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INTERVIEW

ROTTENGRAFFTY × The BONEZ

2015.06.17UPDATE

ROTTENGRAFFTY × The BONEZ

Member:ROTTENGRAFFTY:N∀OKI (Vo) 侑威地 (Ba)
The BONEZ:T$UYO$HI (Ba) ZAX (Dr)

Interviewer:荒金 良介 Photo by 大嵜 美穂

-ロットンは音源を出さずに、闇雲にライヴをやっていた時期がありましたからね。

N∀OKI:うん、ライヴでしか伝えることができなかったから。

T$UYO$HI:俺はThe BONEZをやるにあたって、実はだいぶ影響を受けてます。

N∀OKI:えっ、そうなん?

T$UYO$HI:The BONEZの曲作りをするうえで、"あっ、これでいいんだ!"って。自分たちの好きなことをやればいいんだなと。The BONEZは90年代、00年代の曲が好きだし、ディスクユニオンで中古のCD見つけた!みたいな感覚に近くて。そのころに聴いてた曲の感じを今やっちゃえって。ロットンは俺ら世代がグッと来る懐かしいメロディを持ってるから。

N∀OKI:温故知新的な?

T$UYO$HI:うん、それを出していいんだなと。逆に今の若い子は持ってないから。

N∀OKI:逆に新しく感じるということなんかな?

T$UYO$HI:そう、あまりにも古すぎると、今の若い子はわからないから。そこにちょっとフックを入れて、パクッと食べたときに実はこういう味だったんだって。古いだけでもなく、新しいだけでもない、いいバランスが取れてるなと。そういう意味でThe BONEZはロットンに近いと思ってる。

-アプローチは違えど、根底にあるスタンスは近いと。

T$UYO$HI:The BONEZは歌詞を英語だけど、日本でやってるバンドの中では1番近いと思ってる。

侑威地:へー! それは嬉しいな。

N∀OKI:でも聴いた印象が違うのは東と西だから(笑)?

T$UYO$HI:はははは。

N∀OKI:Dragon Ash、RIZE、The BONEZは東京の人みたいな。別に東京をディスってるわけじゃなく、名古屋を越えちゃうと、ちょっと変わってくる気がする(笑)。

侑威地:俺らはシュッとしてないし、泥臭いんで(笑)。

-関西特有の野獣感って、ありますよね。

N∀OKI:うん、負けるか!という気持ちは常にあったかも(笑)。

-さきほどT$UYO$HIさんが言った"The BONEZはロットンに近いと思ってる"という発言を受けて、どう思いますか?

N∀OKI:The BONEZは影響を受けてると言ってくれるけど、それをまた感じないところがいいですね。The BONEZとはツアーを一緒にガッツリ回りたいですね。ほんとにライヴがいいから。

ZAX:俺らはもう一回ゼロからやってるから、一緒にやってくれて感謝してますね。

侑威地:いやいや、こちらこそやで。仲間が新しいバンドを始めたぐらいの感覚ですからね。

N∀OKI:うん、その感覚っすね。NAKA(The BONEZ/Gt)も知ってるし、お互いの絆は深いっすね。

侑威地:ツアー行こ?

ZAX:いやあ、ほんま行けるならぜひ!

-ラウド・シーンについてはどう思っていますか?

N∀OKI:シーンの前に俺は人ですね。ジャンル関係なく、その人がやってるから、その音になるんだなって。音と人は一緒やと思ってる。

T$UYO$HI:俺らもバンドをやってるだけみたいな(笑)。The BONEZに関して言えば、ディストーションがなくてもいいんじゃない?みたいな流れになる可能性もあるし。俺らもN∀OKIが言ったように、JESSE、NAKA、ZAXとやりたいから、やってるだけで。"こういう曲をやりたいから、バンドやろうぜ"って集まってないんですよ。この人たちとバンドをやることが先で、結果的にこういう音になりましたという。誰とやるかが大事だから。

侑威地:だからこそ、バンドって面白いんちゃうかなって。やってる本人たちはそう思ってますね。機材が音を出すわけじゃないし、人間でしょって。俺らもワンマンをたまにやるけど、誰かと一緒にやりたいからツアーに回るわけで。それも似たような音楽やってるから、一緒に回ろうぜ!という感覚で決めてないし。T$UYO$HIくん、ZAXとやりたいという感じで、人で決めてる。お互いにかっこいいと思える仲間じゃないと、楽しくないですからね。

T$UYO$HI:最近の若いバンドって、どうなんですかね?