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DISC REVIEW

:12_White

a crowd of rebellion

『:12_White』

ツアー・キャンセルという苦境を乗り越え制作されたニューEP。前ミニ・アルバム『Black_24:』と対になっており、前作は「Dystopia」に始まり今作は「Utopia」で終わるといった具合に随所にギミックが仕掛けられている。それをひもといていくと作品を2倍は楽しめるだろう。イントロ明けの「Alone//Dite」にはリベリオンらしさをこれでもかと詰め込み、続く「MEI」ではこの間に溜め込んだものを一気に発散するかのようなアグレッション全開のハイテンションに引きずり込み、「Utopia」で手術明けと思えない澄み渡ったハイトーン・ヴォイスで包み込む。それぞれの楽曲が高いレベルにあることも相まって、彼らの苦難も踏まえながら聴けば胸熱不可避。 米沢 彰