MENU バンドTシャツ

激ロック | ラウドロック ポータルサイト

INTERVIEW

10-FEET × 激ロック × バイトル

2017.12.11UPDATE

2017年12月号掲載

10-FEET × 激ロック × バイトル

Member:TAKUMA(Vo/Gt) NAOKI(Ba/Vo) KOUICHI(Dr/Cho)

Interviewer:吉羽 さおり Photo by 大木 優美

10-FEET × 激ロック × バイトル キャンペーン情報

  1. フォロー&RTで10-FEETのサイン入りマガジンをプレゼント
  2. バイトルのアプリDLで10-FEETのサイン入りポスターをプレゼント

▼応募はこちら
https://www.baitoru.com/contents/geki/12.html#oubo


初期の曲は、青臭かったり、照れ臭かったりする表現で。今、同じような曲を書くのは無理やけど、そういう気持ちを忘れんようにというのはすごく思う(TAKUMA)


金子:そうだったんですね。またライヴでのお話ですが、それぞれ、思い入れの強い曲や、この曲をライヴでやるのは特別な想いがあるという曲はありますか。

KOUICHI:1曲選ぶっていうのは難しいね。すべての曲に思い入れも、やりたい気持ちもあるし。そういうなかで、場所が違うと同じ曲でも違うように聴こえるとか、気持ち的にも全然違ったりすることもある。そういう変化は面白いなと思うかな。

NAOKI:僕も1曲これというのは難しいかな。ただこれは印象に残っているということでは──これは10-FEETの曲やないんだけど、さっきHi-STANDARDの話も出たので、「Stay Gold」かな。この曲は2013年の"京都大作戦"で俺らがカバーさせてもらったときに、ご本人(難波章浩、横山健)が出てきてくれるという、夢にも思わなかった出来事があった曲で。「Stay Gold」を、ハイスタ(Hi-STANDARD)がやってるのを観たり、曲を聴いたりすると、そのときのことを思い出すんですよね。『Re: 6-feat』(2014年リリースのカバー・アルバム)という音源でもカバーさせてもらってるので、一応10-FEETとしてもリリースした曲でもあるかなと(笑)。

金子:僕も、そのときの動画は何度も観ました。

NAOKI:あれは、一生忘れない出来事になりましたね。

TAKUMA:僕は、初期の曲には思うことはあるかな。1stアルバム『springman』(2002年リリース)とか、初期の音源で書いている歌詞は、すごく深いことや新しいことをわかった気になっていたりして、これを共有できたらみんなでハッピーになれるとか、元気になれるとか、つらいところから抜け出せるかなと大喜びで歌詞を書いていたりしたんだけど。今見ると、自分で"若いなぁ"と思うこともあるかな。同じことを言うにしても、そんなどストレートな言い方じゃない方が伝わるのになとか、青臭かったり、おぼこかったりして(※おぼこい=関西弁で"幼い"の意味)、照れ臭い表現なんやけど、そのときはほんまにそう思って本気で歌ってるから、聴いてるぶんには恥ずかしくなくて。今同じような曲を書くのは無理やけども、そういう気持ちを忘れんようにというのは、最近、初期の曲にはすごく思うかな。「CHERRY BLOSSOM」(『springman』収録曲)とか「VIBES BY VIBES」(2005年リリースの3rdアルバム『4REST』収録曲)もそうで。思い入れとはズレてるかもしれないけど、そういうふうに思い返すときが最近はあるかな。

金子:ありがとうございます。これから、ライヴが始まりますが、ライヴ前に3人全員や、それぞれがやるルーティーンがあったら教えてください。

KOUICHI:3人でやるのは、ステージ上でドラムの前で手を合わせるというのは決まっているかな。各々だと、なんだろう?

TAKUMA:俺は、好きな音楽を聴くことが多いかな。

金子:それで気持ちを高めるためにですか。

TAKUMA:高めたり、音楽好きやなって気持ちに改めてなったりするというかね。

KOUICHI:僕は、靴を右足から履いてるかもしれない。左から履いたら、失敗する(笑)。

TAKUMA:NAOKIは、えずいてるな(笑)。

NAOKI:本番前は必ずね。無意識に緊張しているんだと思うんですよね。それで、本番直前に毎回必ずえずかないと身体が動かない感じがあって。

金子:では、今日も?

NAOKI:本番前にえずいてると思いますね(笑)。

-そろそろ終わりの時間が迫ってきましたので、金子さんから3人に訊いておきたいこと、また、伝えたいことなどありましたら、どうぞ。

金子:僕は教職課程をとって、先生を目指しているんですが、今勉強に身が入らないというか......。

TAKUMA:それは、知らねぇよ。

一同:はははは(笑)。

KOUICHI:そこは、"頑張れ"やろ。

金子:今、"アドバイスが欲しいです"と言おうとしてました(笑)。

TAKUMA:先生っていうのは、小中高のどの先生をやりたいの?

金子:免許は中高で取ろうと思ってはいるんですけど、中学の体育教師を目指してます。

TAKUMA:体育教師は一番いいかもな。結構、勉強を教えるのって大変やん。やんちゃな奴もおるし、体育やったら授業に則ってぶっ飛ばしたりできそうやしな。

NAOKI:体育の先生ってすぐにしばくイメージがあったな。

KOUICHI:でも、体育の先生は好きやった。

NAOKI:常にモップを持って歩いていて、何かあればすぐに"おい!"っていう、怖い先生がいて。

金子:授業では、そういうことについては特に厳しくなっていますね。世間の鑑になりましょう! という。

TAKUMA:そうなった方がいいと思う? 僕は反対です(笑)。悪いことをすれば、ぶっ飛ばされてきた世代だから。

KOUICHI:しばかれなわからんからな。

TAKUMA:結局、そこに愛とかユーモアがあるかだと思うんだけどね。どつかれまくっても、その先生のこと好きやったし。でもそれを見た人がとやかくいう時代だからなかなか難しいと思うけど。つまりはやっぱり、ほんまに愛とか情とか、教えたいという気持ちがあれば、いいんじゃないかなって僕は思ってるけどね。

金子:では、問題になったら"10-FEETのTAKUMAさんに言われました"って言うことにします。

TAKUMA:それは、やめといてください(笑)。

KOUICHI:問題になったら、TAKUMAのせいにしていいよ。

TAKUMA:また、"知らねぇよ"っていうだけだから。でも、何をするにしても"愛"じゃないかな。