LIVE REPORT
WARPED TOUR 2011
2011.07.01 @POMONA
Writer 眞鍋 / TRIPLE VISION Entertainment
ASKING ALEXANDRIA
彼らのステージを見るのは2月のSCREAM OUT FEST以来。そう言えばDannyは髪の毛切ったんだったな、と。皆、元気そうでした。Pomona(6日目)では2番手、Ventura(8日目)ではトップバッターでしたが、彼らの登場を待つ物凄いファンの数!SEに合わせて一人ずつステージに登場して行くのですが、メンバーが、一人一人ステージに出ていく度にキャァキャァ!と黄色い声が飛ぶ。春に出した新作『Reckless & Relentless』を中心に演奏。しかし、1stの定番「The Final Episode」ではみんなで"Ohhhh Myyyyyy God!"どこの国でもこの曲は大合唱なんですね。そんな感じでその日のステージを温めるには十分過ぎるくらいの迫力で、約40分のステージは終了。
ATTACK ATTACK!
見たことなくて見たかったバンドの1つ。Pomaraでは一番手、Venturaは3:00に登場。彼らのステージは楽しかった!アルバムの1曲目の「Sexual Man Chocolate」は、何と、Dubstep Mixバージョン!これが盛り上がる盛り上がる。一気にダンス・フロアのように観客が手を挙げて飛び跳ねる。(YouTubeなんかで検索してみると一部映像が上がっていたりします。) Venturaでは元CONFIDEのヴォーカルJoel Piperもゲストでステージに参加。WARPED TOURは、WARPED TOURに参加していないバンドでも、その時その時の地元あたりのバンド・メンバーが遊びに来ていたりもするので、そんなサプライズもあったり。
THE DEVIL WEARS PRADA
昨年夏、SUMMER SONICの東京で初来日を果たしたデビル様ですが。初めて彼らを見たのは2年前のWARPED TOURで、そんな事も思い出したりして。2年前も凄まじいパフォーマンスでしたが、今年は改めてその存在の大きさを目の当たりにした様な。Venturaでは8:00スタートでトリを務める。このバンドはいつでも、ステージ始まる前の緊張感が半端ない。あと5分でステージ!って時から、一瞬にして真剣な雰囲気に変わる。今年のMikeのステージ衣装は、デニムのジャケットの背中に自身でJOY DIVISIONと貼りつけたオリジナルなモノ。実はJOY DIVISION好きなんですって。MikeといえばBLACK FLAGのTシャツのイメージがあったけど、アメリカ・イギリス共に、古き良きPUNK / HCの時代に彼らのルーツがきっとあるんですね。
この日は特別に、ステージの真裏、ドラムのDanielの真後ろから拝見させていただきました。こんな風にステージを眺められる事は相当貴重でありました。見渡す限り人に埋め尽くされたステージ前の光景は圧巻。彼らの人気を思い知らされます。
彼らは、観客を煽るような事はしないのですが、観客の盛り上がりはいつも半端なく、何をせずとも盛り上がります。ライブの後半、会場内に音もなく、ピカピカと明かりだけを灯して救急車が2回も現れました。笑。ええ、怪我人が出る、という事です。確か、2年前の彼らのステージでも、終わった時に血まみれなファンを何人も見ました。身体を張って楽しむキッズたちが沢山......。
文字通り"圧巻"のステージ。文句なしで終了。
OF MICE & MEN
先日リリースされた新譜が好評なOF MICE & MEN。自分も見るのは楽しみでした。が、仕事で会場内やバックステージを駆け回っていた為、残念ながらフルでは見れず......。
しかし歌唱力ありますね。クリーンのパートもしっかり歌えているし。野外のステージであの表現力は、相当な実力の持ち主だと思います。女の子のファンも多いが、このステージでは最前から3列目あたりまでは割と男子が多かったです。(メイン・ステージの最前列は、結構女子が多かった) いつか日本でも見れるといいなぁ、と。
MISS MAY I
こちらも、念願叶って初めて見る事ができました。しかしMISS MAY I はモッシュピットが半端なかったなー。PomonaでもVenturaでも、Wall of Deathやってるの見たけど、キッズの暴れっぷりが凄い!このバンドは後々にTHE DEVIL WEARS PRADA みたいになるんじゃないかな?みんなの期待値も高いはず。客層もTDWPと近い感覚があった。救急車までは来なかったけどね。笑。
WE CAME AS ROMANS
9月に新譜『Understanding What We've Grown To Be』を控えてのステージ。
ここで初めてメンバーと挨拶を交わしました。今までCDでしか聞いた事なかったから、実際に見る事ができてとても感動しました。このバンドの魅力はDavidとKyleのヴォーカルの掛け合いにあると思う。 「Broken Statues」は人気の1曲。イントロ部分スタートで、観客から声が湧きあがって興奮が伝わってくる。新曲の「Mis//Understanding」も演奏してくれました。新作が楽しみで仕方ないです!
THE WORD ALIVE
こちらもSCREAM OUT FEST以来。演奏は、SOFで見た時と変わらず、クオリティー高かったです。PomonaではちょっとギターのZackに機材トラブルがあったけど、Venturaでは問題もなく。
日本で、みんなのフェイヴァリットである 「2012」は本国でも大人気。「Battle Royale」は定番。先日Facebookにアップされた新曲も披露。「The Wretched」ではSOF同様にTelleのバク宙で盛り上がる!このバンドは何度でもライブを見ていたいです。
Dubstep。ここまでにレポートしてきたバンドとはちょっと違うジャンルではありますが。BIG CHOCOLATE、皆さまノーマークだったでしょうか?ここ最近、アメリカではDubstepの波が来ているようで。BIG CHOCOLATEも、最近ではCOMMISSIONERとしてSUICIDE SILENCEのMitch Luckerと組んで活動していたり、ASKING ALEXANDRIAのRemixを手がけたりと、スクリーモ / メタルコア / デスコア界でちょこちょこ正体を現し始めました。彼、とてもユニークなキャラクターの持ち主でした。ステージ始まる前はとてもナーバスでしたが、ステージが始まると・・・もう、My World全開な感じで。観客も楽しんでるけど、自分もステージで踊りながら一緒に楽しむ。時折、スタッフの方を振り返り、"ねぇ見て!今物凄く楽しいんだけど!"というような素振りをスタッフにまでアピールする。お茶目さんだなぁ、と思いました。彼の名はCameronと言うのですが、ファンの子たちからは"チョッコレィッ!"てBIG CHOCOLATEの名からそのままChocolateと呼ばれており、これも彼のキャラクター故でしょうか。ファンに対しても寛容に接するCameronでした。現在、新曲を作っているところだとか・・・。楽しみに待つとしましょう!
A SKYLIT DRIVE
Pomonaでは8:00~でトリ、Venturaではトリ前で7:05~。2年前のWARPED TOURにも参加していましたが、ちゃんと見るのは今回が初めて。『Identity On Fire』を中心に演奏。
暗くなり始めた空にJagの声が響き渡る!元祖ハイトーン、ここに有り!です。「Too Little Too Late」は人気の1曲。 「Identity On Fire」の時は、ベースのBrianはベースを弾かず、メインでヴォーカル。代わりにキーボードのKyleがベースを演奏していました。このバンドも、盛り上げ方が上手だな、と。Jagは本国でも女子からの人気が高い。笑。ファンは男子半分、女子半分。スクリームよりも歌のパートが多いと女の子ファンも多いのかな?とか。
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