INTERVIEW
HER NAME IN BLOOD
2014.04.14UPDATE
2014年04月号掲載
Member:Ikepy (Vo) Daiki (Gt) TJ (Gt) Makoto (Ba) Umebo (Dr)
Interviewer:ムラオカ
-去年春先に3年ぶりのオリジナル音源『THE BEAST EP』をリリースしてから約1年間を総括していただきたいのですが、まずSHIBUYA CYCLONEのワンマン公演含む全11公演のツアーはいかがでしたか?
Makoto:あっという間でしたね。ツアーもそうですけど、それ以外のライヴもツアーの間に多かったりして、それを含めてもあっという間だったなって思います。ツアーは好きなんでもっとやりたかったです。
-去年末から今年頭にかけて4公演の中国ツアーを行ってますが、中国での公演というと環境がハードな印象ですが、いかがでしたか?
Makoto:前評判とか、いろんな情報で勝手にいろいろ想像してたんですけど、行ってみたら空気は確かに汚かったですけど、音楽に関しては全然問題なかったですね。
Umebo:日本のアンダーグラウンド・シーンに通じる文化があったような気がします。
-ワンマンではなく地元のバンドも出演するような対バン形式ですか?
Daiki:そうですね。向こうで出てくれたバンドもみんなアンテナ高くて、上手いし最先端の音でしたね。
-日本の情報にも敏感なんですか?
Makoto:そうですね。SNS関係はかなりシャットアウトされてて、その代わりにアンテナの高い人が中国版のSNSに日本の情報を流してるらしいんですよね。そのおかげで情報は行き渡ってて、自分たちの古い曲もチェックしてくれてる人もいて。全然差はないですね。自分たちが勝手に思ってるだけでした。
-どういう経緯で中国ツアーが決まったんですか?
Makoto:今までARCHITECTSとかCrossfaithとかPARKWAY DRIVEとかのツアーを担当してる中国のHotPot MusicってプロモーターのPaulっていう中国人がツアーを組んでくれました。
-あと1番近いところですとSCREAM OUT FEST2014がありましたね。HER NAME IN BLOODとしては新木場STUDIO COASTはTaste Of Chaos 2008 in Japan以来2回目ですよね?
Makoto:そうですね、5年前ぐらいですね。
Umebo:あの時は緊張で何も分からなかったけど、久しぶりに同じステージに立ってみてあの時とは違った感覚でしたね。ちょっと冷静だったかな。
Daiki:でかいけど、意外と"あれ?こんな感じだったっけ?"って思いました。昔の方がでっかく感じましたね。"マジでここでやるんですか!?"みたいな(笑)。あとは楽屋が豪華で嬉しかったです(笑)。
Umebo:あの時はオープニング・アクトだったんで楽屋はなかったので(笑)。
Makoto:今回のSCREAM OUTの時は余裕を持って、1番後ろのお客さんまでアピールできたと思います。
-他には前作リリースから今まででなにかトピックはありましたか?
Umebo:やっぱりこの短期間に中国と台湾に行けたことは大きいですね。
Makoto:そうだね、ライヴに関してまた更に経験積んだのと、あとIkepyがまた筋トレしまくってるのと(笑)。
TJ:どんどんデカくなってるよね(笑)。
Umebo:ツアーにプロテインを持ち歩く男なんで、そこも注目してほしいですね(笑)。
-(笑) そしてちょうど1年でフル・アルバムが完成しましたね。完成してこうしてメディア・プロモーションを行って、あとはリリースを待つだけの状態ですね。今どんな心境ですか?
Daiki:まだマスタリングも終わってなくて、ミックスも試行錯誤中なんですけど、素直にでき上がりが楽しみですね。
Makoto:自信はあるので、あとはみんなの反応が楽しみですね。今回は前よりいろいろチャレンジした部分もあるので、それがみんなの耳にどう聴こえるのか楽しみです。自分たちだけじゃ分からないですからね。でもバンド側だけで言えば自信作です。
-1stアルバム『DECADENCE』から前作『THE BEAST EP』までは3年かかっていましたが、今作は前作『THE BEAST EP』からちょうど1年でのリリースと、リリース・スパンだけをみると非常に順調に制作活動が進んだのかなと想像するのですが実際のところいかがですか?
Makoto:そのとおりだと思います。制作にかかるにあたって、リズムも良くなったし、バンド内の状況もすごくいいと思います。 Ikepy:昔よりも曲を作ることに関してコツを掴んだ感じはしますね。
-なるほど。だいぶスムーズに進んだようですね。
Makoto:作るスピードが以前より上がったので、全然苦ではなかったですね。むしろアルバムに入れた曲数よりもっとアイデアはあったので、今回はだいぶ絞って12曲にしました。
Daiki:『THE BEAST EP』の時は前作のリリースからけっこう期間が空いたので、逆にどんなものを作ったらいいのかってプレッシャーがあったけど、今回はリラックスして、やりたいことができました。