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DISC REVIEW

The Act

THE DEVIL WEARS PRADA

『The Act』

Release Date : 2019-10-11
Label : Solid State

衝撃的なデビュー作『Dear Love: A Beautiful Discord』(2006年)から早10数年、後続のメタルコア~スクリーモ勢に多大な影響を与えた"プラダを着た悪魔"THE DEVIL WEARS PRADAが、名門"Solid State Records"に移籍後初となるアルバムをリリース。通算7枚目となる本作『The Act』は、かつての大仰なシンセ・サウンドや、グロウルとクリーン・パートとの極端なコントラストといった面白みは影を潜め、ポスト・ハードコア的要素が強まった印象だ。哀愁のエモーションが炸裂したTrack.3「Chemical」のように、グロウルが一切ない楽曲もある。Track.6「The Thread」やTrack.8「Isn't It Strange?」あたりに顕著な、いわゆるメタルコアとは違うカオティック且つダークなヘヴィネス、そして荒々しいノイズ・サウンドに関して言えば、Mike Hranica(Vo)のソロ・プロジェクトであるGOD ALONEの活動からのフィードバックもあるのかもしれない。自分たちの核となるサウンドと向き合い誠実な態度で音楽を作り続ける、流行に迎合しない姿勢こそが、オリジネーターたる所以と言えるだろう。 井上 光一