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INTERVIEW

a crowd of rebellion × 激ロック × バイトル

2018.07.10UPDATE

2018年07月号掲載

a crowd of rebellion × 激ロック × バイトル

Member:高井 佑典(Ba) 近藤 岳(Dr) 小林 亮輔(Vo/Gt) 宮田 大作(Vo) 丸山 漠(Gt)

Interviewer:杉江 由紀 Photo by ゆうばひかり

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誰にでも、黎明期というものはある。激ロック7月号の表紙を飾っていることからもわかるとおり、今年で結成10周年を迎えたa crowd of rebellionは、7月11日にリリースされる3rdフル・アルバム『Ill』(読み:イル)で、バンドとしてのよりコアな部分を提示し、ライヴ・バンドとしてもシーンをリードしている頼もしい存在だが、そんな彼らにもかつては機材費やスタジオ代をコツコツと稼いでいたバイト時代の経験があったという。日本最大級のアルバイト情報サイト"バイトル"と激ロックによる"激的アルバイトーーク!"では、普段経験できないような非日常的なアルバイトが体験できる企画"ドリームバイト"として選ばれた前川泰輝さんにもご協力をいただきながら、a crowd of rebellionの面々が実際に体験したアルバイトにまつわるエピソードを中心に、レアな話を訊いていく。

-a crowd of rebellionのみなさんは、どのようなアルバイト経験をお持ちでいらっしゃるのでしょうか?

高井:僕は飲食店が多かったです。初めてやったのも飲食店のバイトでしたね。きっかけとしては、友達が先にそこで働いていたので、自分もやってみようかな、となりました。

-高井さんにとっての、アルバイトを通じた思い出を語っていただけますか?

高井:アルバイトを始めて最初にすごく思ったのは、"1万円を稼ぐのってめっちゃ大変だな"っていうことだったんですよ。働くっていうことをやってみて、紙幣1枚の重さに初めて気づきました。お年玉とか、お小遣いも一応は自分のものではあるんですけど、自分で稼いで得たお金はまったく意味が違いましたね。このくらいのことをしないと、お金って自分のものにはならないんだなということを実感したんです。

-その経験により、例えば無駄遣いが減ったようなこともあったりしました?

高井:むしろ、気持ちの面では欲しいものを心置きなく買えるようになったかもしれないです(笑)。ちょうど、アルバイトを始めたころに初めてベースを買って、それはお年玉とかの貯金で買ったんですけど、そのあとにちょっとずつ買い足していったエフェクターとか機材はすべて、"自分で働いて得たお金"で買ったので、その方がなんとなく胸を張って買える感覚があったんですよ。


今でもコンビニに行って商品の棚が乱れてると、つい揃えたくなっちゃう(笑)(近藤)


-それは一理ありますね。では、近藤さんはどんなアルバイトをされてきましたか?

近藤:僕が最初にやったのはコンビニでのアルバイトでした。何よりも、家から近かったというのがそこを選んだ理由です。とにかく住んでいたのがかなりのド田舎だったので(笑)、 最寄りのコンビニまで家からチャリで10分くらいかかるところだったし、他には働けそうな場所がなかったんですよ。どこかでバイトを探そうにも、家まで帰れるバスが20時とかで終わりですからね。選択肢がなかったんですよ(苦笑)。

-コンビニで働いてみて、近藤さんが感じたのはどんなことでしたか?

近藤:今はさらにサービスの種類が増えてますけど、僕が始めた当時でも、やらなきゃいけないことが結構多いなぁと感じてました。ほんと仕事が多くて大変だと思うので、今、自分がコンビニを利用するときには、お店の人に対して優しく接するようにしてます。

-多岐にわたる業務の中で、近藤さんが最も得意だったのはなんだったのでしょう?

近藤:商品の陳列ですかね。並べるのが好きでした(笑)。品出しの時点できれいに並べたり、お客さんがいないときを見計って奥にある商品を前の方に持ってきて並べたり、っていうことをよくやってました。たぶん何事もきちっとしていないと落ち着かないところがあるんでしょうね。今でも、コンビニに行って商品の棚が乱れてるとつい揃えたくなっちゃうときがあります(笑)。

-コンビニ以外のバイト経験では、ほかにどんなものがありましたか?

近藤:派遣バイトで、サッカーの試合やイベントのスタッフをやったことがあります。僕は裏方として設営もやったことがありますし、警備でずっと立っているのって大変っていうのもわかっているので、そういういろんな仕事をしてくれている方たちのおかげもあって、今の自分たちが無事にライヴをできているんだなということをすごく感じますね。

-では、小林さんにはどのようなバイト経験がありますか?

小林:僕がやったことがあるのは、最初がスーパーで、あとは服屋さん、家庭教師、本屋さんでしたね。スーパーでは基本的に品出しをやっていたので、レジはたまにやるくらいでしたけど、販売で大変だったのは服屋さんでした。全然続かなかったです。

-何が大変だったのですか?

小林:社風って言うんですかね。それがとても厳しいところで、朝の掃除も塵ひとつ残しちゃいけないっていう感じだったし、髪の毛の長さに関しても前髪は伸ばしたらダメっていうのがあったりしたんですけど、そのときにはもうこのバンドをやり始めていて長かったので、"切ってこい!"って言われて、切ったんですよ。でも、それだとあまりに似合わなさすぎて。今度はメンバーに"それは変!"って言われちゃいまして(苦笑)。

宮田:それ、言ったの俺です(笑)。

小林:そんなこともあって(笑)、服屋さんは続かなかったですね。でも、そのあとに行った本屋さんでは素敵な上司の方と出会うことができました。メジャー・デビューが決まる直前まで大学に通いながらその本屋さんで働いていたんですけど、大人としてのあり方といいますか、社会に出るうえで必要な知識とか、それこそスーツの着方とか、いろんなことをその上司には教えてもらえたんです。たくさん飲みにも連れて行ってもらいましたし、今でも一緒に飲みに行ったりするくらいの関係なんですよ。僕の恩師です。