(Gt)
ヒステリックパニック:とも(Vo)
MAKE MY DAY:Isam(Vo) Julian(Gt/Vo)
Zephyren:GEN(代表)
インタビュアー:米沢 彰 Photo by 新倉映見

-GENさんも、前身のブランドを2000年に立ち上げてからは20年と本当に長く続けていますよね。"A.V.E.S.T"も今回で14回目と本当に長く続いていますが、継続してこれた秘訣などうかがえますでしょうか?

GEN:俺の場合は、フリでもいいから、いつも前線にいることかな。周りから"この人ちゃんといつも前線にいるんだ"って思ってもらえることが重要なんだよね。別にそんなにすごいことをしてるわけじゃないんだけど、他人任せにしないで、どれだけ自分の考えでものを動かせるかってことだよね。それは長く続けているバンドにも通じるところがあるんじゃないかと思うけど。どっかで恥をかくこととかもあるかもしれないし、嫌われることだってあるし、それでも自分がやってることが正しいって思ってできることが大事。信じてやっていると、それを好きだっていう人たちが絶対に現れるから。そういう人たちに助けてもらって、こうして続けてこれてるっていうのはある。"A.V.E.S.T"だって、いつも大変だし、お金にもならないんだけど、なんだかんだで絶対にやる。それがいいんじゃないかな? イベントだって何かを産むことだけど、そういう大変な部分、苦しみから逃げないっていう。そういうことがあると、人に優しくできるしね。ドMっていうのもあるけど(笑)。

一同:(笑)

TAKE:大変だった時期も知ってるし、みんなで助け合ってる部分もありますからね。ずっとやってると、チキンレースじゃないけど、誰が最初に降りるんだっていう(笑)。

GEN:俺は1回引退してるしね(笑)。もうやりきったかなって思って。でも、なんか他のみんなが楽しそうにやってるの見てムカつくなって(笑)。

TAKE:それで、舞い戻ってきちゃった(笑)。ヒスパニの続ける決断のきっかけはなんだったの?

とも:さっき7年目って話も出ましたけど、バンドを人に例えると、僕らって今小学1年生なんですよね。でも変な話、もし人生2周目だったとして、小1で何か絶望的なことがあったからって、そこで人生終わらないじゃないですか。まだやり足りないって気持ちもあったし。これがもし、もっと長くやってて誰かやめるってなったら、もういい歳だし、そろそろやめようかってなっていたかもしれないですけどね。とりあえずまだ1桁だし、まずは10年目指さない? って。ひょっとしたら小3くらいでめっちゃ人気者になるかもしれないし(笑)、やめたあとに、一緒に走ってた他のやつらが売れていっても悔しいし、やめるのはこの先いつでも決断できますし。それに、脱退ブームの話に戻りますけど、大先輩たちがそういう局面に対峙しても、カッコいいサウンドを出せるってことを示してくれてたのもあって、まだまだ頑張れると思ったし、今日のお話を聞いていて、GENさんもFLOWも20年やってるってことを考えると、"まだ7年で何言っとんねん!"って感じました(笑)。

GEN:またこれは話変わるけど、一度も勝った経験がないと勝てるイメージってわかないと思うんだよね。だから、何よりも勝つことを優先するっていうやり方を取るときもあるし、そういうやり方を勧めるときもある。まずは、勝つイメージを作って、それから自分のやりたいことをやってみるっていう。それも大事なんだよね。

TAKE:やりたいことをやりたかったら、まずは1回売れろっていうのは言うよね。

GEN:それの何が大事かって、やりたいこととやりたくないことを同時にやるっていうことなんだよね。その結果が、こうやって残ってるっていう。それが、俺自身がうまくいった理由のひとつ。

TAKE:単純に売れるためだけにやりたくないことだけやり続けても、形にはならないし。やりたいことを大事にしながら、先を見据えて我慢してやる部分をきちんと見極めるっていうことですよね。

とも:FLOWは、ライヴはあまりしてなかったんですか?

