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INTERVIEW

JESSE (The BONEZ) × Masato (coldrain)

2018.06.06UPDATE

JESSE (The BONEZ) × Masato (coldrain)

LUNATIC FEST.

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The BONEZ：JESSE（Vo/Gt）
coldrain：Masato（Vo）
インタビュアー：荒金 良介

初開催から3年後にまた開催するというのは、バッチリのタイミングまで待ったんだなって。だから、中途半端なフェスにはならないだろうなと思う（JESSE）


－"LUNATIC FEST."は本当に外に開けたラインナップを揃えてて、そこが何より素晴らしいですよね。coldrainは今回2度目の出演になりますが、また心構えは違いますか？

Masato：ほかのメンバーもLUNA SEAと仲良く交流させてもらっているので、逆に今回はホームぐらいの感覚で挑もうかなと。たまにヴィジュアル系のバンドマンと話すと、結構詳しくて、coldrainのことも知ってるんですよ。友達が大阪でバーをやってて、そこに遊びに行くと、ヴィジュアル系のバンドをやってる人が"めっちゃ好きっす！"と来るんですよ。話の内容も細かくて、"あの曲のあそこをパクッたんですよ！"って。

－ははははは（笑）、正直ですね。

Masato：俺が聴いてもわからないようなレベルで。これパクッた感覚なの！？ って。こっちの音楽を研究して聴いてくれるんだなって思いましたね。ある意味、俺らが下の世代のヴィジュアル系の人に影響を与えているんだなと。それは俺らがヴィジュアル系の世代から影響を受けていることと同じだと思うんですよ。だから、世代は繋がっているんだなと思いましたね。ほんとに壁みたいなものは感じないから、1回目以上に自然にやれる気がしますね。

－あぁ、そうなんですね。

Masato：バンギャと言われる層は逆にパンク系よりもオープンじゃないのかなって。

JESSE：ヴィジュアル系って音を指した言葉じゃないもんね。ラウドロックと言ってもいいし。

Masato：そんなこと言ったら、SLIPKNOTはゴリゴリのヴィジュアル系だし、KORNとかMARILYN MANSONだってそうですからね。あと、ウチの弦楽器隊はLUNA SEAを通ってて、特にRxYxO（Ba）はhideとかもすげぇ好きですからね。ほかにTHE MAD CAPSULE MARKETS、RIZE、UZMK、山嵐も聴いてました。フェスに出るようになると、海外のバンドを含めて、憧れていた人が目の前にいたりするんですよ。俺はマジで緊張する人とは話せなくて、Chester Bennington（LINKIN PARK／Vo）、Corey Taylor（SLIPKNOT／Vo）はそうでしたね。あと、RxYxOは普通にINORAN（Gt／LUNA SEA）さんと飲みに行ったりしてますからね。

JESSE：俺らは世代的に上だからという感覚があるけど、意外と近いのかもしれない。先輩方が距離を縮めてくれているのを感じるので、変にアウェイを感じなくてもいいのかなと。今回は初めてというのもあり、ワクワクでいっぱいですね。必要以上に気合が入ってます。

－coldrainは1回目に出たときに、ほかのバンドのライヴも観ました？

Masato：はい。あの世代の人たちはあのデカさ（幕張メッセ）が似合うし、スター性があるなと思って。ひとりひとりに華があるし、ライヴを観ても全員に目がいきますからね。

JESSE：今ヘッドライナーとしてフェスを開いて、僕たちを誘っている時点でその椅子を誰にも奪わせていない証拠だから。そういう意味でもどんどんリスペクトが生まれるなと。

Masato：パンク、ラウドですら、ヴィジュアル系というシーンには、長い目で見たら全然勝てないと思うんです。ライヴを観て、"そうでもないじゃん"って思うくらいのものだったら、単に流行ってただけなんだと思うけど、ライヴに説得力があるから、本当に突き詰めて活動してきて、負けないように努力してきたんだなと思いますね。

JESSE：普通フェスをやったら、そのあとも毎年やるじゃないですか。3年後にまた開催するというのは、バッチリのタイミングまで待ったんだなって。だから、中途半端なフェスにならないだろうし、それを含めて楽しみですね。この記事を読んで、いろんなバンドをたくさん観たいと思う人にはぜひお薦めしたいですね。

－もはや主催者みたいな発言です（笑）。

JESSE：ははははは（笑）。

Masato：とにかく楽しみですね！

JESSE：うん、楽しみだね。