DISC REVIEW
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今を時めくSiM、HEY-SMITHと豪華3マンで回った“TRIPLE AXE TOUR”は最終公演の赤坂ブリッツを含め全公演ソールド・アウトと、彼らの勢いをまざまざ見せ付けるものとなった。そのTRIPLE AXEでも披露しVANSのコンピにも収録されている「Six Feet Under」と、超人気ゲーム・シリーズ「バイオハザード・オペレーション・ラクーンシティ」のCMタイアップ曲に抜擢された「No Escape」の2曲はすでにアツいファンはチェック済だろうが、他の収録曲もソリッドでブルータル且つメロディアスな楽曲が揃っている。今作は初の海外レコーディングを敢行、プロデューサーにはPARAMOREやKILLSWITCH ENGAGEなどを手掛けたDavid Bendeth、マスタリングにはNICKELBACKやSHINEDOWNなどを手掛けるTed Jensenという世界屈指のスタッフを起用している。新たな環境で制作した今作だが、いい意味でぶれることはなく、メロディとアグレッション、静と動の絶妙なコントラストなどcoldrainの持ち味がさらに濃縮されたものになっている。 ムラオカ