DISC REVIEW
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昨年は2ヶ月連続デジタル・シングル『Passion Play』、『emotional disorder』をリリースした彼ら。約4年ぶりになるパッケージでのニュー・シングルは、バンドの新章を告げるような内容と言えるだろう。表題曲はNoGoDらしいミドル・テンポの重厚なバラードで、団長の麗しく伸びやかなヴォーカルは大人の魅力に溢れている。続く「Nightmare」はライヴのコール&レスポンスを意識したダークなアッパー感を発揮した曲調。大振りのリフにも身体が反応せずにはいられない。ヘヴィなリフで迫る「不完全肯定論」は従来のらしさを貫くかっこよさ。さらに「emotional disorder」、「桃源郷へようこそ」は、今年1月6日に行われた渋谷TSUTAYA O-WEST公演から抜粋された音源を収録。ライヴ・バンドとしての真骨頂を刻みつけている。 荒金 良介