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AVENGED SEVENFOLD/ Live in the LBC and Diamonds in the Rough
2008/09/24 myspaceのページに飛ぶ purevolumeのページに飛ぶ

初のフルレンクス・ライヴDVDに、アウトテイク、カバー・ソングを収録したCDの、DVD/CDの2枚組作品の登場だ。ルックスも良くライヴ・パフォーマンスも素晴らしい彼らのDVDはもちろん必見だが、なんと言ってももう1枚のアウトテイク、カバー・ソングを収録したCDが非常に豪華で注目して欲しい。アウトテイク集とは言ってもアルバムに入っていても全くおかしくないハイ・クオリティのものばかりだ。またライヴで良く演奏しているPANTERAの「Walk」や、KERRANG!マガジンに収録されていたが即完売となってしまったIRON MAIDENトリビュート・アルバムの「Flash Of The Blade」はファンとってかなりうれしいプレゼントになることだろう。SYSTEM OF A DOWNの傑作アウトテイク集である「Steal This Album」に匹敵するアルバムとなっている。 (ムラオカ)

DRAGONFORCE/Ultra Beatdown
2008/08/20 myspaceのページに飛ぶ purevolumeのページに飛ぶ

ビデオ・ゲーム『GUITAR HERO 3』に前作のリード・トラック「Through The Fire And Flames」が使用されたことで日本だけでなく欧米でもブレイク、アメリカではゴールド・ディスクも手に入れたDRAGONFORCE。前作「Inhuman Rampage」でのピロピロ、キュインキュインの超バカテク光速ギターが炸裂する様は今作でももちろん健在。ただし今作では圧倒的なスピード感とアグレッションはそのままに、スピーディーなトラックにミドルテンポのパートを挟むという新展開も披露している。またサウンド・プロダクションが大きく向上しており、全体的に音が整理されて、各パートがしっかり分離して鮮明に聴こえる仕上がりになっている。( ムラオカ)

TRIVIUM / SHOGUN
2008/09/14 myspaceのページに飛ぶ purevolumeのページに飛ぶ

中堅メタル・バンドの中で最もそれらしい風格を漂わせていたトリヴィアムが「将軍」というタイトルのアルバムをリリースすると知った時は、思わず「うまい!」と思ってしまった。 サマーソニック08でも早速プレイされた「キィーリステェー、ゴォーメェン!」でお馴染みのリード曲「切り捨て御免」で幕を開ける本作は、3rdアルバム「The Crusade」の延長にある<技>の作品だ。咆哮にも勝るギターのリフと、比率の減ったクリーン・パートのヴォーカル・メロディーよりも美しいギターのメロディーなど、とかくギターが主役ではあるが、リズム隊も負けずとまるで噴火が近い活火山の地鳴りのような唸りとエネルギーを生んでいる。がらりとテンションを一変させる展開を汲んではいるが、一貫して重く暗い印象だ。2ndアルバム「Ascendancy」のようなキャッチーさがほとんど消えてしまったのが個人的に少し残念ではある。(MAY-E)

THE HUMAN ABSTRACT/Midheaven
2008/09/29 myspaceのページに飛ぶ purevolumeのページに飛ぶ

ここ日本においてはプログレッシヴ・メタル・バンドというとPROTEST THE HEROが非常に大きな支持を得ているが、このTHE HUMAN ABSTRACTもPTHに負けず劣らず、ハイレベルでプログレッシヴな作品を完成させてきた。DREAM THEATERは言うに及ばずPINK FLOYD、JETHRO TULLなどかなり濃いバンドからの影響も公言する彼らに「君たち一体いくつなんだ?」と突っ込みたくなるが、過去の偉大なアーティストにインスパイアされながらも、より先鋭的な現代的エッセンスで武装することで最新型エクストリーム・ミュージックを生み出すことに成功している。メイン・ソングライターを脱退という形で失ったことで一時はどうなるかと思われたが、その苦境がDean(Gu)を素晴らしいソングライターとして開眼させたのだろう。素晴らしい作品だ。(ムラオカ)

SONIC SYNDICATE/Love And Other Disasters
2008/09/24 myspaceのページに飛ぶ purevolumeのページに飛ぶ

前作「Only Inhuman」で世界デビューを果たした次世代ハイブリッドメタルバンドSONIC SYNDICATEが現代メタルシーンの頂点を目指すべく最新作をリリース。SOILWORKやNIGHTWISHといったビックバンドとの過酷なツアーを経て、ノンストップで制作された今作で彼らが目指したのは、スウェディッシュ・デスメタルとアメリカン・メタルコアサウンドの完璧なまでの融合。彼らのヘヴィネスやブルータリティーを遺憾なく発揮させたスラッシーなM2、彼らの十八番であるキーボードによる印象的なリフ/メロディーを前面に押し出したM3など、時代を左右する革新的なメタルサウンドがここに!!(吉野将志)

VIOLENCE TO VEGAS / Princess To Poison
2008/06/25 myspaceのページに飛ぶ purevolumeのページに飛ぶ

2006年、アメリカはオクラホマ州で結成。MOTLEY CRUEをこよなく愛する5人組が鳴らすそのサウンドは、現代のオールドスクール・メタル・ムーヴメントにもリンクしたもの。まだEP1枚のみのリリースということもあり知名度こそまだ高くないが、30SECONDS TO MARS、ATREYU、EIGHTEEN VISIONS、MADINA LAKEといった数多くの大物バンドとステージを共にしている実力派バンドなのだ。そしてこの度、本国で6曲入りでリリースされたEPに2曲を追加した日本限定盤の発売が決定。キラー・チューン「POISON」を、まずは聴いてみて!A7XやBFMVにも近いポテンシャルを感じる、大注目株の誕生だ。(MAY-E)

SOULFLY / Conquer
2008/07/23 myspaceのページに飛ぶ purevolumeのページに飛ぶ

10年ぶりのCavalera兄弟共演という衝撃をメタルシーンに巻き起こしたCAVALERA CONSPIRACY結成、アルバムリリース。それから僅か4ヶ月の超短期スパンでリリースされるSOULFLY、6枚目のアルバム「Conquer」登場。Max Cavaleraの創作意欲はCCでの再会に刺激を受けてさらに強いものとなったのだろう。ただ民族音楽の取り入れ具合やコンセプトの違いは確かに感じるが、リスナーによってはSOULFLYとCCとの間にそこまで大きな差を感じないかもしれない。Maxの民族音楽からのインスパイアは今作ではブラジル、東欧に留まらずエジプトの民族音楽からの影響も取り入れており、M9は実際にナイル川の麓でジプシー達とレコーディングを行っている。また今作にはMOBID ANGELやTHROWDOWNのメンバーもゲスト参加。(ムラオカ)

