INTERVIEW
Zephyren代表GEN氏 × Ailiph Doepa × MAYKIDZ × Newspeak
2019.02.12UPDATE
2019年02月号掲載
Ailiph Doepa:Eyegargoyle(Vo)
MAYKIDZ:小林 光一(Vo/Gt/超飛行少年/SAY MY NAME.)
Newspeak:Rei(Vo/Key)
Zephyren:GEN(代表)
インタビュアー:米沢 彰 Photo by 石崎祥子
こうやって対談して、"A.V.E.S.T"に呼ぶことによって、みんなのことをもっともっと知りたいっていうのもあって。
-毎年、あの列整理してる人たちも大変そうだなって思いますね。始まったら始まったで、民族大移動になるし、移動した先が入場規制とかされてて入れない、どうしようってぐちゃぐちゃになって。カオスですよね。逆にGENさんから見て、それぞれ3バンドを誘った決め手をうかがってもいいでしょうか?
GEN:まず、ジャンルは違えどみんな好きで。自分で言うのもなんですが、"A.V.E.S.T"っていうのは次に繋がるっていうか、いろんなお客さんが観てくれると思うし、出演者も多いし。今回もこうやって対談するなかで、仲良くなってもらえたら嬉しいし、そういう未来が見えてくるようなことがやりたいっていうのがあるんです。新しいことをやっているっていうのも含めて、初めてライヴを観たときに"あ、こういう感じなんだ、面白い"って思ったりして。あとは飲みながら話して、どんな人間かも知りたいし、MAYKIDZは"え、ヴォーカル小林君なの!?"ってなって、10年前に応援していたけど、今は音楽をやっていることさえ知らなかったから、そういうのは正直嬉しかったよね。そういう感じで、みんな自然に誘いましたね。あと、この対談を通じてバンドを広めたいっていうことも含めて、みんなもっとどんどん大きくなってもらいたいし。そういうなかで"A.V.E.S.T"のメインとか、そういうところにどんどん出ていってもらえたらなって思う。こうやって対談して、"A.V.E.S.T"に呼ぶことによって、みんなのことをもっともっと知りたいっていうのもあって。で、知ってくなかでもっとこうした方がいいんじゃないかなと思うことがあれば、伝えたいこともあるし、人間を知らないと言えないよね。なんとなく俺の中ではそれぞれのバンドへの勝手なイメージがあって、そういうのを共有できればいいなっていう想いはある。パッて思いつきで誘ったように感じるかもしれないけど、それだけ力もあるなって思ったし、何よりも可能性を感じたよね。活動とかも含めて、みんなちゃんと話題性のあることをやってるし、そういうところをよく見てたりして、能動的に動くってすごく大事だなって思う。勢いのあるときに、少しでも力になれたらいいなって思うし。あと、いろんな人と繋がらないとバンドってうまくいかない部分もあるからね。そういう意味では"A.V.E.S.T"は、特に打ち上げなんかはみんなでキャーキャーやるんで、そういうところで繋がってほしいね。こうやって集まって一緒に何かをやると力になると思うから呼びました。真面目なことを言ってるね(笑)。
-(笑)いい話ですね。3人からそれぞれ"A.V.E.S.T"の楽しみなことなどうかがえますでしょうか?
Eyegargoyle:やっぱり自分自身もサーキットしたいですよね。せっかくなので。こんだけ出演者がいて錚々たるメンツだし。普段サーキット・イベント出るときって、あんまりサーキットしないんですよ。でも"A.V.E.S.T"は気になるところしか出てないんで、普通に自分で観て回りたいなって。
-Reiさんは楽しみなことはありますか?
Rei:GENさんは本当に、今抜けてるって思うバンドをバンって出してくれているので、たぶん初めて観てくれる人もすごい多いだろうなって。そういう人たちからどういうリアクションが貰えるのかとか、来た人を絶対に奥のドアから出て行かせないとかを、どれくらいできるのかっていうのは楽しみですね。こういうイベントだからこそ出てくることだと思うので。
Eyegargoyle:たしかにサーキットって、やってたら、"次これが観てぇから"ってなって、自分の演奏中にゾロゾロ出ていくのとかね、めちゃくちゃ悲しいっす。
Rei:もうそれだけはさせないっていうライヴをしたいなと。
-小林さんは楽しみなことありますか?
小林:僕もまぁEyegargoyleに同じなんですけど、いろいろ観たいです。名前は知ってるけど、きっと今調子がいいんだろうなっていうバンドがいっぱいいるので。あとはdustboxとか自分が若いときから活躍されている方とか、何度か観たことあるけど、今きっとパワー・アップしてんだろうなっていうのも直接観れるところですね。バンドマンが"頑張ろう"とかそういう心境になるのって、人のライヴ観たときが一番大きいと思うんですよ。その直後にライヴができるっていうのはサーキットしかないから、それが一番楽しみですかね。火をつけてもらって、ステージ立ったらどうなるんだろうみたいな。
-GENさんが考える、今回の"A.V.E.S.T"の見どころはどういったところでしょうか?