TAKE:年に1回ツアーがあったくらいかな。あとはちょいちょいイベント出て。

KOHSHI:デビューしたあとしばらくは基本的にワンマンしかやってなかったんだよね。周りのバンドからのお誘いは断ってたと思う。

とも:30万枚(『贈る言葉』)も売れちゃったらそうなりますよね。

KOHSHI:だから、フェスとかイベントでしか他のバンドと組み合うタイミングがなかったんだよね。ずっと孤独にワンマンばっかりやってました。だから、ほんとここ最近だよね。ついこないだまで自分ら主催の対バン・ツアーをやって。

TAKE:ツーマンだから10公演で10バンドとの対バン。

KOHSHI:面白かったよね。

TAKE:"VS NEXT GENERATION"っていうことで26歳くらいまでの若いバンドと対バンして、嘘とカメレオン、Brian the Sun、Bentham、Novelbright、ラックライフ、SPARK!!SOUND!!SHOW!!、THE BOYS&GIRLS、My Hair is Bad、SHE'S、おいしくるメロンパンに出てもらうっていうね。

とも:読み上げましたね(笑)。でも、僕らも近しいバンドが多いです。

TAKE:年代も近いもんね。

とも:嘘カメ(嘘とカメレオン)とかスサシ(SPARK!!SOUND!!SHOW!!)は、ちょうど僕ら今ツアー("ULTIMATE BATTLE TOUR 2019-2020")やってるんですけど(※取材は1月下旬)、参戦してもらってるバンドなので。

TAKE:スサシは今っぽくないんだよ。ノリが20年前のバンドだよね(笑)。だから、しっくりくる。

一同:(笑)

とも:FLOWから見た今のシーンってどうですか?

TAKE:今CDを聴いてる層って、アイドル、アニメ、邦ロックみたいな、主にこの3層しかなくて。それで、ライヴ大好きだからライヴやり続けたいけど、現場に来るお客さんをどう取り込めるかっていうのが問題なんだよね。引きこもってるアニメ・ファンをどうやって引っ張り出すか、とか(笑)。

一同:(笑)

TAKE:でも、そんなアニメのシーンもフェスが増えていて、アクティヴにライヴを楽しみたいって人たちも増えてるんだよね。だから、その層とバンドを聴いてる層が、今グラデーションな感じになってきてるんじゃないかなって。

-それはありますね。

TAKE:LiSAちゃんとかもそうだし。この流れってこれからもどんどん進んでいくんじゃないかなと思うんだよね。

-なるほど。では、最後になるんですが、みなさんから"A.V.E.S.T"への意気込みをお願いします。

TAKE:若いバンドに打ち上げで負けないように頑張ります(笑)。

KOHSHI:頑張ります! 歌います!

Julian:WESTよりデカいところでやるので、2年前にエイジア(clubasia)でお客さんとした約束が守れるように頑張ります!

Isam:デカいハコでやるのも楽しみだし、FLOWさんのようなバンドを観れるのも楽しみだし、ほんとその日1日を楽しめるように頑張ります!

とも:僕らって結構音源とか表面上だけで判断されていることが多くて、ライヴ観たら意外といいじゃん! って言われることがあるので、ぜひライヴで観て、いいか悪いか判断してもらえたらなって思います。あとは、被ってなければFLOWのライヴは絶対に観たいですね。

TAKE:俺はたぶん、これまで"A.V.E.S.T"で誰もやってないことをやると思います。

Julian:VTuber!?

一同:(笑)

TAKE:"A.V.E.S.T"史上初のことやります!

とも:これは観に行くしかない。

Isam:全部持ってかれちゃったなぁ。

EVENT INFORMATION "Zephyren 5th Anniversary A.V.E.S.T project vol.14"

2020年3月1日(日)渋谷 全6会場
TSUTAYA O-EAST / TSUTAYA O-WEST / TSUTAYA O-nest / TSUTAYA O-Crest / duo MUSIC EXCHANGE / clubasia

OPEN 11:30 / START 12:30

<第1弾出演アーティスト> Ailiph Doepa / Another Story / BUZZ THE BEARS / Jin-Machine / KNOCK OUT MONKEY / lynch. / MAKE MY DAY / MOSHIMO / MY FIRST STORY / NEOscience / ReVision of Sence / ROACH / オメでたい頭でなにより / バックドロップシンデレラ / ビレッジマンズストア

<第2弾出演アーティスト> bacho / FABLED NUMBER / PRAISE / THE冠 / Xmas Eileen / ガガガSP / 夕闇に誘いし漆黒の天使達

<第3弾出演アーティスト> BruteRocks / FLOW / J-REXXX BAND / KYONO / LACCO TOWER / MAYKIDZ / mildrage / PassCode / SEX MACHINEGUNS / SILENT SIREN / 嘘とカメレオン

<第4弾出演アーティスト> Aldious / CY8ER / NEO JAPONISM / Newspeak / ヒステリックパニック / 我儘ラキア

<第5弾出演アーティスト> BUDDHA BRAND / GADORO / KEN THE 390 / ZEEBRA / 漢 a.k.a. GAMI / 舐達麻 / 般若 / 呂布カルマ

[チケット]
オール・スタンディング ¥5,800(D代別)
ローソンチケット