RAUNCHY/Wasteland Discotheque
2008/07/08 myspaceのページに飛ぶ purevolumeのページに飛ぶ

デンマーク出身の6人組。「LIFEFORCE RECORDS」からリリースの4thアルバム!
“フューチャリスティック・ハイブリッド・メタル“たるジャンルを開拓し、ここ日本でも知名度が上がってきた彼らだが、今作ではメロデス臭さが全開。SOILWORKやIN FLAMESに通ずる、ハードで特徴的なリズムやリフ、攻撃的でアグレッシヴなメロディーと、所々に散りばめられたエモーショナルなピアノの音色、叙情的でドラマティックな展開のバランスが絶妙。プロデューサーにはHEAVEN SHALL BURN、MAROONなどを手掛けたJacob Hansenが起用されている。曲によっては漢気溢れるミリタントな感触がするのはそのせいかも!?(KEE01)

THE DEFACED / Anomaly
2008/06/25 myspaceのページに飛ぶ

実に5年ぶりとなるTHE DEFACEDのニューアルバムが到着。MACHINE HEADのロブが若干下手になったような前任者(個人的には結構気に入っていたが)からTHE HAUNTEDのPeterばりの野獣スクリームと冷徹なクリーンパートを使い分けるJens Bromanにボーカルが交代したこともあってか、5年待ったかいのある各段にレベルアップしたサウンドが楽しめる。ボーカルスタイルを生かしてか、一番の売りであったグルーヴ感を減退させ、その代わりにザラットしたマシーナリーで無機質な高性能エクストリームサウンドを手に入れている。派手さはないが楽曲能力、演奏能力ともに非常に高いものを持っており、何度プレイヤーに入れても、色褪せずに新鮮な気持ちで聴くことができる。(ムラオカ)

DIVINITY / Allegory 
2008/05/21 myspaceのページに飛ぶ

ヨーロッパ最大級の老舗メタルレーベル「NUCLEAR BLAST」よりデビュー。スクリームとノーマルボイスを使い分け、無機質でマシーナリーなサウンドを中心とする現代的なエクストリームメタルサウンドを主体とするも、DREAM THEATERやCOHEED AND CAMBRIA、SIKTHなどの多くの前衛的なバンドに影響されているというだけあってか、高速ピッキングをマシンの如く正確に弾きまくるバカテクギタリストと変拍子のデパートのような構成をいとも簡単にこなすリズム隊の存在は他のエクストリームメタルバンドとの差別化に成功している。(ムラオカ)

CAVALERA CONSPIRACY / The Wait Is Over
2008/03/19 myspaceのページに飛ぶ

「ARISE」「CHAOS.A.D」「ROOTS」など伝説的な作品を残したSEPULTURA黄金期の中心人物であったカヴァレラ兄弟は96年の「ROOTS」発表後、血が繋がっているにもかかわらずマネージメントの問題などでこじれにこじれ、イゴ-ル(Dr)は新ボーカリスト、デリック・グリーンの加入でSEPULTURAの新体制を築き、マックス(Vo & Gu)は自身のバンドSOULFLYを結成とそれぞれ別々の道を歩いていくこととなった。12年という長い月日は、彼らのリユニオンという希望を諦めさせるには十分な年月であったが、06年、イゴールがまさかのSEPULTURA脱退、そしてカヴァレラの共謀と名づけられたカヴァレラ兄弟によるCAVALERA CONSPIRACYの始動というニュースはSEPULTURA、SOULFLYのファンだけでなく多くのへヴィミュージックフリークが狂喜乱舞することとなり、そしてこの「The Wait Is Over」のリリースと相成った。初期SEPULTURAサウンドやSOULFLYの06年発表の「Dark Ages」の影響も垣間見れるメタルサウンドを提示してきたCAVALERA CONSPIRACY。特に目新しいサウンドではないかもしれないがカヴァレラ兄弟が共に作ったということが最も重要なのだ。カヴァレラ兄弟が共に戦う勇姿をぜひここ日本でも見てみたいものだ。(ムラオカ)

MESHUGGAH / ObZen
2008/02/27 myspaceのページに飛ぶ purevolumeのページに飛ぶ

これまでに6枚のアルバムをリリースしているので名前を耳にしたことはあるが、実際に彼らの音楽を聴いたことがないといった人は非常に多いのではないだろうか。日本ではそのレベルの認識ではあるが、海外ではオズフェス出演やSLAYERと一緒にアメリカツアーを行ったりと凄まじい支持を得ているという内外格差の大きなバンドだ。
そんな彼らの7枚目のアルバム「ObZen」がリリースされたが今作でもMESHUGGAH独特の脳が痺れるほどの複雑な変拍子と超重低音は衰えることを知らない。この世界観は決して万人に受け入れられるものではないが、繰り返される変則的なリズムと奇妙な8弦ギターリフの反復は聴けば聴くほどにずぶずぶと彼らの世界に引きずり込まれていく中毒性が異常に秀でているバンドである。約47分間の1曲を13のチャプターに分けた前衛的な前作「Catch Thirty Three」に比較すると今作は人力ドラムなどバンド的なサウンドに戻っているため比較的聴きやすいアルバムだ。(ムラオカ)

PROTEST THE HERO / Fortress
PROTEST THE HERO 2008/01/23 myspaceのページに飛ぶ purevolumeのページに飛ぶ

