DISC REVIEW
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昨年リリースした6曲入りアルバム『Nothing lasts forever』ではcoldrainの作品中最もアグレッシヴでブレイクダウンをも有する「Die tomorrow」やStacie Orricoのヒット・シングルである「Stuck」をカヴァーしたりと彼らの可能性を広げた一枚であったが、今作は打って変わって、一本筋が通った硬質な作品となっている。ブレイクダウンこそないものの、男気溢れるシンガロングや殺気立ったギター・リフ、そしてMASATOの喉を掻き毟るような迫力あるスクリームと過去最高にアグレッションを感じさせる作品だ。正直この作品が一般層まで巻き込んで爆発的ヒットを呼ぶことはないかもしれないが、日本中のラウドロック・ファン、スクリーモ・ファンの心を熱く揺さぶる作品であるのは間違いない。 ムラオカ