DISC REVIEW
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さながら"One for all All for one"の精神を、音として具現化したのが今作だと言えるのかも。Iyoda Kohei(Support Gt)を含む5人全員が原曲を提示したうえで制作されたこのアルバムは、どこから聴いてもNoGoDの音ではあるものの、より個性が抽出された彩り豊かなものとなった。団長(Vo)ならではの熱さが音と詞にこもっている「天国」、hibiki(Ba)のメロディ・メーカーぶりが発揮されている「ジョン・ドウに捧ぐ」、Shinno(Gt)が90年代V系の香りを甦らせてみせた「海底ノ華」、K(Dr)がギター・ロック系バンド的なアプローチを提示した「STELLA」、Iyoda Koheiがメタルの真髄を凝縮してみせている「Burning Heart」と、みんな違ってみんないい。個人的には、CD版のみ収録のポ○リCMソングにハマりそうな「アオナツ」もマジ推し☆ 杉江 由紀