INTERVIEW
Zephyren代表GEN氏×Ikepy(HER NAME IN BLOOD)×dEnkA(KNOCK OUT MONKEY)
2016.07.11UPDATE
2016年07月号掲載
HER NAME IN BLOOD:Ikepy(Vo)
KNOCK OUT MONKEY:dEnkA(Gt)
Zephyren:GEN(代表)
インタビュアー:米沢 彰 Photo by ミクスケ
-なるほど。でも、肉と言っても牛じゃないんですよね? 鳥とか。
dEnkA:牛肉でも全然OKですよ。
Ikepy:肉であれば。
GEN:生肉を食べよう。
Ikepy:生肉もいいと思います。
-生肉......。GENさんからのアドバイスはいかがですか?
GEN:よく、怖いとか雰囲気があるとか言われるんだけど、それは身体を鍛えているせいでもあると思うんだよね。内面から出るものは、トレーニングの中に絶対あるし、トレーニング中はつらいことも忘れられる。例えば仕事で大変なこともあるけど、そういうときにトレーニングするとスッキリするし。あとは、ホントに悪い奴が来たときに仲間を守りたいし、この歳になっても若い奴に守られるようにはなりたくなくて。やっぱり自分の身は自分で守るっていう気持ちでいたいし、そういうふうに考えられなくなったら前線から退きたいというか。ある程度努力してるから、努力して前線にいる若い子たちと話が合うのかなって。そう考えると、努力するってやっぱり大事かなと。やっぱり気持ちが前向きになるし、戦う本能みたいなものも芽生えてくると思うから、トレーニングはオススメですよね。
dEnkA&Ikepy:素晴らしいですね。
-スピリチュアルな部分が大きいですよね。話は変わりますが、ヴォーカルの体格と音って直結する部分がありそうだと思うのですが、実際はどうですか?
Ikepy:ホントは、筋肉をつけすぎると良くないって話が一般的にはあるんですけど、そこを超えていきたいですね。
GEN:超越したいんだ(笑)。
Ikepy:声自体は、太くなっていく感じはありますね。アメリカ人のヴォーカルって結構体格がいいんで、声の太さとかにはメリットがあるんじゃないかなって思います。
-正直、ライヴを観てても余裕を感じますね。体格から来る余裕というか。細い身体からひねり出してるタイプのヴォーカルも、それはそれでカッコよさはあるんですけど、それとはまた全然違うカッコよさというか。
GEN:獣感がいいよね。
-そろそろ名前が"ビースト"になるんじゃないかって噂も(笑)。
Ikepy:改名しますか(笑)。
-そろそろかなっていつも思ってます(笑)。ちなみに、ギタリストにとっては、筋肉と音って直結する部分はありますか?
dEnkA:ギタリストも指回りにあまり変な筋肉をつけすぎない方がいいって言われてるんですよ。自分が動かしたい微妙な感覚が変わってくるんで、プレイが変わっちゃうというか。なので、すごい鍛え方はあまりしない方がいいらしいんです。でも、例えば80年代のLAメタルとか、みんな上半身裸で腹も割れてるアー写を撮ってるじゃないですか。
-そうですね。
dEnkA:で、ギタリストって結構みんなバキバキだったんで。それは僕の憧れですね。
Ikepy:多かったですよね。
dEnkA:最近、日本は草食系が多い時代なので、逆らいたいですね。
GEN:いいですね。
-音っていうよりもキャラクター的な意味合いですね。
dEnkA:音について言うと、筋肉は鍛えるとこが違うんで。でも、身体がこうなってる以上は、それで通すしかないっていう。
GEN:やっぱバキッとしてた方がカッコいいと思うけどね。
-GENさんは、デザインやブランドをやるうえで筋肉や体格は関係すると感じますか?
GEN:もちろん、ありますよ。やっぱり採寸を自分でしてるんで。服を作るにあたって、それなりにこだわったものを作ってるわけだから、やっぱり脱いでもカッコよくいてもらいたいですね。基本的に家でデザインするときは全裸ですからね。いつも家で服着ないんですよ。デザインするときも全裸で、悩んだら懸垂やって(笑)。
一同:(笑)
GEN:服着るの嫌いなんで、ホントは全裸が一番(笑)。