INTERVIEW
HER NAME IN BLOOD
2014.04.14UPDATE
2014年04月号掲載
Member:Ikepy (Vo) Daiki (Gt) TJ (Gt) Makoto (Ba) Umebo (Dr)
Interviewer:ムラオカ
-Track.9「VOID」、マシーナリーで殺伐としていてクールですね。構成も練られていて凄くユニークですね。
Makoto:これは僕の作った曲です。けっこうワルい曲ですね(笑)。
Umebo:今回のアルバムはMakoto君がワルい曲担当って感じですね。
Makoto:ハードコアっぽい感じですね。これはサクッと出てきました。リズムも狙ってライヴをイメージしてたりして、スッとできた曲です。
-ライヴでのモッシュ度も高そうですね(笑)。
Makoto:そうですね(笑)。
-「VOID」も3分に満たないものですが、アルバム全体で見ても最長で4分9秒、平均すると3分強とかなりコンパクトにまとめていますね。これは意識してですか? それとも自然にですか?
Daiki:3分台の曲を作りたいって意識もしましたね。でも逆に今度は長い曲が作れなくなりました(笑)。
Daiki:それぐらいの方がライヴでいっぱい曲をプレイできるので。今まで長かったんであまりできなかったですね(笑)。
Makoto:長いのが好きって人もいると思うけど、今自分たちがやりたいのはこんな感じです。
-Track.10「IF I MELT AWAY」も面白いですね。これはどなたが作った曲ですか?
Makoto:これはTJがメインで、ギタリスト2人が半分半分って感じですね。
-これも今までにない感じですよね。
TJ:パワー・バラードって感じですよね。
Daiki:TJがエモいんですよ(笑)。TJがメインのリフを持ってきて、それを俺が構成してという感じで2人で作りました。
-メロディはIkepyさんですか?
Ikepy:そうです。
-メロディの感性が日本人離れしてますよね。この曲作れる日本人はHNIBだけだと思いますよ。この曲もそうですが、いい意味でHNIBの楽曲って日本人らしさがほとんど感じられないんですよね。
Makoto:洋楽育ちだからですかね。
-でも日本人らしさってどこかで滲み出てくると思うんです。HNIBと同世代の洋楽に影響を受けたバンドでもやっぱりどこか日本人らしさの部分を感じますし。
Makoto:自分たちも音楽好きでたくさん聴くんで、これは何っぽいって客観視して聴くんです。なので自分たちの曲も客観視することで、自分たちがやりたいことが自然に出てるのかなって思います。
-あとはIkepyさんのヴォーカル力が大きいですよね。10年くらいアメリカの南部に住んでたって言われたら納得してしまいそうです(笑)。
一同:確かに(笑)。
-たぶん知らない人がこのCDを渡されたら日本のバンドとは思わないでしょうね。
Makoto:それは嬉しいですね。
Umebo:未だにTwitterとかで見ると"HER NAME IN BLOODって日本人だったんだ!"って言ってる人いますもんね(笑)。
-ハハハ。Track.11「THE CLOWN」はメロデス、MAメタル・テイストがありますね。
Daiki:この曲だけ再録なんです。
Makoto:前のレーベルからシングル出した時のB面の曲なんです。で、眠らせておくのもったいないってメンバーの意見があったんで。
Umebo:これは俺が加入した当初からある曲で、初めてレコーディングした3曲にも入ってた曲なんです。
-今回再録にあたってなにか注意した点などありますか?
Makoto:あの時できなかったこともできるようになったし、Ikepyの声もパワー・アップしてるし、録り直したらいいんじゃないかなと思って。
Daiki:昔から俺らを知ってる人が聴いたら、"あ、上手くなってる。"って思うだろうね(笑)。
Makoto:昔からのファンは喜んでくれるだろうね。今のレコーディングの音で聴けるので。