MENU バンドTシャツ

激ロック | ラウドロック ポータルサイト

INTERVIEW

Zephyren代表GEN氏×ROTTENGRAFFTY

2017.03.10UPDATE

2017年03月号掲載

Zephyren代表GEN氏×ROTTENGRAFFTY

ROTTENGRAFFTY:NOBUYA(Vo) N∀OKI(Vo)
Zephyren:GEN(代表)
インタビュアー:米沢 彰 Photo by 濱谷 幸江

-今回のライナップで、このZephyren連載企画を読んでいる読者に特に観てほしいアーティストを教えていただけますか?

NOBUYA:難しいけど、やっぱり関西勢かな。KNOCK OUT MONKEYとか。

N∀OKI:あと、GOOD4NOTHING、BUZZ THE BEARS、ReVision of Senceとかも。でもロックの人が多そうなんで、逆に普段知れないヒップホップの人らを誰かしら観てほしいっていうのもありますね。

GEN:餓鬼レンジャーと一緒に、3月に熊本に行くんだよね。熊本でイベントやって、熊本のアーティストをオープニング・アクトでA.V.E.S.Tに呼ぶっていうのをやるんで。そういうのもあるしね。ヒップホップを怖いって思ってる人って未だにいるのかな。昔はロックも怖かったし、俺も怖かったし(笑)。

一同:(笑)

GEN:こんなに街が優しくなる日が来るとは思わなかったよ(笑)。

NOBUYA:やっぱりロック好きが読んでる激ロックだからこそ、ヒップホップにも飛び込んで行ってほしいですね。

N∀OKI:OZROSAURUSとか、バンド体制やしすんなり入れたりとか、般若君とかも長いことやってはるからライヴの説得力もあるし。ACEとかもフリースタイルでバキバキの人やし、上野とかロック・バンドとかもよく一緒にやってて盛り上げ方も知ってるし。フリースタイルってラジカセから音が流れりゃ、マイクもいらんくて自分で練習できてっていうもんじゃないですか。ロックやったら、ギター、ベース、ドラムがいて、スタジオも入らなあかんけど。家でひとりで練習できるし、今の中学生なんか"パンチライン"とか"サイファー"って言葉を知ってたりとかするから、ボキャブラリーも増えてて。逆に今のフリースタイルめっちゃ上手い子って、脳みその使い方が僕らのときとは違って、もっとすごいと思うんですよね。回転っちゅうか、言葉もよう知ってるし。言葉で人にわかってもらうって、人間にとって必要なことじゃないですか。それが、起承転結になりつつ比喩表現ができてたら、よりいいと思うし。だから、今ヒップホップが盛り上がってるっていうのもわかる気がするんですよね。アナログな感じっていうか生々しさがヒップホップにはあるから、それは感じられると思いますね。しかも、誰にでもわかる日本語ラップで。

-そうですね。

N∀OKI:ヒップホップの中にも、メロディックっていうか、ミクスチャーっていうか、人によってもいろいろ違うし。歌い方、言葉の並べ方、風貌も当然ちゃうし。なので、ホントに観てほしいですね。

-ありがとうございます。では、今回のA.V.E.S.Tに向けての思いや意気込みをうかがってもいいでしょうか?

N∀OKI:あんまり、どこのライヴハウスに出るっていう意気込みって、結構いつも一緒というか、いいライヴするっていうのは、人のツアーでも自分たちの企画でも一緒なんですけど、いつもより、昨日より、今日よりっていう感じで更新して、この日はこの日の最高のライヴをするっていう感じですね。今回は、ヒップホップの方たちにも観てもらって"ヤバかったよ"って言ってもらいたいです。ヒップホップには出せないダイナミックさとかグルーヴとかもやっぱあるんで。ヒップホップの方たちにも届けたいなって気持ちはあります。それで、"ライヴ良かったよ"っていうきっかけで話しやすくなったりするじゃないですか。まぁでも、1番取ります!

-ありがとうございます。NOBUYAさんからもお願いします。

NOBUYA:個人的に、ヒップホップのめちゃくちゃカッコいいなっていうとこと、そこどうなんやって、自分の中で疑問に思っていることがあって、たぶんヒップホップのアーティストの方々もロックに対して、ロックのここカッコええなっていうとこと、ロックのそこどうやねんって思ってるとこがあると思うんですよ。いい機会やから、その答え合わせをしたいなって思っていますが、さっきN∀OKIも言ってましたけど、この数あるアーティストの中で、ヒップホップもロックも含めて、必ず1番取りたいですね。

-ありがとうございます。逆にGENさんから、ROTTENGRAFFTYに期待していることをうかがえますでしょうか?

GEN:長い付き合いで、いろんなときを乗り越えてきた仲間なんで、やっぱこれぞROTTENGRAFFTYというのを見せてほしいですね。おそらく、僕の今回やりたかったロックとヒップホップの融合っていうのが完成するには、ヒップホップをよく知ってるN∀OKI君は適任だと思うので。あと、戦わないと融合しないと思ってるので、みんなで1番を取りに戦ってもらって、そういう中で、また新しいものが生まれてきたり、たぶん、みんな考えてることは一緒で、話せば話すほど、結局みんな同じ方に向かってるんだって、それをお客さんにも知ってもらういい機会だなって思いますね。でも、楽しみだな! やっぱ自分が一番楽しみなんで。

N∀OKI:そうですね!

GEN:A.V.E.S.Tみたいなことをやりたい人いると思うんですよ、絶対。17年前に新しいと思ってやっていたことを今でもやっているのが本当に不思議で。前線に身を置いているからかわからないけど、たまたまこうやって運良くこういう雰囲気でできるっていうのは、本当にツイてるなっていうか、一生懸命いろんな人にやりたいことを話してよかったなって。別にこれを集大成とは思わないんだけど、今回はこのために仕組んだので、ここからもっと進化していくには、このA.V.E.S.Tが重要なんじゃないかな。戦いであり融合でもある今回が、新たなスタートだと思っているので、それをみんなに観に来てほしいです。もちろんA.V.E.S.Tは今後も続けていくけど、今回はターニング・ポイントだと思う。4月15日(土)は"よいこの日"! よいこは渋谷に集合!

NOBUYA:間違いないですね。