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INTERVIEW

Zephyren代表GEN氏 × ROOKiEZ is PUNK'D × ROACH × Another Story

2017.12.11UPDATE

2017年12月号掲載

Zephyren代表GEN氏 × ROOKiEZ is PUNK'D × ROACH × Another Story

ROOKiEZ is PUNK'D:SHiNNOSUKE(Vo/Gt)
ROACH:taama(Vo)
Another Story:KeiGo(Vo)
Zephyren:GEN(代表)
インタビュアー:米沢 彰 Photo by 結城 さやか

taama:GENさんは、普段から言葉の端々で地道な活動っていうことの大事さを伝えてる感じがあるんですよね。

GEN:やっぱり昔からブランドって、有名な人に着てもらった方がいいっていう考え方はあるんだよね、でも、そういう考えは違うなって思ってて。ブランドに力があって、自分がいいなって思ったバンドを応援して、それで有名にしていくっていうのが、ブランドの本来の姿なんじゃないかって思ってるんだよね。そういうふうに、昔からやってたんだけど、でも長くやってるうちにバンドもイベントも大きくなってきちゃって、来年の"A.V.E.S.T"もいろんなアーティストが出るんだけど、なるべく若い才能ある子たちをフックアップしていきたいっていう想いがあって。やっぱり、"In The Family"、"A.V.E.S.T"を機に売れるバンドが出てくると嬉しいですね。

KeiGo:若手にとってはチャンスですよね。

GEN:俺は、もともと若い子を応援したいと思っている。オッサンは勝手に頑張った方がいい(笑)。

SHiNNOSUKE:ほんとに、GENさんはそうやってフックアップする人なんだなって印象がすごくあって。俺も、まだ全然何もできてないころにclubasiaで会ってから、散々飯を食わせてもらって、モデルもやらせてもらって、雑誌とかにも出させてもらって、本当にすごくお世話になってきたので。長い付き合いですし、GENさん自身の変化も見てきてはいますが、"A.V.E.S.T"って大きいイベントのオーガナイザーという存在にならなきゃいけないなかで、そういうフックアップみたいなことはやりにくいんだろうなとは思っていて。そういう流れで、今回のイベントっていうのは、GENさんが本来やりたいことなんだろうなって思いますね。俺たちはGENさんからサポートされてきて、じゃあ俺たち自身が"GENさんのために何ができるだろう"っていうと、自分は自分でそのブランドのカルチャーだったりとか、GENさんっていう人間だったりを理解したうえで表現しなきゃいけないものを持って着ようっていう。そうやって、フックアップしてもらったことに対して返していこうって思うんですよね。"自分たちが売れたらそれでいい"っていう打算だけじゃなく。

GEN:昔からずっと見てると、長く生き残ってるアーティストっていうのは、やっぱりみんな"いい奴"なんだよね。俺は、1回売れたらそれでいいとは思ってなくて、シーンにずっと生き残っていくっていうのが大事かなって思っている。そういうことも含めて、このイベントを通してバンドを育てていきたいって想いがあるんだよね。もちろん、難しいとは思うけど。

KeiGo:"GAMEで?"って思う人もいるかもしれないけど、まずはこの規模でちゃんとできるっていうことが大事ですよね。

GEN:そう。だから、そのうち"In The Familyスペシャル"ってのがあるかもしれないからね(笑)。"In The Family"から売れてったバンドが集まって、デカいハコでバーン!ってやるっていう。それが理想だよね。

taama:まずはGAMEっていうのがまた絶妙なんだよなぁ(笑)。

KeiGo:GAME独特のカルチャーもありますもんね。
GEN:GAMEって名前になる前からイベントで使ってるハコだし、昔の"A.V.E.S.T"もそこでやってるからね。だから、ちゃんとストーリーがあるんだよね。

KeiGo:そういう歴史とかカルチャーがあるから、ハコ自体にファンがいますしね。何もなくても、ちょっと飲みに行く、みたいな(笑)。

SHiNNOSUKE:GAMEはヤバいよね、入ったらすぐテキーラ出てくるし(笑)。

一同:(笑)

KeiGo:テキーラを飲んで、チェイサーに酒を頼む、みたいな(笑)。それで儲けてるんだ、この人たちは!

taama:そうね(笑)。

GEN:"In The Family"のときは、俺専用のテキーラを入れてあります(笑)。

-せっかくいい話してたのに(笑)。でも、本当に節目節目で、GAMEっていう場所が出てくるんですよね。GENさんとの出会いとか。

SHiNNOSUKE:渋谷でブランドとかバンドとかやってると、やっぱりみんなGAMEに繋がってくるんですよね。なので、このイベントにGAMEっていうのは本当にぴったりなんじゃないかと。

KeiGo:今回のバンドの組み合わせも絶妙ですよね。今までありそうでなかったというか。ROACHとはしばらくやってないし。

taama:酔っぱらって、渋谷から池袋まで歩いたとき以来じゃない?

KeiGo:なんだっけ、それ(笑)。

taama:2年くらい前、酔っぱらって"歩いて帰るよ、一緒に行こう"ってなって。

KeiGo:"僕、電車で......あ、あ、はい......"ってなって(笑)。

一同:(笑)

KeiGo:だから、個人的に今回の組み合わせは面白いんですよ。

taama:こういう対バンは最近ないもんね。

SHiNNOSUKE:お客さんも、このメンツがこういうふうに繋がってるってイメージはないんじゃないかな。だけど、こうやって繋がってるなかで生まれるグルーヴはライヴにも出るからね。 KeiGo:それはありますね! 全然関係ないメンツでやっても、それはそれで盛り上がるんですけど、お互いに仲がいいとステージにもそれが出るんですよね。このイベントも面白くなりますよ。

GEN:なんか話しているといけそうな気がするね。