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INTERVIEW

lynch. × 激ロック × バイトル

2018.03.12UPDATE

2018年03月号掲載

lynch. × 激ロック × バイトル

Member:葉月(Vo) 玲央(Gt) 悠介(Gt) 晁直(Dr)

Interviewer:吉羽 さおり Photo by 上溝恭香

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-ちなみにコンビニだと接客など、コミュニケーションも必要なところがあると思いますが、葉月さんはその面はどうだったんですか。

葉月:深夜だとないですね。お客さんとも喋るわけではないですし、孤独との戦いで。明け方の3時、4時くらいとか誰も来ない時間帯っていうのがあるんですよ。そのときは歌詞を書いたり、メロディを考えたりしてました。

-バイト仲間で今も繋がっているような方はいますか。

玲央:僕はちょうど先月、コンビニで夜勤が一緒だった子たちと何年ぶりかで会って、ご飯に行きましたね。僕の携帯番号が変わってないか、試しにかけてみたらかかったらしくて。それで"ご飯とかどうですか"っていうので会って。そのときも、当時は地獄だったねという話をしてましたね(笑)。今はそれぞれ、独立して会社を持っていたりとか、大きな会社で上の方にいたりしてますけど、やっぱりあのころに比べれば......って言ってますよ。でもそういうのってすごい大事だなって思いますね。若いうちに底辺を作っておくっていう。

-もう上を見るだけですからね。3人がやっていた清掃のバイトだとバンドマンは多かったりするんですか。

晁直:他にはいなかったな。

葉月:そのバイトは、融通がものすごい利きましたね。

悠介:たしかに。いい感じにシフトを入れてくれたりとか。僕は、メジャーに行くまでやってましたね。

-バイトを辞めて音楽で食べていけるとなった瞬間は、やっぱり嬉しいものですか。

悠介:正社員になったような感じですかね(笑)。音楽に集中できるっていうのは、ありがたいですよね。バイトしながらっていうのも、それはそれで良かったんですけど。音楽に集中できるっていうのは嬉しいものです。

-夢を叶えるためのバイトですからね。

葉月:そういえば、清掃のバイトって辞めたの?

晁直:辞めるって言ってないんですよね。

葉月:3人とももしかしたら、まだ籍があるかもしれない。

玲央:6年近くシフトに入ってないだけってことか(笑)。

晁直:そんな気がする。インディーズ最後のツアーが結構長くて。そのときはバイトに入れないから、行ってなくて。たぶん、そのままになっている気がするんですよね。ツアー終わってからもレコーディングとかいろんなことが詰まっていたから、バイトに行けないっていうのが続いて、気づいたら行ってなかったっていう感じだったので、この日からバイトやってません、というのはないんですよね。だから、これでバイトは終わりだっていう嬉しい実感みたいのはないんですよ。気づいたらこうなってたから。

-そうだったんですね。でも、もう戻れませんからね。

悠介:できれば(笑)。

葉月:でも行ったら、1万円貰えるからね。日給高いんですよ、清掃のバイトって。コンビニの食品工場とかいろんなところの清掃なんですけど。高いところをモップに薬品つけて拭いたりするんです。その薬品が目に入ったら失明するからって言われるんですけど、結構ぼたぼた落ちてくるんですよ。それをうまくかわしながら、掃除をするっていう。懐かしいですね。晁直君はそこの重鎮だったし、まとめ役で。僕らは(彼の)言うことを聞いて、はい、わかりましたという感じでやっていたんですけどね。

晁直:まぁ、僕が失敗したら会社が怒られちゃうことになるので、そういうことで責任感はありました。


時給は自分の1時間を売るということ。バイトを経験することで、本当にやりたいことに時間を使えるようになったとき、自分の時間の価値が上がるんです(葉月)


-これを読んでいる人の中には、いろんな夢を目指してバイトをしている方もいると思うので、そういう方へのアドバイスやlynch.からのメッセージをお願いします。

葉月:僕が思うのは、バイトをするっていうのは時給じゃないですか。それは自分の1時間を、例えば900円とかで売るということなんですよね。それを自覚しながらやってほしいなっていうのはあって。その価値観みたいなものが、バイトをしなくてよくなったときにわかるんじゃないかと思うんです。自分の時間を、本当にやりたいことのために使えるようになったときに、自分の時間の価値が上がるというか。もう900円で売らなくてもいいんだっていうね(笑)。もっと時間を大切に使おうという気持ちに、僕はなっているんですよね。時間って本当に大事なんですよ。