DISC REVIEW
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沖縄発の4人組が前作から半年という短いスパンで3曲入りのニュー・シングルを完成。表題曲はtaama(Vo)の優しい歌声で始まり、イントロからグッと引き付けられる。それからヘヴィなギター・リフが刻まれ、どんどんラウドに加速度を上げ、スクリームやブレイクダウン・パートを設けた仕掛け盛り沢山の起伏に富んだ楽曲。スペーシーな浮遊感も曲に広がりを持たせ、ROACH特有の土着的なメロディ・ラインはしっかりアピールされている。Track.2「NO MORE」はシンプルなロックンロール・ナンバーで、曲名を連呼するサビもキャッチー。肩の力が抜けたような風通しの良さもライヴでより一層映えるだろう。Track.3「Plan C」はド頭から重厚なサウンドを叩き付け、ポップなメロも練り込んだ疾走感が痛快だ。荒金 良介