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INTERVIEW

Zephyren代表GEN氏 × Ailiph Doepa × MAYKIDZ × Newspeak

2019.02.12UPDATE

2019年02月号掲載

Zephyren代表GEN氏 × Ailiph Doepa × MAYKIDZ × Newspeak

Ailiph Doepa:Eyegargoyle(Vo)
MAYKIDZ:小林 光一(Vo/Gt/超飛行少年/SAY MY NAME.)
Newspeak:Rei(Vo/Key)
Zephyren:GEN(代表)
インタビュアー:米沢 彰 Photo by 石崎祥子

-Newspeakも2017年結成と活動はまだ2年ですが、"SUMMER SONIC"に2年連続で出演するなど、バンドのスタートから一気にフルスロットルで速度に乗ってる感がありますね。ご自身ではどのように感じていますか?

Rei:常に"もっとできるだろ"としか思ってないので、なかなかすごいスピードだなって思うことはないですね。もっともっと行かないとって思っています。

-3月15日にはライヴ会場限定EP『Maybe You're So Right, Gonna Get My Shotgun』のリリースと渋谷WWWでの2周年記念ワンマン("Newspeak 2nd Anniversary & 3rd EP Release One Man Show Supported by MTV & JAMESON")を控えていますね。ちょうど2年でEPを3枚とミニ・アルバム1枚を出し、フェスにも連続で出て、日程的にもかなり詰め込まれているのではないでしょうか?

Rei:そうですね、しんどいです(笑)。ただ、みんなバンドをある程度やってきて、みんな1回"もうバンドやりたくねぇな"とか、"音楽の裏方に回ろうかな"とかって思った時期があったうえで、僕が戻ってきて、遊び半分で作ってきた曲をみんなに"どうだい?"って持っていって。そしたら、みんなも"やっぱりやりたい"ってなったんですよね。

-裏方に回ろうかなっていうのは、今のバンドのスタンスにも影響しているように感じます。

Rei:そうですね。一度そう思ったからこそ、そのまま無理して何かを作ろうとか、自分たちの"らしさ"を、誰のことも考えず、自分たちがいいって思ったものをそのまま、"僕たちはこういう人間です"みたいにできているかもしれませんね。僕ら結構(メンバー同士)似てて、わりと根暗で(笑)。

-一歩引いて、自分たちのことを客観的に見ながらやってる感じはすごいします。

Rei:そうかもしれない。1回作って、引いてみて、"やっぱり俺たちはこういう人間だろ"っていうのでもう1回再構築して出すっていうのが多いですね。

-それにしても、直球パンク、UKテイストのハイセンス・ロック、ド変態メタルと三者三様で、"A.V.E.S.T"対談らしいなと感じますね。それぞれはバンドとしてあるいは個人でこれまで対バンなどされていたのでしょうか?

一同:ないですね。

Eyegargoyle:僕がよく使っているスタジオにMAYKIDZのポスターが貼ってあって、それで知ってたっていうくらいですね。

-今日の初対面の印象をうかがってもいいでしょうか。

小林:あの、THE FRATELLISが好きでっていうので、僕1982年生まれなんですけど、何年生まれですか?

Rei:僕、1990年です。

小林:8つ離れてて、THE FRATELLISがすごい好きっていうバンドマンがいるっていうのがまず、すごい嬉しいなって。あと、(Eyegargoyleは)僕が入ってくる前に(現場に)いたじゃないですか。ちょっと怖そうな外国人がいるなって......(笑)。

Eyegargoyle:俺は、申し訳ないんですけど、Newspeakは今日対談するってなって初めて知ってYouTubeで聴いてなるほどって。MAYKIDZはさっきも言ったとおりポスターを見て知ってたぐらいで。対談のメンツが送られてきて、見事に知り合いがいなくて怖かった(笑)。こう見えて俺、非常にビビりなんで。

一同:えぇ!?

Eyegargoyle:超びくびくしてます。都会嫌いなんで。渋谷でばっかりライヴしてるんですけど、できれば来たくない。なんとか渋谷の交差点を経由せずにライヴハウスに行きたいぐらいなんです。

-Reiさんはどうですか?

Rei:僕も今回の対談で知って、YouTube観てって感じです。"怖そうだな"、"歪んでる......"みたいな(笑)。(Eyegargoyleは)普段お化粧してるじゃないですか。でもめっちゃ優しい目してますよね! 僕はそれで安心したんです。"うわ、絶対いい奴じゃん"って。

一同:(笑)

Rei:いや~でもやっぱTHE FRATELLIS好きは熱いっすね~。

小林:そうですよね、なかなか会わないっすよね。

-それぞれ、"A.V.E.S.T"出演オファーを受けたときの感想ってどうでしたか?

Eyegargoyle:"A.V.E.S.T"は、すげぇことやってんなって2~3年前から感じてて、俺とは遠い世界のことなのかなと思ってたんですよ。で、今回決まったので"おぉ、来たか!"っていう。

GEN:ちょっとイベントとしては独特だからね。あれだけヒップホップが一緒に出演するのは、他のイベントでは見たことない。

Eyegargoyle:般若さん大好きなので。たぶん普通にキッズになっちゃいますよ。

-おふたりはいかがですか?

小林:僕にとってはよく知ってるイベントで、自分がバンドから少し離れてた時期にも盛り上がっていたイベントだったし、同じく自分がすぐに出れるようなものではない、敷居が高いイベントだと思っていたので、嬉しかったっすね。この土俵でちゃんと勝負もできて、そういう人たちに観てもらえるっていうのは、すごいチャンスだなって。普通のブッキングとかツアーでは出れないイベントだし、単純に嬉しかったです。

Rei:僕も、すごい嬉しかったですね。渋谷があんなにカオスになるのは"A.V.E.S.T"だけだと聞いていたので。GENさんと初めて会ったときもカオスでしたけど。

GEN:まぁ、路上での出会いからのこの対談は変だし、FEVERは行くべくして行ったライヴだったので。

Rei:嬉しかったっす。直接言ってくださったんで、"来た! カオス!"って。

一同:(笑)

-オープン前のあのへんのガヤガヤした感じはカオスですよね。

Rei:早く見たいです。

GEN:結構すごいよ。自分で言うのもだけど、なかなかですよ。ほかのサーキット・イベントにはあまり行ったことないですが、でもやっぱり自分でやってるやつが一番カオスになってるんだろうなって、見てて思うな。特に足引きずってる子を何人か見ると"やっぱやべぇな!"って思う。