GEN:これはいつも言うことだけど、いろんな音楽に触れてもらいたいっていうのがあって、"A.V.E.S.T"っていうのはロック中心でやっているイベントだと思われがちだけど、ヒップホップもいるし、これだけの出演者が一同に集まるイベントはないと思います。ロックも重鎮から若手まで、今勢いがあって、僕がいいなって思ったアーティストを集めてやってるんで、ちょっとでも興味があったら、ほんとに少しの時間でもいいからいろんな音楽に触れてもらいたい。いろいろと知るきっかけになるようないいイベントだと思ってるので、少しでも、10分でもいろんなバンドを観てもらいたいですね。なんで僕がいいと思ったのかっていうのも感じてもらえればと思うし。僕の中ではすべて意味のあるブッキングだと思ってやってることなので。そういうところですね。あと、今年も東京の中心、渋谷のストリートをめちゃくちゃにしたいですね(笑)。
-では、それぞれの今後の予定などうかがえますでしょうか?
Eyegargoyle:まぁそれこそ明後日ワンマンで、あと"A.V.E.S.T"にも来てほしいですね。そのあと、仙台でも"MASTER PEACE"っていう3.11の大震災のチャリティ・サーキット・イベントに出させてもらいます。ライヴはそれくらいしか決まってないんで、みなさんぜひ来てもらいたいです。それと去年、100万円集まったらMV作るっていうクラウドファンディングをやって、それがうまいこと成功したので、そのMVが4月くらいに出る予定です。それもぜひチェックしてほしいですね。
小林:さっきも話に出たんですけど、PAMさんとのスプリット・ツアーを4~5月に回って、音源も出して。全然制作とか入ってないですけど、できれば自分たちのアルバムも夏前くらいに出せればいいなぁって思っています。ひとまず春のスプリット・ツアーに注目してほしいです。
Rei:僕らは、3月15日に渋谷WWWでワンマンがあります。今の規模感だと"WWWほんとに行く?"みたいな感じなんですけど、勢いでやってしまおうかと。まずはそのワンマンにぜひ来てほしいです。それから、Survive Said The Prophetと3月から47都道府県ツアー"Now more than ever Tour"を2バンドで3ヶ月間かけてやるので、それもぜひ来てほしいですね。あとはリリースも今年中にできたらいいなと思っていて、今制作期間中なので、それも楽しみにしていてほしいです。
-サバプロ(Survive Said The Prophet)とやるんですね。
Rei:サバプロはめっちゃ仲いいんですよ。
GEN:47全部行くの?
Rei:全部行きます! 4月は家に帰れないです(笑)。
-すごいですね。なんか洋楽志向同士合うみたいな感じあります?
Rei:そうですね。そもそもドラムのStevenが入ったのも僕が海外から帰ってきたときに、Stevenの家がたまたま隣の駅で、もともと仲良かったんで"遊びに行くよ"って言って。で、そこにYosh(Survive Said The Prophet/Vo)もいて。僕はSteven にドラム叩いてほしかったんですけど、直接言えなくて、音源を聴かせながら"今ドラムいないんだよね"って話をして、Yoshの方見て"頼むわ"って顔をしたら、"お前(Steven)やるしかねーだろ"みたいな。Newspeakが今の体制になるきっかけを作ってくれたのはYoshでもあるって感じですね。それからアーティスト同士で仲良くなって。一緒にっていうか、僕らより全然デカいですけど、頑張っていきたいなっていうのはあります。
-さて、"A.V.E.S.T"の開催がいよいよ来月3月2日に迫ってきましたが、当日に向けての意気込みをお願いします。
Eyegargoyle:なるべくすべらないように。いつもどおりのライヴをやりたいなと。"A.V.E.S.T"のお客さんもたぶんみんな、いい意味でアホだと思うので、受け入れてもらえるんじゃないかなと思ってます。頑張ります。
小林:僕も同じくというか、こういう勢いのあるイベントってお客さん自体にも勢いがあると思うので、自分も負けないように。自分の中のいいライヴをできるように頑張りたいと思います。
Rei:僕らも、共にカオスの一員になれるように、カオスなライヴをしたいなと思います。
LIVE INFORMATION
"Zephyren presents A.V.E.S.T project vol.13"
2019.3.2 (sat) 渋谷全7会場
TSUTAYA O-EAST / TSUTAYA O-WEST / TSUTAYA O-nest / TSUTAYA O-Crest / duo MUSIC EXCHANGE / clubasia / VUENOS
【出演アーティスト】
a crowd of rebellion / Age Factory / Ailiph Doepa / Amelie / Another Story / BAND-MAID / Bentham / BUZZ THE BEARS / DOTAMA / dustbox / Emily Sugar / ENTH / EVERLONG / From the Abyss / GADORO / G-FREAK FACTORY / HAWAIIAN6 / HOTSQUALL / jealkb / KEN THE 390 / KNOCK OUT MONKEY / KUZIRA / locofrank / lynch. / MADALA / MAKE MY DAY / MAYKIDZ / MY FIRST STORY / Newspeak / PassCode / POT / PRAISE / Quince / ReVision of Sence / ROACH / ROOKiEZ is PUNK'D / SAKANAMON / SALTY DOG / SHINGO★西成 & DJ FUKU / SIX LOUNGE / Survive Said The Prophet / SWANKY DANK / THE冠 / THE LITTLE BLACK / tricot / uijin / UNITED / WILL-O' / Zeebra / 韻シスト / 嘘とカメレオン / オメでたい頭でなにより / 漢 a.k.a. GAMI / 唾奇 / 般若 / バックドロップシンデレラ / バンドじゃないもん!MAXX NAKAYOSHI / ヒステリックパニック / 夕闇に誘いし漆黒の天使達
【チケット】
オール・スタンディング ¥5,500(全自由)
一般発売:1月26日(土)~
ローソンチケット