DISC REVIEW
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カリフォルニア州ローダイにて結成されたスクリーモ・バンドA SKYLIT DRIVE。前々作に当たる2008年リリースの『Wires... and the~』はここ日本でもスマッシュ・ヒットを記録している。彼らの最大の武器であるMichael "Jag" Jagminのどこまでも美しいクリスタル・ハイトーン・ヴォイスはそのままに、今作ではCory La Quayによる野太いグロウルと分厚いシンガロング、そして楽器隊のハードコアライクでリズミックなリフが加わったことでASDに新鮮な魅力をプラスすることに成功している。日本でも確固たる人気を誇っているにもかかわらず未だ来日を果たせていない彼らだが、レーベル移籍に伴い風向きが変わる可能性は大いにある。悲願の初来日を期待しようではないか。 ムラオカ