2006年Vagrant Recordsよりデビューアルバム「Kezia」をドロップし、翌年のパンクスプリングでは、ほとんどがパンクバンドというラインナップの中、異色の存在ながら超絶的テクニックと、ぶちきれたパフォーマンスで観客を圧倒したPROTEST THEHEROがセカンドアルバムをリリース。前作は国内盤リリースが海外と比べ約1年遅れであったが今作はそれとは逆に日本盤が先行リリースとのことで、結果として前作から11ヶ月でのリリースとなっている。前作以上に複雑な展開の中にハイレベルなテクニックやギター&キーボードソロが縦横無尽に駆け回っているが、1曲1曲の中に明確な流れがあるためか散漫な印象を与えることがない。個人的には前作以上にDREAM THEATERやQEENSRYCHEなどのプログレッシヴメタルの影響を感じさせる点もツボである。プログレッシヴメタルをベースにしながらも彼らが育っていく中で自然と耳にし所属してきたメタルコア、スクリーモなどの現代的なへヴィミュージックの影響が良い具合にミックスされることでオリジナリティを醸し出すことに成功している。プログレッシヴメタル界にはDREAM THEATERになりたい症候群のバンドが山ほどいるがその大半のバンドはやろうとしていることに対して技術レベルが追いついていなかったり、複雑な構成は作ってみるものの曲そのものに全く魅力がないものだったりという有様だが、現代的なメタルコア、スクリーモシーンから出てきた彼らがデビューから2作目でそれら大半のDREAMTHETER症候群のバンドたちのクオリティ、テクニックを追い超し本家を射程圏内に捕らえてしまっていることはなんとも痛快だ。このアルバムをリリース後再来日しそうな気配もあるが、音響などの整った単独公演をじっくり見てみたいバンドだ。

BULLET FOR MY VALENTINE / SCREAM AIM FIRE
BULLET FOR MY VALENTINE 2008/01/23 myspaceのページに飛ぶ purevolumeのページに飛ぶ

AVENGED SEVENFOLD、TRIVIUMのように近年、往年のメタルファンだけに留まらず、広くロックリスナーを魅了している若手メタルバンドの活躍が華々しい。デビューは彼らからは少し遅れたもののメキメキと頭角を現しているBFMVは、このメタルシーンを語る上でもはや欠かせない存在だろう。そしてA7Xらがそれぞれ3枚以上のアルバムを費やして辿り着いた地位に、BFMVはその約半分の期間と、たった2枚のアルバムで今、辿り着こうとしているのだ。 思い返せば、フルアルバムをリリースする以前にサマーソニック05に出演したという経歴も凄い。セルフタイトルのEPと、シングル「4words」が日本はもちろん、世界中のキッズを魅了するそれだけ素晴らしい楽曲であったのだと改めて関心させられる。その勢いに乗り、ファーストアルバム「POISON」は全世界で100万枚を超えるセールスを突破。そして遂に「POISON」を遥かに超える大作がここに完成したのだ。 これまでのようなエモーショナルなパートと泣きのコーラスは影を潜め、自身のルーツに戻るように、サウンド面もボーカル面においてもよりオーセンティックかつオールドスクールなアプローチが伺える。スクリームは前作より随分と控えめであるものの、マットのボーカルはより力強く、表現力は格段に増した。ギターリフが容赦なく襲い掛かり、他の追随を許さんともいうべき強靭でスピーディな楽曲が並ぶ中、どちらかといえばアメリカのHR色が強いバラード曲もまた胸に響いてくる素晴らしい仕上がりだ。 SCREAM(絶叫)AIM(標的)FIRE(発砲)、<弾が発射された。気をつけろ>というアルバムタイトルのとおり全世界に照準を合わせ、間もなく、その弾が発弾されるのだ。(MAY-E)

SYBREED / Antares
SYBREED 2008/01/23 myspaceのページに飛ぶ purevolumeのページに飛ぶ

ギター&エレクトロニクス、そしてすべての作曲までマルチにこなすドロップ率いるSYBREEDが2ndアルバムにして国内デビューアルバムをリリース。FEAR FACTORY、SPINESHANKからの影響を感じる近未来感溢れるインダストリアル&デジタルへヴィロックと、SOILWORK、IN FLAMESなどのエクストリームメタルの攻撃性を併せ持った作品だ。前作から歌詞やエレクトリックサウンドでは随所に近未来感を感じさせていたが今作ではプログレッシヴな面を若干削ってストレートにしてそこにデスメタルやエクストリームメタルのアグレッションを持たせることで非常にダイナミックな作品に仕上がっている。またテクノ、サイケサウンドの影響を強く感じさせるシンセサイザーアレンジのセンスが素晴らしく近未来的風景が安っぽいものにならずに説得力を持たすことに成功している。(ムラオカ)

ALL ENDS/ALL ENDS
ALL ENDS 2008/02/20 myspaceのページに飛ぶ

北欧はスウェーデンにおいてIN FLAMESのサイドプロジェクトとして2003年に結成されたALL ENDSは、メタルクイーンこと、EMMA(IN FLAMESのギタリストBJORN GELOTTEの妹)とTINNAの繰り広げる超絶ツインボーカルが最大の魅力である。バンド名をそのままアルバム名である「ALL ENDS」と冠された本作は、女性盤SONIC SYNDICATEとも形容できる小気味よくアップテンポなM3「WASTING LIFE」、大胆にピアノとストリングスを取り入れた珠玉のバラード・ロックM9「JUST A FRIEND」、EVANESCENCEの大名曲「BRING ME TO LIFE」を超えるポテンシャルのあるM10「CLOSE MY EYES」などなど、メタルファンだけでなく激ロックファンにもオススメできる作品である。(吉野 将志)

DOWN/ Over the Under
2007/09/25 myspaceのページに飛ぶ

ロードランナーへ移籍して、約5年ぶりとなる3rdアルバムをリリース。
PANTERA、DAMAGEPLANのダイムバック・ダレルが悲劇の死を迎えた後、フィリップ・アンセルモは非常に大きなショックを受けていたので、もしや二度とバンド活動を行わないかもしれない…と危惧していたが今ではこうやってフルアルバムをリリースすることができるようになったことを真に幸せだと思う。
同じ元PANTERAのヴィニー・ポールがHELLYEAHで超怒級モダンメタルアルバムをリリースしたのは記憶に新しいが、このDOWNは南部の薫りがバシバシ伝わってくるレイドバックしたサザンロックとメタルとが融合したサウンドだ。
フィルを中心に元PANTERAのレックス、そして、ペッパー・キーナン(CORROSION OF CONFORMITY)、ジミーバウアー(EYEHATEGOD、SUPERJOINT RITUAL)、カーク・ウインドステイン(CROWBAR)というメタル、ストーナーの猛者が集結したスーパープロジェクトである。(ムラオカ)

