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INTERVIEW

Zephyren代表GEN氏 × Ailiph Doepa × MAYKIDZ × Newspeak

2019.02.12UPDATE

2019年02月号掲載

Zephyren代表GEN氏 × Ailiph Doepa × MAYKIDZ × Newspeak

Ailiph Doepa:Eyegargoyle(Vo)
MAYKIDZ:小林 光一(Vo/Gt/超飛行少年/SAY MY NAME.)
Newspeak:Rei(Vo/Key)
Zephyren:GEN(代表)
インタビュアー:米沢 彰 Photo by 石崎祥子

-Ailiph Doepaは"DEAD POP FESTiVAL 2018"にオーディションから勝ち抜いて出演して話題をさらうなど、昨年1年間で大きく飛躍したように見えるのですが、ご自身ではいかがでしょうか?

Eyegargoyle:僕自身はやることは全然変わらないですけど、周りの反応が結構変わってきましたね。わかりやすい例で言うと、昔は"おはよう"ってツイートしても全然いいねが来なかったのに、今はめっちゃ来るみたいな。これが人気になるってことなんだなって。"DEAD POP FESTiVAL"は、ライヴはうまくいったんですけど、打ち上げが......みんな強すぎて、僕らは早々にくたばってしまったんです。打ち上げはちょっとやり直したいですね。そこが悔やんでる点です。

GEN:みんなおかしいからね。

-"DEAD POP FESTiVAL"は猛者たちが集まってる感じがしますね。

Eyegargoyle:ほんと猛者っすよ(笑)。

-10月にはその勢いで3rdアルバム『OXYGEN』をリリースして。

Eyegargoyle:出させてもらいました。で、明後日は(※取材日は2月1日)ツアー・ファイナルでワンマン。渋谷CYCLONEなんですけど、無事にソールド・アウトもしまして。頑張ろうと。ほんとは今日とかちょっとランニングした方がいいのかなって思ってたんですけど、無事に飲んでおります。

一同:(笑)

GEN:ほんと面白いよね。キレがヤバい。

Eyegargoyle:良かったらこれを機にみなさんとも......。

Rei:動画観ましたけど、むちゃくちゃ良かった。最高でしたね。あの"DEAD POP FESTiVAL"のやつ。

Eyegargoyle:僕はそんな感じです。ワンマン頑張ります。これが載るころには終わってますけど(笑)。

-SYSTEM OF A DOWNとかマキシマム ザ ホルモンの影響を受けてるとも言われますけど、個人的にはDESTRAGEに近いように感じています。

Eyegargoyle:DESTRAGEは昔1回、日本に来たときに一緒にやりました。化け物でしたね。あのトチ狂ったMV(笑)。たしかにスタンスは、あの感じをもうちょっと日本人に受けなさそうな感じにして。

GEN:たしかに、そういうのわかるわ。媚びてないって感じは大切です。

Eyegargoyle:僕らはもう好き勝手やって。

GEN:潔い感じがあるよね。

Eyegargoyle:媚びてないつもりなんですけど、その"媚びてない"の振り幅によっては媚びてると思われてしまうという。さじ加減が難しいですね。

-1周回ってってことですね。

Eyegargoyle:そう、1周回って"媚びてるんじゃねーかこいつら"って言う人もいて。でも、そのへんはちょっと自由にやらせてもらってます。なんか、こういう場に呼んでもらえるようになって、やってて良かったなぁって。"DEAD POP FESTiVAL"のオーディションを受けたときも、お客さんに認められるのかどうかを重要視してて。もしここで認められないバンドだったら、1回実家に帰っていろいろ見つめなおそうと思ってたんです。でも、"意外とみんなこういうの好きなんだ"ってなって。みんなこういう音楽を知らないだけなんだなっていうのを学びました。

-続いて、MAYKIDZは昨年5月に結成と本当についこの間ですよね。

GEN:そもそもなんで雄一とやりだしたの?

小林:なんかわかんないんですけど、みんな個人的に事情があってバンドが何年か前から止まっていて。でも、ソロとかではちょいちょいやってたんですよ。サポート・メンバーを変えたり、ひとりでやったりとか。なんだかんだ、何ヶ月に1回はソロでワンマンとかもやってて。ちょうど去年の2月に"ソロのライヴがあるから、バックでやってくれませんか?"っていう話を、NICOTINEのBEAKさんと雄一さんにして、やってもらうことになったんです。で、ステージに立ったときに自分のソロの曲とかを彼らにやってもらったら、バンドの音がいいなって、みんな思ってて。3月の上旬ぐらいにはバンドをやりたいねっていう流れになりました。それから自分で溜めてた曲をアルバムにして、5月にどうにか出したくて。それが1stアルバム『9/Theories』です。で、(高田が)"MEANINGやめる"っつって。ちょっと大丈夫かなぁってなりました(笑)。

GEN:まぁ、頭おかしいから大丈夫だと思うんだけどね(笑)。

小林:相談もないんですよね。"MEANINGやめる"ってツイートしたり、"MAYKIDZ中心にやっていきます"とか言ったり。ほんと奇想天外で。

-高田さんの話だけで1時間くらいいけちゃう気がしますね(笑)。バンドの話に戻りまして、5月に結成、リリース、ライヴ、8月からはツアーと怒濤のスタートを切った1年でしたね。

小林:メンバーそれぞれがいろいろやってて。で、ELLEGARDENが復活しますっていうのも、そんときに知ったんです(笑)。"そうなんだ?"みたいな。僕はELLEGARDENがすごく好きだったんで嬉しかったんですけど、8月15日にZOZOマリンスタジアムでやるって言うから、"雄一さんリハに入りませんか?"とか言えないんですよ。エルレで忙しいだろうなって。いろんな兼ね合いがあって、スケジュール的にもやるならいきなりツアーで東名阪だけとか。なので、動き方としてはギュッと凝縮された1年というか、半年というか。走り出しはそんな感じでした。

-そしてそのまま3月に"A.V.E.S.T"出演、4月17日にはPAMとのスプリットCD『Twisted Thinking』をリリース、そのまま5月にかけてツアー("Twisted Thinking Tour!")、そのツアー・ファイナル(5月26日に代官山SPACE ODDにて開催の"Twisted Thinking Tour!FINAL / MAYKIDZ 1st ANNIVERSARY -")と、バンド名の由来でもある5月っていうのがうまく仕組まれているなぁと。

小林:そこだけは仕組んだかもしれないです。5月に始まって5月に終わるという。1周年みたいな感じですね。

-結成からまだ1年経っていないですが、手応えはいかがですか?

小林:手応えはどのバンドよりもあるんじゃないんですかね。リハもそんなに入れてないし、ライヴもそんな本数やってないですけど、ここまで反応してくれてる人の数もそうだし、自分たちのレーベルなんで、CDの動いてる数も全部わかるんですけど、みなさんが興味を持って聴いてくださっているのがすごくわかったりして。そういう部分での手応えっていうのはありますね。