MENU バンドTシャツ

激ロック | ラウドロック ポータルサイト

INTERVIEW

10-FEET × 激ロック × バイトル

2017.12.11UPDATE

2017年12月号掲載

10-FEET × 激ロック × バイトル

Member:TAKUMA(Vo/Gt) NAOKI(Ba/Vo) KOUICHI(Dr/Cho)

Interviewer:吉羽 さおり Photo by 大木 優美

10-FEET × 激ロック × バイトル キャンペーン情報

  1. フォロー&RTで10-FEETのサイン入りマガジンをプレゼント
  2. バイトルのアプリDLで10-FEETのサイン入りポスターをプレゼント

▼応募はこちら
https://www.baitoru.com/contents/geki/12.html#oubo

-バンド活動をしていると、ライヴが入ったりでなかなかシフトを組むのが大変だったりすることもあると思うんですが、そのあたりはどうでしたか。

NAOKI:10-FEETを始めたころは、僕は就職してたんですよ。KOUICHIも会社員だったかな。

KOUICHI:そうですね。それが朝から夕方まででしたけど、そこに勤める前は、夕方からのバイトが多かったですね。

TAKUMA:僕はそのころはアパレルでバイトしてましたね。そこで学んだことも多かったですね、厳しい職場だったので。

-ファッションにも興味があったんですか。

TAKUMA:僕、本当に服がダサかったので。当時はメタルが好きで、ヘヴィメタな格好しかしてなかったので、音楽もファッションも、ヘヴィメタ以外死ねと思ってたんです。もちろんヘヴィメタでもオシャレなものはあるんですけど、でも服屋で働くようになって、こんな服もあるんやって、いろいろ学んでいって。もとがダサかっただけに、ちょっとおしゃれを覚えると、その魅力というか、おしゃれな人とかブランドの知識に対する憧れが強くなっていって、一時期はハマって一生懸命おしゃれしてましたね。ストリート・ブランドのことも学んで、いろんな人とそこから繋がっていきましたし。

-今でも繋がりはあるんですか。

TAKUMA:ありますね。当時、"COOTIE"っていうブランドがまだ立ち上がったばかりで、そのブランドの人が自分でカラー・プリントしたようなカタログを持って、"僕こんなのやってるんですけど"って営業しにきてたんです。今や日本でも有名なブランドで、現場とかで出会うようになって、あのとき、営業に来てたよねって話をしたりして。そういう繋がり方もありますね。

-そういうお店だと、ストリート・ブランドを知っていくように、音楽面でも広がりがありそうですよね。

TAKUMA:その店、(店内に流れている)音楽もめっちゃイケてたんです。レッチリ(RED HOT CHILI PEPPERS)とかがすごく好きな店長で。あとは、ボサノバとかもそこで興味持ったし、UKのSTEREOPHONICSとかもそこで知ったし、メロコアとかもたまに流れてた。ほんまに僕の好きな洋楽系統で、一歩先を行ってる音楽がいっぱい流れてたんですよ。あとは"INSPIRIT"というブランドがあって、佐藤ルミナ選手とか、桜井"マッハ"速人選手とかエンセン井上選手とか、いろんな総合格闘技の選手のモデルの服が売ってて、そこで総合格闘技の知識も広がって。後々、上京したときに、その選手と仲良くなれることもあって、いろいろ繋げてくれましたね。今、"京都大作戦"で司会をしてくれているMOBSTYLESのトシさんも、当時、服屋をやっていたおかげで、知り合ったときにいろいろバンド以外の話もできたし。

-そういう縁は大きなものですね。NAOKIさんKOUICHIさんは、聴く音楽、好きな音楽をどんなふうに広げていきましたか。

NAOKI:僕は友達の影響が大きかったですね。高校時代は、GREEN DAYとかTHE OFFSPRINGも友達に教えてもらってハマったり、さっき言ってたコンビニで一緒にバイトしてた奴が、当時だとHi-STANDARDとか日本のバンドに詳しくて、教えてもらってハマっていったりとか。その彼と、いつも店内でハードコアを流してました(笑)。当時は周りにそういう音楽を聴いている人が少なかったので、ふたりでいろいろ掘り下げたりしていて。京都にインディーズのCDをメインで売ってるCD屋さんがあって――

