DISC REVIEW
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2014年はメタル・フェス、KNOTFESTからCOUNTDOWN JAPANまで多ジャンルのイベントに挑戦してきたKNOCK OUT MONKEYだが、1stアルバム『INPUT ∝ OUTPUT』から約1年、まさに全ロック・シーン対応型の2ndフル・アルバム『Mr. Foundation』を完成させてきた。疾走感&熱量溢れる3分弱の「RIOT」や、メタリックで攻撃的なラップコア、Track.5「Take you」に、シングルカットされた「How long?」などアルバム前半は戦闘モードのKOMが楽しめる。後半は一転バラエティに富んだ楽曲が収録されており、陽気でピースフルなTrack.6「Priority」、J-POP的なアプローチのTrack.8「MOON」、そしてTrack.9「街」はまさかの切ないバラードに仕上がっている。アルバム・ツアー・ファイナルは過去最大規模の新木場STUDIO COASTワンマンが控えている彼ら。2015年ひた向きに攻めていく彼らに期待したい。 村岡 俊介(DJムラオカ)