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DISC REVIEW

オメでたカバー横丁~一番街~

2020年の「金太の大冒険」カバー発表時は、昭和の珍曲を掘り起こしてきた上にメジャーから世に放つとはと思った人も多いだろう。しかしながら、ディスコ・ファンクからハードコア、スラップ・ベースの映えるミクスチャーからチップ・チューンなどを交えた壮大なアレンジと遊び心に、改めてオメでたの面白さを突きつけられて、これはアリだと納得させられたのも事実。その豪腕ぶりとセンスとが発揮されたのが今回の初カバー・アルバムだ。「三百六十五歩のマーチ」(1968年)から「マル・マル・モリ・モリ!」(2011年)に至るナイスな選曲で、原曲に最敬礼したアレンジはラウドに昇華するだけでない、メンバーの多彩なスキルと細部へのこだわりが窺える。緻密な計算あってこそ最高の喜劇が成り立つ、オメでた節を磨いた1枚だ。 吉羽 さおり