ARCH ENEMY/Rise Of The Tyrant
2007/09/19 myspaceのページに飛ぶ purevolumeのページに飛ぶ

今や日本だけでなく世界的にも押しも押されぬ人気エクストリームメタルバンドへと成長したARCH ENEMY。フルアルバム通算7作目とベテランの域に入った感もあるが、いまだベテランバンドという気がしないのは4作目の「Wages of Sin」からボーカルがヨハン・リーヴァより女性ボーカリスト、アンジェラ・ゴソウに変わったことも1つの要因か。2001年リリースの「Wages Of Sin」以来、久方ぶりのフレデリック・ノードストロムがプロデューサーとして携わったと聞いたとき、「Wages Of Sin」がARCH ENEMYの最高傑作と思っている僕としては非常に大きな期待を抱いていたが、まさに期待通りの素晴らしいアルバム内容となっている。ギターサウンドは「Wages Of Sin」や「Burning Bridges」の頃に近い感触があり、彼らの真髄である緻密なギターリフがこれでもかと前面にフューチャーされている点が非常に素晴らしい。また5作目の「Anthems of Rebellion」、6作目の「Doomsday Machine」とギターソロから叙情的なメロディが減退していたことを非常に残念に思っていたが、今作では過去最高に叙情的なメロディが炸裂している。またミドルテンポの聴かせる曲ではアンジェラのボーカリストとしての表現力のアップが感じられる。彼女のライブにおいての凄まじいカリスマ性と比較すると若干作品でのインパクトの弱さを感じることもあったが(もちろんトップレベルでの比較であり凡百なバンドと比較するレベルではない)、今作ではそれを完全に払拭することができたのではないだろうか?もう一点わがままを言うならば「Enemy Within」のような激速なヘッドバンカー殺しの1曲があっても良かったかも!?
10月には去年に続き2年連続で『LOUDPARK』での来日も決定している。そしてこのライブではマイケルの弟でもあるクリストファー・アモットの日本での復活ライブでもある。新作リリース、クリストファー復活後初の日本でライブと今もっとも目が離せないバンドである。(ムラオカ)

HIM/Venus Doom
2007/09/26 myspaceのページに飛ぶ purevolumeのページに飛ぶ

前作「Dark Light」がフィンランドのバンドとして初めてアメリカでゴールドディスクを獲得、M3「パッションズ・キリング・フロア」はアルバムに先行して映画『トランスフォーマー』のサウンドトラックに収録されたりと、順調にアメリカ進出を突き進んでいるバンドがこの「HIM」だ。なぜかここ日本ではオールドスタイルなメタルに括られてしまっており若いロックファンに敬遠されているように思えてならない。しかし本国フィンランドやイギリス、アメリカでは先ほど書いたように若者向けな映画のサントラに収録されたり、またLINKIN PARKがヘッドライナーをつとめるプロジェクト・レボリューションツアーにMY CHEMICAL ROMANCEなどとともに参加したりと若いロックファン層を中心に支持を集めているバンドである。EVANESCENCEやWITHIN TEMPTATIONなどのメランコリックでヘヴィなサウンドが好きな方はぜひ聴いてみてください。(ムラオカ)

AVENGED SEVENFOLD/Avenged Sevenfold
2007/11/07 myspaceのページに飛ぶ purevolumeのページに飛ぶ

前作「City Of Evil」から約1年。遂にセルフタイトルを冠とする渾身の新作が登場だ!今作はセルフプロデュースでミックスは前作と同じ、アンディウォレス氏が手がけている。音楽的な幅がとても広がり、ピアノ、ストリングス、ブラス、カントリー、パーカッションと様々な要素が取り入れられている。彼らの音楽的ポテンシャルの高さ、そして新しい可能性がたっぷりと詰まっている。重厚で荘厳な雰囲気の曲が多く内省的な趣だと思う。しかしメロディーの良さはそのままでエンターテイメントとして昇華することも忘れていない。ここらへんがさすがというところだ。今までの作品が好きなファンにとってはこの作品を初めて聴いたとき、もしかしたら困惑するかもしれない。それはバンドが新しいステップを踏み出した時、ファン心理として必ず抱いてしまう、仕方のない感情だと思うが、この作品は繰り返し聴いていくうちに、益々彼らのファンになってしまうものだと思う。間違いなく今までのA7Xのファンにとっては感慨深い作品となるだろう。ひとつだけ言えること、それは彼らの成長を絶対に見逃すべきではないということだ。(KAORU)

WITHIN TEMPTATION / The Heart Of Everything
2007/07/24 myspaceのページに飛ぶ purevolumeのページに飛ぶ

昨年のLOUDPARK06ではエクストリームメタル、ハードコアのファンをもうならせる素晴らしいライブを披露してくれたWITHIN TEMPTATIONの待望の新作がリリースされる。今作からアメリカでもロードランナーレコーズの配給によりリリースされることが決定していることから、ヨーロッパのみではなく世界的なブレイクが間近であるといっても過言ではないだろう。壮大なスケールで描かれるドラマティックなサウンドに、妖精の如く美しい歌声のシャロンのボーカルが絡んでいく様はまさに圧巻というほかない。後発のEVANESCENCEに遅れを取っていた形だが、この作品のリリースにより多くの人々の認識が大きく変わるであろう。 (ムラオカ)

DEVILDRIVER / The Last Kind Word
2007/06/18 myspaceのページに飛ぶ purevolumeのページに飛ぶ

元COALCHAMBERのデズ・ファファーラ率いるDEVILDRIVERの3rd.アルバム。今作はTRIVIUMを手掛けたプロデューサーJason Suecofを迎えている。自分は元々シャウト主体のメタルというのは、嫌いじゃないけど夢中になれる程の魅力を感じるバンドにはあまり出会えないでいた。しかしDEVILDRIVERだけはすぐに夢中になってしまった。まず特筆したい魅力はドラムの音にある。硬く、輪郭がはっきりしたキックとスネアの音が強調されておりリズムが取りやすい。更に退屈を許さない多彩なリズム展開とフィル、絶妙な「空白(休符)」の使い方。腰を突き上げられるようなダイナミックでアグレッシヴな攻撃性と素晴らしいドラムだ。そしてバンド全体のアンサンブルも、完璧に、絶妙に、伸びやかに、絡み合いまくっている。美しく「うねり」まくっている。曲が欲していることを熟知して自在に操って楽しんでいるような余裕さえ感じる。そして、デズ・ファファーラの、「負」と「(根源的で慢性的な)怒りと絶望」のパワーを武器とした強烈な声が重なり、洗練された類稀なる貴重なグルーヴを持つ見事なエクストリームサウンドに仕上がった。脳が刺激され、爽快な肉体的快楽をたっぷりと堪能したい人は迷わず買うべし!(KAORU)

