INTERVIEW
Zephyren代表GEN氏×Ikepy(HER NAME IN BLOOD)×dEnkA(KNOCK OUT MONKEY)
2016.07.11UPDATE
2016年07月号掲載
HER NAME IN BLOOD:Ikepy(Vo)
KNOCK OUT MONKEY:dEnkA(Gt)
Zephyren:GEN(代表)
インタビュアー:米沢 彰 Photo by ミクスケ
-では続いて、Ikepyさんの鍛え方はどんな感じですか?
Ikepy:いかに刺激を与えられるかっていうのを大事にしてます。鍛えるときは、こんだけ重いのを持ち上げるぞっていうよりかは、どんだけ筋肉を使えてるかってことを意識してます。
dEnkA:すごい。
-視点が違いますね。
Ikepy:今、鍛え始めて2年くらいなんですけど......。
-え!? 2年ですか? もっと前かと思ってました。
Ikepy:本格的に始めたのはそれぐらいで。それより前は、もっと軽めだったんですよ。そんなに知識もなかったんで。ジムに行き始めたころは、"こんくらいいけるでしょ!"ってちょっと出しゃばって重いトレーニングをやるんですけど、結局違う筋肉使っちゃったりして、筋肉痛になってない、とか。なので、重さを気にせずどれだけ使えてるか、というところに重点を置いてますね。
dEnkA:効率重視だね。
-理論的に身体を作っているということですか?
Ikepy:そうです。
GEN:ちゃんとしてるね。
Ikepy:Arnold Schwarzeneggerが言ってたんですけど、"トレーニングは、酷使じゃなくて刺激だ"って。
-深い(笑)。
GEN:やっぱ目標はシュワちゃんだったり?
Ikepy:シュワちゃんは憧れですね。
GEN:どの時代のシュワちゃんがいいとかあるの? "コナン・ザ・グレート"(1982年公開)のころとか?
一同:(笑)
Ikepy:初期ですね。ボディビルをやってたころはホントすごいですけど......"コマンドー"(1985年公開)あたりとか(笑)。
GEN:俺は"プレデター"(1987年公開)あたりも好きだけどな(笑)。
Ikepy:いいですね。
-もともとボディビルダーから俳優になったんですよね。それから州知事にまでなって。
Ikepy:すごいですよね。
-では、GENさんのこだわりは?
GEN:俺はどちらかというと瞑想系なんですよ。昔から断食が好きで、例えば3日半断食して、重りつけてサウナ・スーツ着て走ったり、水泳をやったりしてました。昔は筋トレはやってなかったですね。サウナ・スーツ着て走るから夏は熱中症になるんですよ。気持ち悪くなって、足が止まって、ふらふらになりながら家に着くと命の危険を感じて塩を舐めたり(笑)。肉体と精神の限界に挑戦してました(笑)。重りを腕に1キロ、足に2キロつけて15キロ走ってたら腰が悪くなっちゃって。それからヨガを始めて、今はパーツごとに分けてトレーニングして、あとはマラソンより水泳中心にやっています。だいたい、重りつけてサウナ・スーツ着て走ってる人っていないから。まず古いし、そんなの身体に悪いに決まってる。俺は"ドラゴンボール"とか昔のスポ根の意識で始めてるから(笑)。当時は、そんなことで腰が悪くなるとは思ってなくて。で、面白かったのが、冬場にマスクつけて重りもつけて走ってたら、明らかに格闘家の人がジョギングしてちょっとシャドー(ボクシング)してるところに出くわして。そしたら俺を見た瞬間にビクッと反応したんだよね。俺の方が絶対弱いんだけど、あっちがビビッてて、雰囲気勝ちです(笑)。
Ikepy:それはビビりますね。格闘家でもそんな過酷なことしないですもん(笑)。
一同:(笑)
GEN:今は長生きするためと、お茶をおいしく飲むためにトレーニングするという感じですね。
-三者三様、アプローチが違いますね。GENさんはスピリチュアルなところがあって、dEnkAさんはインナー・マッスル派で、Ikepyさんは意外と科学的で。面白いですね。
GEN:やっぱり筋肉は自分を裏切らないからね。
dEnkA:やったぶんだけ結果が出ますからね。