TAKUMA:"アビス"ね。

NAOKI:そこに通ったりして。みんなが知らない音楽をどんどん知っていくことに、当時は優越感を覚えたりしてましたね。

KOUICHI:僕も友達からの影響が大きかったですね。最初は兄貴が聴いていたものを聴かせてもらっていて。大学では、めっちゃ詳しい奴がひとりおって、海外のバンドとかをいろいろ教えてもらいましたね。

-では、最後に今、バンド活動などをしながらバイトをしている人も多いと思うので、そういう方々へメッセージをお願いします。

NAOKI:バイトは、いろんな経験とか社会勉強にもなると思うんです。僕は派遣にも登録していたんですけど、そういうところだと、毎回、毎回会う人も違ったりして、いろんな人から情報貰ったりしたのも勉強になって。そういうのがバンドに反映されることもあると思うので、なんとなく、ただバイトをするよりは、いろんな人と話をしてみたら、バンドにも役に立つんじゃないでしょうか。

TAKUMA:素晴らしい。


11月16日高崎clubFLEEZにて

-今回のドリームバイトは、[10-FEET "Fin" TOUR 2017-2018]の11月16日、高崎clubFLEEZにて、公演の直前にインタビューをすることになりました。改めて、ドリームバイトで選ばれた、金子さんです。

金子:埼玉県出身の大学生、金子拓未です。今日は、よろしくお願いします。

TAKUMA:今、何年ですか。

金子:3年です。

KOUICHI:もうあと1年で卒業や。

TAKUMA:就活は4年から?

金子:僕は、学校の先生になろうと思っていて、採用試験の勉強をずっとしています。

TAKUMA:こんな感じで、どんどんこっちから質問していく形にする?

金子:その方が、気持ちは楽ではあるんですけど(笑)。

KOUICHI:今日は、なんでも聞いてください。

金子:それでは、最初の質問です。僕は、ライヴを観るのが好きなんですが、ライヴの会場はライヴハウスとかアリーナなど、いろんな大きさの会場があります。10-FEETは、ライヴハウスとアリーナでは、どちらでライヴをやるのが好きですか。

TAKUMA:アリーナは、たぶんフェスとかでしか経験がないから、対バンやワンマンとでは、どちらが好きか比べるほど経験がないかもしれんかな。

KOUICHI:基本、ライヴハウスが多いからね。どちらが好きというか、どちらに面白さがあるかだと思うけど、やっぱりライヴハウスは観客との距離感が近いから、そのぶん気持ちが伝わりやすいのかなとは思う。

TAKUMA:別もんに感じることはあるかな。楽しみ方にしても、演じる方も観る方も、少しだけ勝手が違うんじゃないかなと思うからね。それぞれのライヴに込める気持ちと大切さは変わらへんのやけど。

金子:わかりました。現在、Hi-STANDARDが"THE GIFT TOUR 2017"を開催していて、10-FEETは11月25日の大阪城ホール公演の対バンで出演します。そのお誘いを受けたときの気持ちはどうでしたか。

TAKUMA:やっぱり、嬉しかったな。これまでフェスとかでは一緒になったことはあったけど、対バン形式でっていうのは──俺らが10-FEETをがっつりやりだしたころって、Hi-STANDARDは活動を休止していたから、もうライヴも見れへんやろうなと思ってたし、そもそも知り合えるとも思ってなかったから、対バンできることになったのはびっくりしたね。バンドを続けていて、良かったなと思いました。

金子:次の質問です。今年の"京都大作戦"は3デイズの最終日に大雨と雷に見舞われるアクシデントがありました。演奏を中断していた時間がありましたが、そのなかで3人はどういう思いだったのか、お訊きしたいです。

NAOKI:"(京都)大作戦"が終わって、冷静にメンバーやスタッフとかと話したときには、全バンドがステージに立つことができたのも、周りのアーティストやお客さんの協力があったから、なんとか乗り切れたなっていう心境だったんです。雷雨のときはもう、ずーっと、そのときそのときの状況でいっぱいいっぱいでしたね。今から何分後に、もしかしたら雷が逸れるかもとか、常にそういう話をしていて。でも、自分たちがライヴをできなかったり、もしかしたらそのまま中止になる可能性もゼロではないということも覚悟しながら、最善策を考えていたかな。

KOUICHI:中止になったらどうしようというのは、一番大きかったですね。でも結局、開催することができて、曲数は少なかったですけど、最後までできて良かったとは思いますね。