DEADLOCK / Wolves
2007/05/29 myspaceのページに飛ぶ purevolumeのページに飛ぶ

前作「Earth.Revolt」は耳の早いリスナーから注目され、インディーズバンドの祭典「INDEPENDENCE-D」にてすでに来日も果たしている彼ら。今作ではこれまでもボーカル&キーボードプレーヤーとしてゲスト参加していたサビーネ・ヴェーニガーがフルタイムのメンバーとして正式加入を果たした。彼女の正式加入で格段に女性ボーカルパートが増え、またキーボードプレイにも幅が広がりシンセサイザー的な使い方をプラスすることで今までのゴシック的な雰囲気のみならずフューチャリスティックな雰囲気を持たせている。それにしても彼女のボーカルは非常に魅力的だ。ハイトーンボイスで線は細いが、柔らかく深みを持っている声質は彼らにとって大きな武器になるだろう。ヨハネス・プレムの低い声質のデスボイスとの対比も非常にすばらしい。彼らはこのアルバムで一気にレベルアップに成功し、まさに「化けた」と言い切れる作品だ。(ムラオカ)

NORTHER / No Way Back
2007/07/25 myspaceのページに飛ぶ purevolumeのページに飛ぶ

近々リリースされる5作目となるニューアルバムに先駆け先行リリースされるミニアルバム(ニュートラック5曲、ライブトラック2曲)。デビュー時からチルボドフォロワーと言われ続けてきたが、現在では、フィンランド出身ということとメロデス系という以外は共通点は見当たらずしっかりとオリジナルなNOTHERサウンドを確立している。過去のどのトラックよりモダンでアグレッシヴなM1、M4、M5、NORTHERの十八番といえるスピーディーなメロディックデスメタルを聴かせるM2、バラード調のミドルテンポのM3と、新作発表前の新生NOTHERの顔見せもあってか、バラエティに富んだ作品となっている。個人的にはM1、M4、M5のブルータルサウンドにモダンでアグレッシヴさを身に付けた曲達を評価したい。どの曲も非常にクオリティが高く新作リリースを期待させるに十分なミニアルバムだ。(ムラオカ)

RAINTIME / Flies & Lies
2007/08/21 myspaceのページに飛ぶ

イタリアから素晴らしいメロディックデスメタルバンドが現われた。以前はDREAM THEATER等のプログレッシヴメタル系のバンドの1つであったが、方向転換してエクストリームなアプローチを増やしてくことで結果的にメロディックデスメタルに近いサウンドになったため、一般的なメロデス、メタルコア系バンドとは切り口が大きく違うところが面白い。オーセンティックヘヴィメタルバンドの代表格HELLOWEENを手がけたことで有名なトミー・ハンセンのプロデュースのもと制作されたこの作品は、一般的なメロデス、メタルコアバンドのアルバムとは一線を画す繊細で丁寧に構築されている作品だ。アグレッシヴなデスメタルとオーセンティックなヘヴィメタルがうまい具合に融合しているサウンドは飽和状態にあるこのシーンにおいても新鮮さを感じさせることに成功している。(ムラオカ)

MACHINE HEAD / The Blackening
2007/03/27 myspaceのページに飛ぶ purevolumeのページに飛ぶ

メタル/ヘヴィネス界の重鎮、Machine Headによる4年ぶりの新作がドロップ。彼らの今までの作品の中でも最も複雑な曲構成(8曲で約60分)、最高にテクニカルなギターソロ、最もスピーディーでスラッシーなギターリフと、今まで養ってきたメタリックなモダンヘヴィネスサウンドにスラッシュメタルの鋭利さを一体化させたサウンドに進化している。 ただし声域の狭いロブ・フリンのボーカルスタイルはスラッシュメタルスタイルのサウンドより3rdアルバム「Burning Red」の頃のモダンヘヴィネス、ニューメタルスタイルの曲の方がマッチしている気がするのは僕だけであろうか?(ムラオカ)

NIGHTRAGE / A New Disease Is Born
2007/04/17 myspaceのページに飛ぶ purevolumeのページに飛ぶ

過去2作ではボーカルに元AT THE GATESのトーマス・リンドバーグが、リードギターにヘヴィメタルバンドのFIREWINDなどで活躍しているガス・Gがメンバーにいたことからオールスタープロジェクト的に思われていたこのバンドだが、今作を作成前に両人ともが脱退したので真の意味でバンドのスタートであるといえる作品だと思う。その再スタートに当たるこの作品が本当に素晴らしい!まず新ボーカルのジミー・ストゥリメルが素晴らしい仕事をしており、歯切れよいリズミックなスクリームにメロディックなクリーン・ボーカルもさらりとセンス良く聴かせることができる逸材だ。モダンなスタイルのジミーの歌唱法とアグレッシヴなイエテボリスタイルのバッキングの調和が非常に気持ち良いアルバムだ。IN FLAMES、SOILWORKファンからAS I LAY DYING、CALIBAN、IT DIES TODAYなどのファンにもオススメ。(ムラオカ)

FLAMETAL / The Elder
2007/03/07 myspaceのページに飛ぶ

フラメタルをリリースするということを最初にレーベル元から聞いたときはアニメタルみたいな冗談な企画かと思ったが、実際に作品を聴いてみると真剣にフラメンコとメタルを融合しているのが分かる。フラメンコといえばILL NINOをはじめて聴いたとき、思った以上にフラメンコギターの哀愁溢れる音色とメタルの相性が合っていることに驚かされた記憶がある。しかし彼らの場合アルバム全編でフラメンコとメタルの融合を試みているところが凄い。米国でトップフラメンコギターリストとして知られるBen Woodと80年代に活躍し世界的に有名なメタルバンドWHITESNAKEのベースプレーヤーUriah Duffyにより結成、また参加ミュージシャンもプロフェッショナルな人たちばかりなので素晴らしいプレイをアルバム全編で堪能することができる。新しいサウンドを探している方はぜひフラメタルを聴いてみてはいかがだろう(ムラオカ)

