INTERVIEW
Zephyren代表GEN氏 × ROOKiEZ is PUNK'D × ROACH × Another Story
2017.12.11UPDATE
2017年12月号掲載
ROOKiEZ is PUNK'D:SHiNNOSUKE(Vo/Gt)
ROACH:taama(Vo)
Another Story:KeiGo(Vo)
Zephyren:GEN(代表)
インタビュアー:米沢 彰 Photo by 結城 さやか
-メッシュで長い? 写真ないですか?
taama:もうないなぁ。被りつぶしましたね(笑)。
KeiGo:それは、中はスカスカで被るんですか? それともずっぽり被る形なんですか?
taama:ずっぽり被っても中が余るんだよ(笑)。あれが超良くて。
GEN:料理長ほどじゃないけど、縦に長い。お前、あれ被ってんだ!? みたいな(笑)。あの帽子は"発明"だからね。売れなかったけど(笑)。
一同:(笑)
taama:なぜあれが売れないのが、俺は理解できない(笑)。
SHiNNOSUKE:あれを手に取ってる人を見たことない(笑)。
GEN:あれは実験だったから(笑)。昔は斬新なことを繰り返していたけど、あれは被ってる人が他にいなかったから印象に残ってる(笑)。
SHiNNOSUKE:メッシュ・キャップなのにスポーティじゃないっていう(笑)。あれは人を選びますからね。taama以外被れない(笑)。ほんとに似合ってた。
GEN:そう。だから俺の中のイメージの一番最初は長いメッシュ・キャップ(笑)。"あれを被りこなすのか"って。
一同:(笑)
-KeiGoさんとGENさんの出会いは以前の対談(※2017年9月号掲載)でうかがっているので、今回はKeiGoさんと2バンドとのこれまでの関わりをうかがえますか?
KeiGo:ROACHは、もう結構前になりますね。僕らが駆け出しのころ、ROACHはもうライヴハウスでスターだったんですよ。バンドマンの間で、"ROACHのライヴはすごい!"って評判になってて。それで、たまたま僕らが出てるハコにROACHもよく出てたので、観に行ったりして、打ち上げとかも無理やり参加したりしてました(笑)。ルーキーズ(ROOKiEZ is PUNK'D)との出会いは、最近ってほどでもないけど、そこまで前ではないですよね。
SHiNNOSUKE:5年経ってないくらいかな?
KeiGo:でも、今はルーキーズの方が一緒になる機会が多いですね。
SHiNNOSUKE:ツアーに出てもらったりとか。イベントとかでも。
KeiGo:要所要所で、お互いのツアーとかに出たりとかしてますね。
-taamaさんとSHiNNOSUKEさんの出会いはいつごろなんですか?
taama:もうわかんないよね(笑)。
SHiNNOSUKE:わかんない(笑)。
GEN:長そうだけどね。
SHiNNOSUKE:でもさっき話してたら、4年経ってるってくらいかな。
-あ、意外とそれぐらいなんですね。
SHiNNOSUKE:もっと経ってると思ったんだけど、確認してみたらそうでもないっていう(笑)。
taama:それでちょっと寂しくなっちゃったりして(笑)。
SHiNNOSUKE:話すこと多いからね。1週間くらい前も、clubasiaからtaamaと語りながら帰るっていう(笑)。
taama:そういうこと多いよね。だから、KeiGoの方が長いことは長いんだよね。
SHiNNOSUKE:ROACHを知ったのが、俺たちがまだメジャーにいたころで。今みたいにこういうバンドと対バンとか、まったくできなかった時期にみんなバンバン出てきてて。そんなときに、俺らは"A.V.E.S.T(A.V.E.S.T project)"がきっかけで"もうやめよう"って決意したんですよ。こっちの人たちとつるんでる方が楽しいし、バンドにとってもいいなって思って。それがたしか、"A.V.E.S.T"(※2013年に開催された"A.V.E.S.T project Vol.6")の(shibuya)eggmanで1番目に出たときなんですよ。AX(SHIBUYA-AX)とeggmanでやった年で、ロットン(ROTTENGRAFFTY)がAXの1番目で俺らがeggmanだったんですけど。
KeiGo:俺らのデビュー戦だ! INTACT(※所属レーベルの"INTACT RECORDS")初ライヴ。
GEN:アナスト(Another Story)がオープニング・アクトだったときね。
SHiNNOSUKE:そう、そのときですね。だから、それまでそういうシーンで対バンできてなかったのに、eggmanでお客さんがパンパンに入ってくれて、めっちゃ盛り上がって。そのころ、めっちゃ悩んでた時期だったんですけど、もう"やっぱり俺らはちゃんともとに戻そう"ってなって。
KeiGo:そのころから対バンの機会も増えましたもんね。
-そういうバンドの節目というか、転機のときにもGENさんとの関わりがあるんですね。この3バンドは繋がりも深いですし、バンドとしてもそれぞれに特徴も強くて、シーンでも中堅に位置するバンドですが、GENさんがそれぞれ声を掛けた理由などをうかがってもいいでしょうか?
GEN:もともと"In The Family"を始めたときから、SHiNNOSUKEには、どっかのタイミングで出てもらいたいと思ってたんだよね。もちろん、"A.V.E.S.T"には今までも出てもらってるけど、"A.V.E.S.T"は全バンドしっかり観ることはできないし、打ち上げでもじっくり話せないから、それでこの"In The Family"を始めたわけで。昔は、それぞれしっかり観る機会があって、こうやってみんなとも知り合えたけど、今のみんながどれくらいできるのかとか、どういう感じでお客さんがついてきてるかっていうのを、もう一度ちゃんと観たいっていうのもあって。SHiNNOSUKEは、昔のブランドからずっとモデルをやってくれてて、そういう関係だからこそ今のルーキーズっていうのをちゃんと観ておきたいって思ってね。Another Storyも、INTACT所属だし、ワンマン行ったりとか要所要所は観てるけど、でもやっぱり"A.V.E.S.T"でもワンマンでもなく、こういう場で観たいっていうのがあって。ROACHは、好きでよく聴いていたけど、俺の方がちょうどゴタついた時期があってタイミングが合わなくて、それで今回、これを機にっていう感じで声を掛けて。
taama:GAMEで会ったときに、お酒を奢っていただいて、そのときにイベントの話も聞いて。
GEN:やっぱり現場で会うっていうのがいいなって思ったんだよね。
KeiGo:以前、GENさんが言ってたんですけど、"フェスとかもいいけど、全部ライヴハウスから始まるんだから、そこ盛り上げないとダメでしょ!"って。対バン・イベントって俺らにとっては普通のことなんですけど、それをZephyrenがやるっていうのは、面白いことだなと思って。
SHiNNOSUKE:俺としては、GENさんの"モデルやる?"みたいないつものノリでライヴに誘われてると思ってたら、そんな意図があったんだっていうのを知って、今回出られて良かったなってすごく思いますね。GENさん酔っぱらわないと、なかなかこういう話をしてくれないので(笑)。
一同:(笑)
GEN:恥ずかしいじゃん、気持ち伝えるのとか(笑)。でも、実際"A.V.E.S.T"だとじっくり話せる時間もないし。前回の"In The Family vol.2"(2017年10月14日に開催)もほんと良かったんだよね。ゆっくり話もできて、もっと応援できることがあるなと思ったし。