INTERVIEW
オメでたい頭でなにより × 激ロック × バイトル
2018.04.10UPDATE
2018年04月号掲載
Member:赤飯(Vo) ぽにきんぐだむ(Gt/Vo) 324(Gt) mao(Ba) ミト充(Dr)
Interviewer:吉羽 さおり Photo by 上溝恭香
オメでたい頭でなにより × 激ロック × バイトル キャンペーン情報
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-どこでも頼りにされている感じですね。
mao:車の買取屋だったときは、うち(の事務所)の機材車も探したりしてたよね。
-バンドの機材車はみんなで折半して買ったりしてるんですか。
mao:最初のは、ミト充さんが4~5万で持ってきたんだよね。
ミト充:最初は僕の車で、働いていた関係で安く買えたので。4万だったかな。
ぽにきんぐだむ:すごいよね、ラジコンくらいの値段。
ミト充:5人だけで回していたときは、ずっとその車で大阪日帰りしたりして。
ぽにきんぐだむ:まあまあポンコツなので、高速を走っていると下のバンパーみたいのが取れて、ガーっ! ってなってたりしてね(笑)。
ミト充:ガス欠で(車体を)押したこともあった。
mao:そんな思い出もあるね。
ぽにきんぐだむ:バンドマンっぽいですよね。
-オメでたい頭でなによりを始めたときは、みなさんバイトはしていたんですか。
ミト充:バイトをしていたのは、俺だけかな。
mao:バイト王だからね。
ミト充:動いていた方が、気が楽っていうかね。ダラけちゃうと、ぐでーっとしちゃうし。他はみんなサポートの仕事なんかもしていたんですけど、僕はそこまでなかったので。ちょっと前までバイトはしてましたね。
-バイト経験で役立っていることはありますか。
ぽにきんぐだむ:だいたい役立っているんじゃないかな。コミュニケーションとか。
mao:それこそ料理とかもそうだしね。
324:俺だけだね、役に立ってないの。
ミト充:でも、プロフィールに書いてるじゃん。
324:Twitterのプロフィールに、"チョコとおちょこを間違えてクビになった"って書いてるけど。俺、そこに書くためにバイトしてたのか(笑)。
赤飯:まぁ、話のネタにはなりますからね。それこそコンサート・スタッフの話なんて、めちゃめちゃあるじゃないですか。いろいろ怒られたこととか。
ぽにきんぐだむ:今、ライヴとかで会場に入って、前に働いていたコンサート・スタッフのパーカーを見ると、すごく優しくなる(笑)。過剰に"お疲れさまです"って言っちゃうような。
赤飯:自分たちが働いていた当時、アーティストの方が声掛けてくれるだけで死ぬほど嬉しかったやん。そういうことだよな。
mao:バイトも、いずれは偉くなるんですよ。テレビで言うと、ADがディレクターになったりするわけですよね。その人に優しくしておくのは大事。
赤飯:めっちゃ計算高いな(笑)。でもまぁ、そういうのもありますけどね。
324:単純に、人に優しくしようよっていうことだよね。
今回のドリームバイトは、うちのメンバーふたりも応募してました。ちゃんと意気込みとかも書いてね(ぽにきんぐだむ)
-324さんのバイト経験としては、苦いものが残っている感じですか。
324:まぁ、そのレストランでの1件と、あとは治験のバイトでお薬を飲む方のバイトもありました。僕の場合は、週に何日もバイトをするくらいだったら、ギターを弾きたいし、音楽を作りたいというのがあったから。
ぽにきんぐだむ:単発で稼ごうと。
324:治験のアルバイトで80万円稼いで、作曲の機材は全部揃えて、あとはバイトはしないで、音楽で稼いでいたんです。
赤飯:あ、僕もうひとつバイトありました。カラオケのガイド・ボーカルに僕の声が入ってるんですよ。JOYSOUNDで"ガイド・ボーカル入り"っていうのがあるんですけど、何曲か僕が歌ってます。例えば、Hilcrhymeの「春夏秋冬」は僕ですね。あと、AAAをひとりで歌っていたりします。それを週1で2曲とかやっていました。
mao:特殊だよね。それは赤飯にしかできない。
赤飯:昔から、よく人のモノマネとかをやっていたんですけど。その仕事では、その人っぽく歌ってくださいとか、クセをマネしてくださいと要求されるんです。マネをしていた経験が、初めて役に立ってお金に変わったということに感動しました。
mao:自分のスキルがバイトに使えるのはいいよね。ちなみに、ナベちゃん(※ドリームバイトの鍋島菜摘さん)は何かバイトやってたんですか。
ミト充:こっちから質問するパターン!?
ぽにきんぐだむ:言っときますけど、今回のドリームバイトはうちのメンバーふたりも応募してますからね。
ミト充:俺、落ちてるからね。
324:そうだよ。3万貰えるの? って応募したら、落ちたよ。
ぽにきんぐだむ:ちゃんと意気込みとか書いて応募してますからね。
-そうでしたか(笑)。ちなみに鍋島さんは、「wosushi ~ウォールオブ寿司~」(2016年リリースの1stミニ・アルバム『オメでたい頭でなによりです!』収録曲)のMVのエキストラに参加していたそうですよ。
鍋島:はい、2日間行きました。
ぽにきんぐだむ:じゃあ、我々のこと知ってるんですか。
ミト充:それはそうでしょ!
ぽにきんぐだむ:3万円に目がくらんだだけかと思った(笑)。
mao:楽しかった?
鍋島:めっちゃ楽しかったです。
mao:それなら良かった。
-では、鍋島さんからの質問の前に、みなさんから今、夢を追い掛けながらバイトを頑張っている人へ、メッセージやアドバイスを貰えますか。
赤飯:ドリームを掴むためにがむしゃらに自分の身を粉にしてというのも、どこかで限界がきちゃうから。バランスをとって、うまくやっていく方法というのも、やらなあかんよ! っていうアドバイスはあるよね。
-先ほどの324さんのような働き方も、選択肢としてはありますからね。
324:そうですね。本音を言うなら、バイトしてる暇があったら(音楽の)練習しようとかもあるけど。でも、自分がやりたいことって、千差万別じゃない? 音楽だけじゃないし。
ぽにきんぐだむ:飲食をやりたくて、飲食でバイトすると言うのはありだしね。
324:音楽をやりたいなら、音楽に関する仕事はたくさんあるし、その現場にいるのは、それだけでも価値があるから。例えば、ライヴハウスで働くことで、裏方の人にも気を遣えるようになるし。そうやって、絶対何か関連づけられることはある。自分のやりたいことに少しでもマッチするバイトとか、働くところは絶対に存在するから、貪欲に吸収するつもりで、めげずにそれを探すのも大事かな。とりあえずお金が欲しいから、募集のある適当なところに行くのではなくて、時給って、つまりは自分の寿命の切り売りだからね。その値段で、自分の寿命を買い取ってもらってるようなことだから、それは無駄にしたらいかんのではと私は思いますよ。
mao:まとめると、バイトの経験は、将来の夢に役に立ちますよということです。