THE HUMAN ABSTRACT/Nocturne
2006/08/22 myspaceのページに飛ぶ purevolumeのページに飛ぶ

AVENGED SEVENFOLDが在籍していた事でも有名な「HOPELESSRECORDS」よりリリース!ロサンゼルスはノースリッジ出身の5人組。ツインギターにピアノ、時折賛美歌を入れたりと、やや様式美なメロディを前面に押し出したプログレ的メタルスタイル!終始流れのあるギターメロディに、メタリックなピロピロギターが炸裂!リズムで聴くと、ノリにくい変拍子が特徴的であるが、ストーリー性溢れる曲展開と、どこか哀愁漂うメロディが、聴く者を引き込ませる中毒性あるサウンドだ!!(FUJIMOTO)

MORS PRINCIPIUM EST/Liberation=Termination
2007/04/10 myspaceのページに飛ぶ purevolumeのページに飛ぶ

前作「THE UNBORN」の1曲目に収録されていた「PURE」は極悪で慟哭のメロディックデスメタルにLINKIN PARKを思わせるデジタルな打ち込みとゴシックな女性ボーカルが悲哀のメロディでデスボイスに絡む様はひとつの進化したメロディックデスメタルの姿を見出していたので今作にもかなりの期待を寄せていた。今作は怒涛のメロディックデスにデジタルな打ち込みサウンドも随所に聴かせたりと基本的には前作の延長線上にある作品である。曲展開などに随所に進化した点は見受けられるが、アルバムトータルで見ると軸になる曲がなく方向性もやや散漫な感じがする。ただし中堅のメロディックデスメタルバンドの中では頭ひとつ飛びぬけたセンスを持っているのでぜひエクストリームなサウンドが好きな人はチェックして欲しい。(ムラオカ)

Lacuna Coil/Karmacode
2006/04/04 myspaceのページに飛ぶ purevolumeのページに飛ぶ

イタリアが誇る耽美系MODERN HEAVYROCKバンドの4年ぶりの新作が登場!前作「COMALIES」はアメリカ市場でも25万枚を記録し、OZZFEST04セカンドステージ出演と欧州のヘヴィロックバンドとしては異例の成功を収めているが、ここ日本では一部のマニア以外ほとんど知られていないという悲しい状況だ。しかしこのリリースが状況を大きく変える可能性を秘めている。ゴシックメタルというと身構えてしまう人も多いだろうが、ぜひその壁を取っ払って欲しい。ゴシック云々というよりHEAVY ROCK に中近東テイストの妖艶なボーカルメロディを加えているといった方が当てはまるだろう。EVANESCENCEやKORNの「See You on the Other Side」が気に入っている人ならば気に入るに違いない。6月末からのOZZFES06ではメインステージへの出演も決定している。ぜひOZZFESメインステージで鍛えられたステージをここ日本でも見てみたいものだ。(ムラオカ)

Lacuna Coil / Karmacode
2006/04/04 myspaceのページに飛ぶ purevolumeのページに飛ぶ

4月2日付のUKロックシングルス・チャートでナンバーワンに輝いた”Our Truth”を収めた、イタリア産ゴス・メタルバンドの最新作。紅一点・クリスティーナのヴォーカルを立てつつ、隙間をアンディが歌い上げるというヴォーカル2人のバランスも抜群、音も垢抜けたというか、アメリカナイズされている!たまに『アレ?』という変なアレンジも顔を見せるが、エヴァネッセンスの新作が待ちきれないという人は迷わず買おう!日本盤は5月発売予定。 www.lacunacoil.it (SAWADA)

SONIC SYNDICATE/Eden Fire
2007/05/28 myspaceのページに飛ぶ purevolumeのページに飛ぶ

新世代メロディックデスメタルバンド「SONIC SYNDICATE」登場!!最年少メンバー18歳、バンド名がセガのアクションゲーム「SONIC THE HEADGHOG」から取ったことなど感性がまさに新世代。基本はメロディックデスメタルだが、長々しいギターソロはほとんど無し、近未来感を演出するキーボードが駆け巡るなど伝統的なメタル色はほとんど皆無なのでボーカルが叫びまくってる割には意外と聴きやすい。アー写を見た限り、ルックスもメンバー全員ジーパンにT-シャツというラフな姿で、紅一点のベースプレイヤーもいるなどかなり一般受けしそうだ。新世代メタルの代表格のバンド「BULLET FOR MY VALENTINE」、「TRIVIUM」に続くのはこいつらか!?(ムラオカ)

AVENGED SEVENFOLD/City Of Evil
2005/06/28 myspaceのページに飛ぶ purevolumeのページに飛ぶ

現在アメリカでメタルと言われているバンドの大多数はハードコアやモダンヘヴィネス、オルタナティヴの要素などが多分に入っており、NIRVANA以前に世界中を席巻していた黄金期のメタルとは異なるものだ。(IRON MAIDEN、JUDAS PREASTに影響を受けていると公言するバンドの多くはメタルを要素として取り入れているに過ぎない)しかし彼らは要素としてではなくオーセンティックなメタルそのものをやっている。そんな不純物なしのメタルをアメリカが受け入れ爆発的なヒットを記録している。メタルを死に追いやったアメリカが真のメタルを甦生させた、これは一つの事件である。(ムラオカ)

NORTHER/ Till Death United Us
2006/03/27 myspaceのページに飛ぶ purevolumeのページに飛ぶ

同じフィンランド出身、同じレーベル、キーボードが入ったメロディックデスメタル同士という理由もありデビューした時から常にCHILDREN OF BODOMと比較され続けてきた彼ら。今作もCOBと比較されるであろうキーボードの入ったメロディックデスメタルというスタンスは微塵も変えていない。しかし従来どおりにエクストリームに疾走する中にもグルーヴィーでモダンなパートをスパイス的に挿入したり、最近惜しまれつつも解散したフィンランドのSENTENCEDを思わせるような慟哭のメロディを持つミドルテンポの曲もあったりとスピード一辺倒にならず緩急を織り交ぜているところはさすがだ。プロデューサーがフレデリック・ノルドストロームだということもあってか以前より重厚な音作りになっているところも非常に爽快だ。(ムラオカ)

