INTERVIEW
a crowd of rebellion
2013.06.06UPDATE
2013年06月号掲載
Member:宮田大作 (Vo) 小林亮輔 (Vo/Gt) 丸山漠 (Gt) 高井佑典 (Ba) 近藤岳 (Dr)
Interviewer:ムラオカ
2007年春新潟県新潟市にて結成。幾度のメンバー・チェンジを経て、2012年2月より現在の5人となる。エモ、スクリーモ、メタル、ハードコアなどのラウド・ミュージックに憧れ、自分たちにしか出せない楽曲、ステージを求め県内、県外問わず活動。これまでにPay money To my Pain、coldrainなどのツアー・サポートをも経験する。2010年より活発な県内、県外を問わないライヴ、ツアーを繰り返し、2012年2月8日に全国発売されたminialbum「Hydrangea」が知名度の低さと露出の少なさに反するスマッシュ・ヒット。2012年4月に行われた「Hydrangea」ツアー・ファイナルではソールド・アウトを記録と人気、実力共に評価を高める中、『Zygomycota』を6月5日にリリース。
-初めてのインタビューとなりますのでメンバーの自己紹介をお願いします。
宮田大作(以下D):咆哮担当宮田大作です。
小林亮輔(以下R):もやしボイス&ギター担当小林です。
丸山漠(以下B):機材トラブル担当漠です(ギターです)。
高井佑典(以下Y):マネージャー担当高井です(たまにベースも弾くよ♪)。
近藤岳(以下T):アニメのことは俺に聞け!たけしです。ドラムです!
-結成から今に至るまでを教えてください。
Y:2007年の春に結成し、何回かメンバー・チェンジを繰り返して、この体制になったのが2012年3月です。最初からいるメンバーが俺とヴォーカルのだい(宮田)です。最初4人で1年やって、そしたらギターが家の都合で出家したので(事実)、メンバー募集をしたところやって来たのが漠でした。それから2年ほどやっていたら急にだいが“俺、ギターやめる!きれいな歌もやめる!てか1人でできるわけねーだろクソが!”と今更駄々をこねはじめて、当時僕らのライヴの最前で頭を振っていた高校2年生のクソガキ(亮輔)を半ば強引に引き込みました。そこから2年間やっていたんですが、メンバー・チェンジがあって岳を回転寿司で釣って加入させました。
一同:(笑)
-前作『Hydrangea』も完成度の高いメタルコア、スクリーモ・アルバムでしたが、今作『Zygomycota』はさらに大きく進化しましたね。今作を作り終えての気持ちを教えてください。
D:前回のミニ・アルバム『Hydrangea』は、正直リスナーを絞った作品でしたね。今回の『Zygomycota』は更に自分たちの視野を広くし、立ちはだかる壁に挑戦した作品です。この作品が前回よりもさらに広く多くの人の耳に届くことを毎晩毎晩祈り続けております。
R:うまく表現できたと自分らでは思っているので、達成感がありますね。
-アルバム・タイトルが『Zygomycota』(接合菌類)とは非常に難しい単語を使用していますね。このタイトルにはどういった意味を持たせているのでしょうか?
R:まぁ、元の接合菌類という単語とは厳密には意味合いはちょっと変わってくるんですが、つまり様々な色がある曲たちが6曲結びついてできたミニ・アルバムにしたかったので、このタイトルにしました。これは曲だけでなく、僕ら5人の結びつきにも関わってると言えます。
-今作を制作する上でコンセプトがありましたら教えてください。
D:メタルコアやスクリーモなどの枠を自分たちは抜け出したいと思っており、より自分たちを深く広く表現できるような楽曲、歌詞を作ろうと思い、5人のカラーを存分に発揮しました。
T:僕としてはこの作品が初めての単独音源としての参加でしたので、曲ごとのコンセプトにマッチした雰囲気のフレーズ作りを意識しました。
-今回こちらから取材オファーをさせていただいたのは、今作がとても素晴らしかったからです。Fear, and loathing in Las Vegas、SiM、coldrain、Crossfaithなどが1、2数年前にブレイクした後、新たなバンドの出現が少し落ち着いてしまったように感じています。そんな中あなたがたのこの作品を聴いてブレイクする可能性を感じました。あなた方自身、トップのバンドたちに食い込んでいこうとする野心を持ってこの作品を制作しましたか?
B:ありがとうございます!もちろんです!諸先輩方は僕らもリスペクトしてますし、その中に食い込んでいきたいという気持ちは当然あります。ゆくゆくは同じ舞台に立ちたいと思っているので、この作品に関してはそのファースト・インパクトもしくはジャイアント・インパクトになればと願ってます!でも、その中でも一際異才を放ったバンドになりたいとも思っています。
-『Zygomycota』を聴いて感じたのは凄まじくヘヴィでラウド且つ、非常にエモーショナルでキャッチーだという、2つの要素のバランス感が非常にいいことです。この点はこだわったポイントなのでしょうか?
Y:その2つのバランスは1番こだわりました。ウチは対極的なツイン・ヴォーカルというところが印象として強いと思うので互いを際立たせるような唄い回しだとか、曲の展開、アレンジに時間を費やしました。
R:サビ4回くらい変えたしね……録ったあとに……。
D:あの時はホントに亮輔厳しそうだったもんなー……(他人事)。
一同:(笑)。