INTERVIEW
KNOCK OUT MONKEY
2012.03.07UPDATE
2012年03月号掲載
Member:w-shun (Vo&Gt) 亜太(Ba) ナオミチ(Dr) dEnkA(Gt)
Interviewer:TETU★KID
-激ロック初登場ですので自己紹介と担当のパートを教えてもらえますでしょうか?
一同:宜しくお願いします!
w-shun (以下w):Vo&Gtのw-shunです。
亜太(以下 亜):Baの亜太です。
ナオミチ(以下ナ):Drのナオミチです。
dEnkA (以下d):GtのdEnkAです。
-結成が2001年ということは既に11年間活動されていますね。まずは結成の経緯を教えてもらえますか?
w:元々、僕が友人に誘われてKNOCK OUT MONKEYに加入したのがキッカケなんです。その当時は、他のオリジナル・メンバーがいて、ヴォーカルも既にいて、最初僕はギターとして加入して活動していました。で、ヴォーカルが抜けて"どうする?"
ってなった時に"じゃぁ歌いたい!!"ってワガママ言って。そこで、僕がヴォーカルの4人編成っていう今の形の基礎が出来たんです。それから、別々のバンドで活動してた今のメンバーと対バンで出会って、偶然にも全員同じ歳だったりで、特に仲良くなって。各々のバンドが活動休止や解散するって聞いた時に真っ先に"じゃぁ一緒にやろう"と声をかけて、今のメンバーが集まったんです。それまでにもメンバーの入れ替えは結構あったんですけど、今のメンツが集まった時"上にイケる"と初めて確信を持てましたね。それ位今は、演奏スキル的にも人間的にも信頼出来るメンバーです。
亜&ナ&d:あざーっす!(笑)
-KNOCK OUT MONKEYはメロディックな音楽を軸にしてラウドやレゲエなどの様々なジャンルの音楽を上手く取り込んで独自のスタイルを確立されていますね。これはそれぞれのメンバーが様々なジャンルの音楽を聴いてこないと出来ないと思うのですが、皆さんはどんな音楽を聴いてこられたのでしょうか?
w:ラウド・ロック全盛期の影響が大きいですね。とにかくライヴがカッコ良いバンド全て影響されてると思います。後、日本語を上手く使えるアーティストにはジャンル関係なく影響されてますね。
亜:幼少期のBGMは父親が家で流すJAZZやBLUESが中心でした。中学生になって、自分で音楽を聴くようになってからは、色々と模索して、最終着地点はGLAYとKinki kidsでした。そしてナゼか今に至るワケです(笑)。
ナ:ロックの入りは中学生の頃X JAPANにハマり、バンドを始め、NIRVANA、Marilyn Manson、RANCID、hide、C&A等には多大な影響を受けてます。今は邦・洋問わず何でも聴きます。
d:11歳上の兄がTHE BEATLES狂だったので、よく聴かされてました(笑)。中学生でギターを始めて、影響を受けたのがLED ZEPPELIN、GUNS N' ROSES、RAGE AGAINST THE MACHINE、METALLICAとかですね。
-『HOPE』の全曲を聴かせてもらいました。率直な感想は"格好良い"です。1曲ずつ質問をさせてもらいたいと思います。まずはタイトル曲の「HOPE」。こちらはハードでエッヂの利いたギター・リフとサビのキャッチーさのコントラストが絶妙だと感じました。この曲はどうやって出来たのでしょうか?
w:自分たちの中では王道なパターンの曲なんです、キャッチーなリフとメロディックなサビっていう部分では。ウチは、スタジオでメンバー間の空気感がハマった時にこういったキラー・チューン的な曲が出来ることが多くて。なので...え~っと...
ナ:どうやって出来たか覚えてないんやろ?(笑)。
亜:全員な(笑)。
-Track.2「Bring it back」は初っ端のサビが強烈でさらに聴き進んでいくとドラムの跳ねたリズムがこの曲の肝になっていると思いました。めちゃくちゃ踊れる一曲に仕上がっていますね。あとベース・ラインも技ありの構成になっていて踊り出したくなりつつも聴き入ってしまいました。この曲はどうやって生まれたのでしょうか?
亜:メロディ・コードとリズム・パターンは自分たちで作ったデモがあって、それにアレンジャーさんの意見を加えて、こうなりました。ソカやラテンのノリが得意な僕らと、それが未知の領域だったアレンジャーさんとの夢のコラボレーション作品です(笑)。
-Track.3の「realize」はミドル・テンポでさらにすべて日本語歌詞でとても心に染みる曲ですね。ただ一方的に応援するんじゃなくて、変わりたくても変われない弱さを素直に表現することによって逆にすごく応援された気がしました。"俺も同じ弱い人間なんだよ、だから一緒に頑張ろう"そう言われた気がしました。この曲に関しては如何でしょうか?
w:歌詞を提出しないといけないタイミングでライヴがあったんですけど、それが本当に最高のイベントで、その時の先輩のライヴを観ながら僕、泣いたんですよ。その感情と勢いのままに、素直に思ってることを書いたのがこの歌詞です。"音楽で人に発信する立場だと思ってたけど、実は自分も、音楽に救われてる人間のひとりなんじゃないかって事に気づけた"そんなことを書いてます。