RAUNCHY/DEATH POP ROMANCE
2006/03/21 myspaceのページに飛ぶ purevolumeのページに飛ぶ

前作「CONFUSION BAY」を名門NUCLEAR BLASTからリリースし、外資系レコ屋の試聴機にあったり、激ロックでセレクトされたりと密かに注目を集めていた彼らの新作がドロップ!前作までのサイバー風味なモダンヘヴィネススタイルにメタルコア&メロディックデスメタルの要素も取り入れアグレッションの増幅に成功している。若干音程が不安定&迫力不足だった前任Voから歌えて叫べるKasperへのメンバー交代が彼らをネクストレベルに引き上げることに成功している。またKasperの歌い上げるサビメロは一度聴いたら一緒に熱唱できるほどPOPで激烈だ。SOILWORK、MNEMIC、IN FLAMES、FEAR FACTORY、STILL REMAINSなどが好きな人はぜひチェックして欲しい。蛇足だがWHAM!のラストクリスマスのメタルバージョンなカバーソングが入っている国内盤がおすすめ。(ムラオカ)

SOULRELIC/Love Is A Lie We Both Believeed
2006/02/22

日本とほぼ同じ面積ながら500万人ちょっとの人口しかいないフィンランド、しかし小国ながら最近では海外でも活躍している素晴らしいロックバンドが多数いる国として有名になりつつある。HIM、RASMUSなどはFESや単独公演でも来日しており人気も急上昇のフィンランド産のバンドである。このSOULRELICもHIMやRASMUSに負けないポテンシャルを秘めた新人バンドだ。彼らはフィンランドの凍てつく大地の如くひんやりとした叙情性溢れるモダンなハードロックを持味としておりメロディラインは日本人の感性に非常にフィットしており涙腺を緩ませる力を持っている。HIMやWITHIN TEMPTATION、EVANESCENCEが好きならば一聴の価値あり。(ムラオカ) 

FACE DOWN/The Will To Power
2005/11/17 myspaceのページに飛ぶ purevolumeのページに飛ぶ

元THE HAUNTEDのボーカリストのマルコ・アロが中心となってFACE DOWNを再結成。元CONSTRUCDEADのヨアキム・カールソン(Ba)とエリク・ティセリウス(Dr)も在籍しているといったらこのバンドの強烈さが伝わるだろうか!?最近猛威を振るっている流行のMETALCOREには尻尾を振ることなく、徹頭徹尾スラッシーにギターリフを刻みまくり、凶暴なデスボイスで咆哮する。どこを切ってもブルータリティ汁満載なアルバムになっている。ここまでストイックに徹底してゴリゴリと爆音突撃サウンドを鳴らしてくると妙にすがすがしい気分になってくる。SLAYER、THE HAUNTED、HATESPHERE、 DEW-SCENTEDのファンに激しくオススメ!!CDを購入するときにはカナダにも同名バンドがいるのでお間違いなく。
(ムラオカ /SCREAM REAL LOUD / NEW BREED / EDGE-CRUSHER)

HATESPHERE/The Sickness Within
2006/09/12 myspaceのページに飛ぶ purevolumeのページに飛ぶ

化けたな!!これが第一印象だ。前作「Ballet of the Brute」もデスラッシュ系のなかでも間違いなくトップクラスのアルバムであったが、今作はその前作をはるかに上回っている。無機質でモダンなサウンドプロダクションを得ることで、彼らの最大の魅力であるギターリフの切れ味が数倍に増すことに成功しており、またVoの進歩、無駄を省いたソリッドな楽曲(曲が短くなったということではない)、飽きさせない絶妙な展開などまさにデスラッシュ系の理想ともいえるアルバムではないだろうか!? スラッシュ・デスラッシュの革新作であるTHE HAUNTEDの「rEVORVEr」に一歩も引けを取らない傑作の誕生だ!!
(ムラオカ /SCREAM REAL LOUD / NEW BREED / EDGE-CRUSHER)

THE ABSENCE/From Your Grave
2005/09/06 myspaceのページに飛ぶ purevolumeのページに飛ぶ

デスメタルの聖地、フロリダ州タンパ発のメロディックデスメタルバンドがMETAL BLADEと契約しデビュー。最近流行のメタルコアというより完全なメタルバンドなところが頼もしい。IRON MAIDEN、AT THE GATESをフェイバリットに上げてるバンドは最近では珍しくもなく、中でもアメリカのバンドはちょっと勘違いしたできの悪いモノマネになってしまうバンドも多いが、彼らはなかなかセンス良くIRON MAIDEN、AT THE GATESの影響を消化して自分たちのサウンドに取り入れている。ルックスもヒゲにドレッド、ロンゲなどなかなかゴッツイのでライブも凄そう。
(ムラオカ /SCREAM REAL LOUD / NEW BREED / EDGE-CRUSHER)

ANTHRAX/The Great Of The Two Evils
2004/11/23 myspaceのページに飛ぶ purevolumeのページに飛ぶ

ヘヴィーロックの生みの親の1つとも言えるANTHRAXのベストアルバムの登場だ。通常のベストアルバムと異なるのは、すべて現在のメンバーで再収録したセルフカバーアルバムのスタイルになっている。基本的には過去の名曲を忠実にプレイしているが1984年のデビューアルバム「FISTFUL OF METAL」からの曲など初期の名曲が中心の構成になっており、再録することで演奏力、音質も格段に向上している(20年前と比べれば当たり前の話だが…)。それにしても20年前の曲なのに全く時代遅れに感じない彼らの楽曲には恐れ入る。ミクスチャーの元祖だのEXTREME THE DOJOスペシャルのトリを飾っただのフジロック出演だのとANTHRAXに興味を持ってはいるが、旧譜までお金が回らないという人はぜひこの再録ベスト盤を買って欲しい。最近の生半可なヘヴィーロックバンドより断然ヘヴィーなのは保障します。
(ムラオカ/Do you like loudrock !?/ New Breed/ Edge-Crusher)

WITHERING SURFACE/Force The Pace
2005/01/18

デンマーク出身の5人組によるエクストリーム・メタルバンド、Withering Surfaceの4thアルバムです。バックのデジタルサウンドに恐ろしいほどのアグレッシヴなギターにスクリーム!!!モッシュせずにはいられないサウンドです。ギターソロもかなり疾走しておりイン・フレイムスやソイルワークなどのメロディック・デスメタルバンドとはまた違い、激しさ倍増のエクストリームギターサウンドで、デスラッシュメタルやハードコアにも匹敵するほどの激しさです!!またデジタルサウンドの混じったヘヴィロックっぽい要素やデスヴォイス以外にノーマルヴォイスで歌っている要素など、ヘヴィーミュージックとして奥行きの深さを感じさせる部分もあります。ハードコア、スラッシュメタル、デスメタル、デジタルハードコア、ニュースクール、これらの音楽が好きな方すべての方にお薦めします!!
(KENTA from G / Edge-Crusher)/td>

DISAMONIA MUNDI/FRAGMENTS OF D-GENERATION
2004/07/17 myspaceのページに飛ぶ purevolumeのページに飛ぶ

SOILWORKのビョーン‘スピード‘ストリッド(Vo)がゲストで参加しているイタリアの4人組によるメロディック・デス調のブルータル・メタルバンド、DISARMONIA MUNDIの日本デビューアルバムです。4人いるメンバーの1人でもあるエットレ・リゴッティはベース以外のすべてのパートを手がけています。1曲目からかなりアグレッシヴでデスヴォイスもクリーンヴォイスもかなりメロディアスでかっこいいです!!特に3曲目はメロデス・バラードと言ってもいいくらい泣きのきいたサビのメロディとディレイ(音がこだまするような効果音)のかかったツインのギターソロがたまりません!!10曲目もサビが泣けます!また、4曲目も激しい曲ですがこちらのギターソロもツインでディレイがかかっており、まるで魂のこもったギターサウンドです!とにかく泣ける泣ける!!(笑)ビョーンも参加しているということもあるかもしれないですが、全体的に、ソイルワークに似ている曲が多いです。バンド名はイタリア語とラテン語が混じっており、DISARMONIAはイタリア語で‘disharmony‘(不調和、不協和音)という意味でMUNDIはラテン語で‘of the world(世界の)という意味で合わせて「世界の不調和」という意味らしいです。まさにバンド名の通り「世界の不調和」を思わせるようなサウンドです!!イタリアのヘヴィメタルというと個人的にはラプソディ、シークレット・スフィア、ザイ・マジェスティーなど、シンフォニック・メタルのイメージが強いですが、彼らのような北欧メロデス系のバンドは珍しいです!!イン・フレイムスやソイルワークなど、メロディック・デスメタルが好きな方にはかなりお薦めです!!(KENTA from G/ Edge-Crusher)

PROBOT/PROBOT
2004/02/10 myspaceのページに飛ぶ

過去にSCREAMと言うQUICKSANDよりも一歩先を走り、CAPTAIN BEYOND等もカヴァーすると言うレンジの広さを見せ付けたハードコアバンドでプレイし、そして90年代初頭にMETALLICA「BLACK ALBUM」と共に今までの音楽シーン全ての壁をブチ壊したNIRVANAというモンスターバンドでプレイ。現在ではFOO FIGHTERSでギターを構えヒットを飛ばし、マルチな才能を発揮しているDAVE GROHL。そのDAVE GROHLがかねてからやりたいと言っていたメタルバンドがこのPROBOTだ。本作品はDAVE GROHLが自身のスタジオでインストゥルメンタル・トラックを作成し、本人が気に入っているボーカリストに送り、ボーカリストが思い思いのボーカルと歌詞をのせて作成されたようである。基本的にDAVE GROHL本人はボーカルに関してはノーチェックだそうだ。参加ボーカリストはKing Diamond、Snake(VOIVOD)、Thomas Gabriel Fischer(CELTICFROST)Cronos (VENOM)、Lee Dorrian (CATHEDRAL)、Lemmy Kilmister(MOTORHEAD)、Scott“Wino”Wienrich(元THE OBSESSED/SPIRIT CARAVAN)、LeeDorrian(NAPALM DEATH)、Mike Dean(CORROSION OF CONFORMITY)、Max Cavalera(Soulfly,Sepultura)等の玄人ウケするボーカリストが多い。驚くべき点は、DAVEGROHLのソングライティングにあり、ボーカルのイメージと曲がピッタリ合っていているので、上記のバンドの音を知っている人はカヴァーでは?と思う程である。また
レーベルもまさかのSUTHERN LORDだ
(KAWAGUTI/NEW BREED)

DISARMONIA MUNDI/FRAGMENTS OF D-GENERATION
2004/07/17 myspaceのページに飛ぶ purevolumeのページに飛ぶ

ちまたで、うわさになっているイタリア発のバンド。もともとフロントマンがいないとの事で、今回はソイルワークのVO.ビョーンがメインウ゛ォーカルを担当している。聴いてみると、ソイルワークそのものっぽいが、メロディーはソイルワークよりメロディアス。しかし激しい中にもかなり歌ってる曲もあって演奏など含めて、総合的にソイルワークより好きかも・・・一曲目のCOMMON STATE OF INNER VIOLENCE がお薦め!このバンドの要の人物ETTOREがギターとドラムとキーボードを兼ねている(すごい!)との事なので、ライブは当分見れなさそうなのが残念。IN FLAMESやDARKTRANQUILLITY、CONSTRUCDEADなどが好きな人にお薦め(もちろんソイルワークも!)最近のバンドの中で一押し!
(MIKACO/DO YOU LIKE LOUDROCK!?)

CARNAL FORGE/AREN'T YOU DEAD YET?
2004/08/10 myspaceのページに飛ぶ

スウェーデンのデスラッシュバンド。前作が日本デビュー作ではあるが通算では5作目になる。前作もかっこよかったが、今作ではさらに上回っており、技術的進歩はもちろんの事、よりフックの効いた楽曲が増えている。アルバムを通して聴いてもあきず、疾走感があってアグレッシブ。これぞ、デスラッシュ!!ウ゛ォーカルもしっかりしており、自分好みの太い声でかなりお気に入り。今どきのモダンな音も取り入れつつも、王道のスラッシュメタルの要素も大切にしている感じ。前作をイベントでかけても一部の人にしか反応がなかったが(悲)、今作は何かしらの反応があると期待している。オススメは3曲目のBURN THEM ALITE。SOILWORK、CONSTRUCDEADが好きな人にはぜひ聴いて欲しい。最近のサウンドホリックは外れがない!
(MIKACO/DO YOU LIKE LOUDROCK!?)

BEYOND THE EMBRACE/INSECT SONG